グランプリ横浜参戦記(1日目) |
思いもよらぬ成り行きからGP横浜に出かける機会を得られたので、レポートにまとめてみました。 今回は長いので二分割。 試合に関係ないことは別でまとめます。 |
さてさて、辺境の島国こと日本のこれまたさらに辺境たる沖縄に住む身にとってグランプリだとかプロツアーだとかは遠い海の向こうで行われる夢のようなイベントで、何かの拍子にオーラロードがひらかれたりボソンジャンプしたりワイズマンに誘われたりせんかぎり自分には関係ないものと思いつつ暮らしているわけですよ。 しかし今回はウッカリと飛行機の切符が転がり込んだため、最低でも一日目を突破すべくデッキのを用意を始めました。 とはいえ、時間も調整相手もたりない状態ではメタ上に浮かぶデッキを試すだけで精一杯。 さらにそこから一歩進んだデッキを作成する余裕はなく。 そんな中で選択したデッキはWRコントロール。 ゴブリンとゾンビ召集、赤青土地破壊も候補に入れてはいたもののゴブリンは自分のスタイルに合わない上にメタられている、ゾンビ召集は安定性でもう一歩、土地破壊はゴブリン相手にただの物体と化すってのが回したみた感想だったため。 ゾンビ召集以外にはメインからある程度戦える安定感はByeなんぞ一つたりとも持ってない自分にはかなり魅力的。 そう考える人は多いだろうから当然WRコンの同キャラ対戦が数多く発生するはず。 で、メインから対WRコン用のサイドボードを挿したWRコンを作成。 内容はこんな感じで。
いわゆるモリカツ型のWRコンをWRドラゴンコントロールと足して割ったようなデッキ。 ベースはほとんど一緒で、《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath(LGN)》×2と《滅殺の命令/Decree of Annihilation(SCG)》×1を《窯口のドラゴン/Kilnmouth Dragon(LGN)》×3に変更。 《怒りの天使アクローマ》は相手に先に出されて手札に腐る、展開してタコ殴りしたい時でも2体並べられない、《翼の破片/Wing Shards(SCG)》で落ちちゃうなどが気に入らなかったので。 僕、引きがエラク偏ってるのでよく上記の事態が発生するんですわ。 そこでメインから《窯口のドラゴン)》を採用してみました。 《滅殺の命令/Decree of Annihilation(SCG)》が1枚になってるのは、ある程度はゴブリンとも遭遇することを覚悟しなければならない以上、撃つヒマがあるかどうかアヤシイ重いスペルにスロットを2枚も割くのがきびしかったのと《窯口のドラゴン》を安定して増幅するために1枚でも多くのドラゴンをデッキに入れるためです。 全部切っちゃおうとも思ったんですが、やはりミラーマッチでは強かったので1枚残してみました。 サイドはゴブリン相手に元の形に戻すための《怒りの天使アクローマ》(《脅しつけ/Threaten(ONS)》されない)、ゴブリンの序盤をコケさせるための《ショック/Shock(ONS)》、エンチャント除去の《拭い去り/Wipe Clean(SCG)》、同キャラ用の追加の《滅殺の命令》(遅いデッキならなんでも効く)、クリーチャーがリムーブできるのでゾンビおよび同キャラの《永遠のドラゴン/Eternal Dragon(SCG)》に対して便利な《炭化/Carbonize(SCG)》、一応何でも撤去できて自分のパーマネントをライブラリに非難させることも可能な《奉納/Oblation(ONS)》となってます。 で、向かえた1日目。 一応、試合中のメモをとってはいたものの今回はコントロール同士での長い試合が多かったため時間がなく、あまり詳細な内容を記録できてません。 走り書きとうろ覚えから再構成してるので多少不正確かも知れませんがご了承ください。 対戦結果とかは正確でス。 R1 WRコントロール ○‐○‐− 早速ミラーマッチ。 @初手はあまりにも土地に寄りすぎてて先がなかったので1マリガンからスタート。 当然ながら互いに同じようなパーマネントを並べては《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance(ONS)》でリセットを繰り返すかなり不毛な展開。 しかしこちらの場に《霊体の地滑り/Astral Slide(ONS)》が登場してからは話が一変。 