マヅックの話をしよう 
第二回 リーダー@HAMA その1                      
文:主任@HAMA研

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本家「マジックの話をしよう」の再始動までの行き当たりばったり緊急場つなぎパチモン企画「マヅックの話をしよう」
ですが、本家の始動が思っていたよりも先になってしまったのでさらに時間を稼ぐ必要が。
そこでHAMA研もう一人の男「リーダー@HAMA研」を召喚。
こんな面白い男を場つなぎでつかってしまってよいものかどうか悩んだものの、他にいないのでお願いすることに。

主任: コンバンハ。今日はよろしくお願いします。
ところでリーダー今日は元気?
リーダー: アイムファインセンキュー、エンヂュー?(スゴいインチキくさい発音で)
主任: 何で英語なの?(笑)
あー……アイム ファイン。
……あれはオレンジですか?とか質問した方がイイのかな、ここは?
リーダー: ザット イズ ナット アン オーレンジ、ザット イズ ア ドーア。ノック、ノック。(アレはオレンジではありません、アレはドアですってなことを言っていると思われます。何故にそのドアをノック、ノックなのは意味不明)
主任: リーダーの天才芸人ぶりはもうよくわかったから、そろそろ本題に入ろうか。
で、今日は「マヅックの話をしよう」って事なんですがリーダー、今日は何を聞かれたい?
リーダー: 何を聞かれたいって…。
主任: …うん、今まで「今日は何を聞かれたい」って言った馬鹿はいないと思うんだけどね。
なにせぶっつけ本番なんで何を聞こうとか決めてなかった。
なんか面白い話してよ、
勝手
リーダー: 勝手に喋れって無茶言うなよ(笑)
「マジックの話をしよう」だと話をはじめる前にアンケートとってるじゃない。
主任: あ、じゃあそれに準じて話を進めてみようか。
リーダーは何でMTG始めたの?
リーダー: ハ〜〜〜……はじめはなあ…。
主任: なんでそんな重いの(笑)。
なんかツラい思い出でもあるの?
リーダー: いや、別にそんなわけではないよ(笑)
最初につながったは高校の時の同級生。
そのあたりの友達が先に始めてたから「こんなゲームもあるんだなー」って。
で、自分が踏み込んだのは悪名高きゲーセン「TとM」で流行ってから。(※1)
主任: また「TとM」か。「TとM」出身者多いね、この業界。
「TとM」にはよく行ってたの?
リーダー: そういうわけでもない。
最初に行ったのは中学校のとき、「専務」に連れられて。(※2)
主任: 「専務」ってチーム山内の専務?ちょっと歳が離れてたハズだよね?その頃から知り合いだったの?
リーダー: そう。
僕、小学校の頃から子ども会とかの活動してたわけ。言ってみればジュニアリーガーですよ。
主任: ……その頃からすでにリーダーだったんだな!生まれついてのリーダー体質だったとは…。
リーダー: で、専務もその辺の活動をしていてつながりがあったわけ。
中学校の時にその「TM」ぷよぷよ大会があるからって専務に連れて行かれて。
一回戦不戦勝で二回戦で神と遭遇してあっさり死亡。
主任: 「TM」とか言うな。某レボレボと誤解されるから。
不戦勝!?そんなに強かったの?シード権もらえるほどに。
リーダー: いや、ただ単に人数が足りんかったらしい(笑)
ヒマだったから決勝まで見てたんだけど、見てて気持ち悪くなったんよ、目が回って(笑)
世の中、超人がイッパイいるなあと思ってそれで終わり。
コイツラの頭ン中、開けてみたいなあって。
で、参加賞もらって帰った。
主任: 大会に出るって事は小さい頃からゲームとかは結構やりこんでたの?
リーダー: 小学校からアーケードはそれなりにかな。
むしろ友達とか集めてスゴロクとかやってる方が多かったかも。
主任: スゴロク
またマニアックな…。
リーダー: うん、ノートの裏とかに自分でスゴロクとかを作ってそれで皆に遊んでもらってた。ちょっとオカシイ子だったかも。
主任: ああ、自分でゲーム作る方だったんだ。
ゲームマスターだったんだね。
(※3)
おかしくないよソレ、むしろ凄いんじゃない?
リーダー: ゲームマスターとかそんな大したモンじゃないけど。
中学校入ってもその辺はあんまり変わらなくて、サイコロ2個あれば遊べるようなゲーム作って遊んでた。
遊ぶよりは作る方が好きだったかも。
で、その頃すでにファンタジー好きは始まってたから作るゲームもファンタジー色が出てた。
主任: その後、MTGに出会うまで「TとM」に通うようになったの?
