りょうのHAMASAI6th速報

ホームレポート>りょうのHAMASAI6th速報



ファイル(F) 編集(E) 表示(V) 移動(G) メッセージ(M) ツール(T) ヘルプ(H)
 受信▼   作成   アドレス帳   返信   転送   削除   印刷
To :所長
From:りょう Date:05/12/25(金) 15:29
件名:速報6−4
今まで幾つものトップテーブルを見てきた。
そのシートは大会のたびに、座っている人も、操るデッキも、場に広がる状況も同じものはなかったけれど、ただ1つだけ共通していることがあった。

「どの卓でも信じられないほどトップデックが吹き荒れる」
それも上の卓に行けば行くほどだ。 

状況を覆す1枚を引き当てれば、相手はそれを打ち消す1枚を引き当てる。
ここしかない状況でそれしかないカードがトップに眠る。
「劇的」と呼ぶにふさわしいトップデックが乱れ飛ぶトップテーブルを、今まで何度も目にしてきた。
------
そしてその卓に今俺が座っている。

……やれるんじゃないのか?
今日はノッてる。ツイてる。トップテーブルに着くにふさわしいツキの太さを見せていると思う。

デッキの相性。
今までの戦績。
そんなのがどうしたっていうんだ。勝つときは勝つし負けるときは負ける。

そして、
今日は俺が勝つときな気がしてしょうがねえ――!!

攻めたてる白クリーチャー達。
イケる。
けれど落ち着いて。
ただ効率的に殴り殺すことだけを考えて。
順調にダメージを蓄積させていく。

もう一息、あるいは二息といったところ。
敗色濃厚なHPLさんが溜息混じりにドローした。

「あ、引いた」

白、白、んで適当な2マナ。
デッキから引かれたそのカードは、手札に入ることなく直でプレイされる。

って、ちょ、アンタそれメインには1枚しか入ってないんじゃねーのかよ……!

ワラワラしていた白クリーチャー達は全員どばー、と墓地へ流し込まれた。

いや、
まあね、
分かっちゃいたけどさ。
考えないようにしてたんだよ。

トップテーブルに座ってるのは相手もだ、なんていうことにはさあ……。

←前のメール    この記事のトップへ    次のメール→