#10「ま、一応公園で遊んだり。鬼ごっことか」
〜第二回小中学生限定大会優勝者 タマナハ ジュンシュウ〜

ホームマジックの話をしよう#10「ま、一応公園で遊んだり。鬼ごっことか」


小学生に聞くマジック第二回。
訊きたいことは山ほどあるので、とにかくともかく質問を。
だってこんな機会、そうそう無いじゃんね。
ごめんジュンシュウ君。もうちょいつきあってね(笑)。


つよ: 普段はどんな感じでマジックとかしてるの? 友達とかとやる? こっち(ZERO)に来てやったりする?
ジュ: まあたまに。
つよ: じゃあ学校とかでもやったりするんだ。
ジュ: 学校はカード持ち込みだからムリ。
つよ: ああ。取り上げられる?(笑)先生とかに。じゃあ普段は友達と学校帰りにこっち寄ったりとか、家の近くとかでやったりする感じ?
ジュ: いや。しない。
つよ: あとはお兄ちゃんと遊んだり。お兄ちゃんとは家で結構毎日とか遊ぶ?
ジュ: お兄ちゃんは東京にいるから。カード送ったりする。
つよ: ああ、もういないんだ。お兄ちゃんって結構歳上なの? いくつくらい?
ジュ: 年上。24と21。
つよ: 思ってたより学校帰りに遊ぶとかいう感じじゃなくて、お兄ちゃんがやってるから遊んでーみたいな。
じゃあ感覚的には「お兄ちゃんがやってるからゲーム始めた」感じで。他にどんな遊びとかする? 今だったら小学生とかベイブレードとかするの?
ジュ: ううん。別に。全然しない。
つよ: これ以外にはどんな遊びとかする? 今。
ジュ: …………ま、一応公園で遊んだり。鬼ごっことか。いつものメンバーが揃ってればカードとかするけど。
つよ: ああ。やってない人もいるときは、じゃあ普通に鬼ごっことか。変わらないね。
今学校で何が流行ってる? 休み時間とか遊ぶのあるでしょ。トランプとかしない?
ジュ: 別に。話とか。運動場に出て遊ぶこととか。
つよ: やっぱしじゃあ学校では「カードゲームはしたらダメ」とか先生に言われてる?
ジュ: いや、言われたりっていうか、持ってきたらダメだろうなって。
つよ: えらいね。俺とかだったら隠し持っていって休み時間とかにこっそりやりそうだけど。
ファミコンとかする?
ファミコンとは言わないのか。プレステとかか今(笑)。
ジュ: あんまりしないけど。
つよ: ゲームとかはあんまししない。どう、大人の人とかと遊んだりする? 店に行ったら悪い大人の人とかいるじゃん(笑)。
「遊んでください」とか言う?
ジュ: おっかない(笑)。
つよ: やっぱし同じくらいの歳の人と遊んだ方が良い?
こんな「小中学生限定大会」とかじゃなかったら、ちょっとやっぱし、出るのは尻込みする?
ジュ: はい。
つよ: それはなんで? やっぱし「まだ勝てない」とか思う?
それとも向こう側にいる大人が感じ悪いとか、そんな感じ?
そういうわけじゃないけど、戦って負けるの悔しいからやっぱし、みたいな感じなの?そうでもない。
ジュ: ううん。勝てない。
別に「
負ける試合だったらやるのがちっと無駄かな」とか。
つよ: ワハハハハハハ。やっぱやるからには勝ちたい、と。
ジュ: 一回は大人の大会に出て、で、そのままあっさり負けたからやめた。
つよ: ああもう、「こんなの出るよりは普通に遊んでいる方が楽しいな」って。
でもこのデッキとかだったら、実際大人の大会とか出ても、優勝はできるかどうかわからないけど、いい所とか行きそうじゃない? そうでもない?
ジュ: そうでもない、とは思う。
つよ: それは何が違うのかな? 向こうの人がやってるデッキが、なんかレアとか一杯入ってて汚い感じがする?(笑)
ジュ: いや別に、それは思いはしないけど。ただ「強いなあ」って。
つよ: 「その強い人とやって負かしてやろう」って感じにはいかないんだ。
ジュ: う〜ん。別に、やろうと思ったけどメンドかったから
つよ: メンドかったから(笑)。別に適当に、色々遊べる程度でいいかって。
ジュ: はい。
つよ: じゃまあ、今後こんな小中学生限定の大会があるんだったら出てもいいけど、大人のにはちょっとまだ早いかなあって感じ?
ジュ: はい。
つよ: みんなもそんな感じかな?
ジュ: う〜ん。たぶん、そうだと思うよ。
つよ: じゃあまあ、しばらくは友達と遊ぶ感じで、大きい大会に出て優勝しようとか、そういうわけではないんだ。
ジュ: まあ、たまに大きい大会には出てみたいなーとは思ったことはある。
つよ: ある。でも、今はまだ早い。
ジュ: 早い。まだ弱い
つよ: もっとカードを上手く使えるようになったりとか、強いカードでデッキを組めるようになったらとか、そんな風になったら出てもいいかなって感じ。
ジュ: はい。
つよ: 強い人のデッキのレシピを参考にしたりするわけじゃないんだ?
本とかによく「強い組み合わせ」とかでデッキリストとか載ったりするでしょ。この店にもあんなレポートとかレシピとか載ってるじゃん。あんなのは参考にしたりはしないんだ。
ジュ: 別にたまに見たりはするけど。「こういうものがあるんだなー。強いなー」って。
つよ: それをマネっこしてみたいとは思わずに、やっぱし自分で組んでやったほうが面白い、みたいな。そのへんエライな。

このテープを渡される前に訪れたZEROにて。
今回の大会のリストから「HPL賞」「主任賞」などを選んだのですが、
「りょう賞」はジュンシュウ君のこの緑黒でした。賞品は何も無いですけど(笑)。
あるカードでデッキを組み上げる。それこそが本物の構築力。
ただただ感じ入るばかり。うかうかしてらんないね。

はいお疲れ様でした。
短いインタビューだったので今回は「とりこぼした話」はナシ。
もし良かったらまた話聞かせてねー。
改めて、優勝おめでとうございました。


続く

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