#11「「うわなんか恐そッ」とか思いながら」
〜チームUK構成員うえけい 骨皮っち まつけん ミッチー〜

ホームマジックの話をしよう>#11「「うわなんか恐そッ」とか思いながら」


ついに南部進出、若狭公民館を根城とする若狭組の登場です。
僕もけんつよさんも中部なので、その実態には興味深々。
大会帰りの皆さんを捕まえて例の如くZEROでのインタビュー。
一回目はうえけいさんと骨皮っちさんメインで。それじゃよろしくッ。


つよ=けんつよ
うえ=うえけい
骨皮=骨皮っち

うえ: 回ってるんだ?
つよ: 回ってるよ。別に気にしないで、普通に喋っていいからね。
骨皮: うえけいさんが緊張してるよッ(笑)。
うえ: そうなの俺?(笑)
つよ: 一人ずつ聞こうか。うえけいから。なんでマジックは知ったの?
うえ: えっとね。Sさん、こっち(ZERO)に来るでしょ。Sさん判る?
つよ: 知らない。
うえ: 知らない? ……高校生ん時Sさんっていう人がいて。その人留学してたんですよ。
で、二学期途中、九月に帰ってきて。同じ学校だったんで、話してると「マジック知ってる?」っていきなり訊いてきて(笑)、
「知るか」って言ったら「面白いからやってみよう」って話で。それから。
つよ: いつくらいの話、それ?
うえ: ウェザーライトが出てちょっとぐらい。
つよ: はあ……。ていうか、そのSさんとうえけいは友達だったの?
うえ: 友達友達。
つよ: 友達だったから「ああ、マジックやってみない?」って。
うえ: マジックを通して友達になったって感じ。
つよ: じゃあSさんっていう人は、いきなり、ただ単なる同級生に「マジック知ってる?」って……。
うえ: そうそうそう。
つよ: ああ、力強いな。
うえ: いや、あの人はね、力強い(笑)。
つよ: で、骨皮はじゃあなんで?
骨皮: ああ、それはね、とりあえずハワイから帰ってきたんすよ。
つよ: ……待て(笑)。
骨皮: そこから話は始まるんだけど。
つよ: ハワイ聞こうハワイ(笑)。ちょっと興味あるな。ハワイっていうのは俺的に太字っぽかった。
骨皮: 俺、中三ん時から高校卒業までの四年間、ずっとハワイいて。で、そん時にマジック自体は見たことあるんすよ。
学校のチェスチャンピオンがやってて、なんかカードゲームやってる。なんか訳わかんない。
誘われたけど英語わかんないからいい、みたいな感じで。
まあそのカードゲームの存在自体はインプットされていたと。
で、中坊ん時の友達の家に遊びに行ったら「なんか見たことあるカードがあるなあ。これなんだ?」そしたら「マジック。やってみない?」。
つよ: ……まず十中八九あれだよね、友達がやってるパターンだよね。
その友達は一体どうやって始めるのかとなると、まあmuehlerさんとか香川さんとかの話を見ると判るんだけど(笑)。なるほど。
で、友達と始めて。
骨皮: 最初の内は壺屋小近くの「ティーダウィングス」っていうインターネットカフェがあったんですよ。
で、そこがマジック売ってたんですよ。あと「ベスト電器」が売ってて。
つよ: それいつくらいの話?
骨皮: ウェザーライトが出てすぐくらい。
つよ: じゃあ始めた時期的には一緒なんだ。……で、若狭公民館に?
骨皮: それから半年くらいして、ベスト電器も閉まって、そこのインターネットカフェも閉まってどうしようって思ったら、沖書店(注1)でおばちゃんに「公民館でやってるから、顔出してきてみたら?」って教えてもらって、もう一人一緒にやってた友達と二人で行ってみた。
沖書店のおばちゃんからそういう話聞いたから、じゃ行ってみるか。……ってその次の週に来たのがうえけいと今は引退してるK・Sさん。
つよ: 沖書店ってマジック置いてたわけ?
骨皮: 沖書店は、なんか、HPLさんもそうだけど、皆結構行ってて。
つよ: HPL氏寄贈コモン箱とかあるんだろ(笑)。
骨皮: 俺達は最初の頃それを漁ってた。
で、おばちゃんに「マジック置いたら買う?」って訊かれて「買う買う」って。
で、そのまま流れで始めるようになったら、おばちゃんに「若狭で週一回やってるみたいだから行ってみたら」って言われて。
おそるおそるそーっと覗いて。「うわなんか恐そッ」とか思いながら(笑)。鬼気迫るものを感じたんで。
まあでもとりあえず、マジックはやりたいから。

びっくりしたのはSさんとうえけいさんが友達だったこと。
これだから狭い沖縄マジック業界は侮れん。
そして沖書店というポイントでクロスするこの業界の人、人、人。
「沖書店物語」は南部を知らない僕的にはかなり面白そうなんですが。
誰かコーナー始めません?(笑)


続く

INDEXへもどる


(注1)国際通りの入り口の安里停留所前にある書店です。