リーダー: いや、実はそれっきりぜんぜん行かなくなって。
で、何年か経ってさっき話が出た高校の時の友達が通うようになって、再び連行されたのが大学に入ってから。
ソレまでは全然行ってなかった。
「面白いからお前も来い」って連れて行かれてみたら「あ、ここ来たことあるな」って。
それからハマって通うようになってある日2階に上がってみると「Mさん」がMTGやってたから「ソレ何!?」って喰いついた。
さっきも言ったけどファンタジー好きっていう土壌はあったから、絵柄で飛びつくでしょファンタジー好きは。
「面白そう」って。
主任: その時エキスパンションは何が出てた?
リーダー: 喰いついたのがミラージュとかヴィジョンズかな。
自分で買い始めたのがウェザーライトくらい。
ま、最初に触ったのはミラージュブロックってことで。
その辺でもう僕の周りはみんなMTG始めてたのね。
でも僕は喋れるようになってから…。
主任: え、何?言語障害とかの人だったの?
リーダー: …なんていうの、ほら…僕シャイ・ガイだから…。
主任: リーダー、シャイ・ガイって意味わかって言ってる?(笑)
リーダー: わかってるよ!なんていうのかな…ま、高校の時の同級生以外は顔見知りじゃないから、ある程度は周囲に顔が売れるまで「TとM」にこまめに通って、もう誰に話しかけても大丈夫かな!?って太鼓判押せる状況になってから初めてMさんに「Mさん、俺もソレやってみたい」って持ちかけてみた。
主任: ずいぶん姑息に外堀を埋めてったんだね。
リーダー: うん。
それで最初にデッキ組んでくれたのがヤッパリMさんで。
大まかに組んでくれたデッキを渡されて「あとは好きなカード入れて」って言われて。
その頃の「TとM」の一階にはコモンとか誰かの入らないカードを適当に放り込んであるカレーせんべいの箱があって、そこから自分で適当なカードを入れてデッキにした覚えがある。
そんな経緯でできた最初のデッキが黒単。
主任: ほう、黒単。
リーダー: そう。
で、そのデッキ《凍てつく影/ Frozen Shade》が最強!!
主任: 《凍てつく影》って3マナ0/1の?
リーダー: ソレです。
飛んでそうで飛んでないあの人もう最強(笑)。(※4)
コレ出てきた日にははりきっちゃうじゃない?黒マナ突っ込めば4/5とか5/6とかになっちゃんだよ。
もうゴリゴリ全部土地倒しますよ、アタック前に。
主任: 全部突っ込んじゃうんだ。
リーダー: そりゃね。もう目にモノ見せてくれるぞ〜ってね。
前のめりにゴアァァ〜って。
で突っ込もう思ったらとジュって…。
主任: ジュって何?
《火葬/Incinerate》(笑)。
主任: あ、レスポンスで燃やされてんだ。
リーダー: もう、まったくワケわかんないよ。
主任: やっぱ当時《火葬/Incinerate》強かった?
リーダー: イヤイヤ、インスタント全部強かった。
っていうかまったく理解できなかったのよインスタントが。
僕の《凍てつく影/ Frozen Shade》は5/6になったはずなのに何で3点で燃えるの?わけわかんないよって。
ルールとかも聞いてみたんだけどヤッパリよくわかんなくて、しょうがないから「これはこういうものなんだ」って強引に解釈して。
主任: ほうほう。
リーダー: もう最初の頃は「コレはこういうもの」って流して「だからこういうふうに立ち回らないといけないんだ」って理解していったんだと思う。
ちゃんとルールとして理解したのはだいぶ後だった。
ソレが最初の壁だったかな。

リーダーの真の価値は行と行のあいだの「間」。
文字にするとソレがウマく伝えられないのがハガユイところ。
自分の筆力のなさにガッカリします。
とりあえず導入部はここまで。
以下、初期のほのぼのマジック話に続く…予定。

(※1)…かつて沖縄市にあった「達人と名人」という名のゲームセンターのこと。
現在も活躍中の県内強豪の中にはここ出身の人が少なくない。

(※2)…元チーム山内のメンバーだった方。
専務ってのはその方の会社での役職。
決してチーム山内専務だったわけではありません。
現在でも立派に社会人として働いておられます。

(※3)…ゲームの達人という意味ではなく、TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)でシナリオを進める係という意味でのゲームマスターです。

(※4)…イラストを見ていただければわかると思いますが《凍てつく影/ Frozen Shade》はいかにも空を飛んでそうなイラストで多くの人が誤解していましたが徒歩で攻めてくるクリーチャーです。

続く