場に出ている《永遠のドラゴン》を墓地にいる《永遠のドラゴン》が手札と墓地を行ったり来たりしつつガッチリ守る。。 相手が出してくるブロッカーも《霊体の地滑り》で撤去できて超便利。 一方的にヤリタイことをヤって勝ち。 Aサイド後、相手に先に《窯口のドラゴン》を出される。 上に乗っかったカウンターの数は3個。 それから2〜3ターン後にこちらも《窯口のドラゴン》8/8で場に出し、にらみ合いに持っていこうと画策。 しかし相手はこちらの《窯口のドラゴン》が召喚酔いの内に除去しようと《窯口のドラゴン》で3点、追加で《星の嵐/Starstorm(ONS)》をプレイ。 コレはやられちゃったかなーと。 しかし相手は上に乗ってるカウンターを勘定し忘れ《星の嵐》をX=2で宣言。 このミスでこちらの《窯口のドラゴン》を落としそこねる。 で、こちらは《窯口のドラゴン》の酔いが解けたところで《稲妻の裂け目/Lightning Rift(ONS)》を貼ってサイクリング2連発で相手のドラゴンを除去。 そのままライフ差は開きつづけ勝利。 R2 赤単ゴブリン ×‐○‐○ 相手のプレイミスにも助けられて幸先のいいスタートだなーとホクホクしていると2戦目の相手はゴブリン。 メインでは分が悪いのでちょいとウンザリ。 @相手に先攻を取られ、こちらの初手はあまりにもしょぼくて1マリガンスタート。 そして相手は夢のような回りを見せ、こちらは何も出来ないうちに撲殺される。 この間、所要時間約3分。 A相手がサイドから《波停機/Stabilizer(SCG)》を入れてくるのがイヤなので《稲妻の裂け目》と《霊体の地滑り》を全部外す。 で、火力を全部引き上げて《窯口のドラゴン》を《怒りの天使アクローマ》に差し替え 《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》用に《拭い去り》も2枚ほど追加。。 相手は初手が悪いらしく1マリガンスタート。 軽量火力で時間を稼ぎつつ時間を稼ぎ、相手の手札が尽きかけたところで《アクローマの復讐》でリセット。 その後《怒りの天使アクローマ》を出し、撲殺に成功。 B微妙に寒い手札ではあるものの、軽量火力が多めだったのでスタート。 《ショック》、《炭化》で時間を稼ぎ《星の嵐》でリセット。 そこから《銀騎士/Silver Knight(SCG)》と《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》を展開。 しかし、相手の手札2枚の内1枚は予想通り《脅しつけ/Threaten(ONS)》。 《賛美されし天使》をギられ一発いいパンチをもらう。 さらにもう1枚が《硫黄の渦》だったのが大誤算。 微妙に計算がズレるも《硫黄の渦》は《拭い去り》で除去。 そこから2枚目の《硫黄の渦》を貼られるも、その前に《賛美されし天使》が稼いでくれた4ライフでどうにか食いつないで追加のアタッカー《永遠のドラゴン》まで展開。 相手が《暴動/Insurrection(ONS)》でもトップデックしない限り負けないものの、ドキドキしながら最終ターン。 相手のドローは《刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing(ONS)》。 勝ち。 R3 RU土地破壊 ○‐×‐× 今度は逆にメタらる立場になりウンザリ。 ラウンドが進むごとに厳しくなるなあ。 @互いに土地しか引かない展開。 というかハミ出るほどに引きすぎてご馳走様って感じで。 相手の持ってた乏しいランデスでは焼け石に水。 そうこうしてるうちに相手は《刃の翼ロリックス》を呼んで殴り始めるも、次のターンこちらに《窯口のドラゴン》が11/11で登場しピタリと止まる。 で、火を噴いたり殴ったりヤリたいほうだいヤッて勝利。 Aサイドボードから《併合》避けに《拭い去り》を引き上げてみるものの、キッチリと白マナ元を破壊され何にも出来ぬまま《刃の翼ロリックス》によって撲殺される。 B今度は取られた土地を取り返したりとダラダラしてるうちに《全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent(ONS)》が登場してかなりマズイ展開に。 無駄に《窯口のドラゴン》を引いてたのでそれを2体並べて無理矢理《全能なる者アルカニス》を除去。 このまま押し切れるかと思ったところに《星の嵐》を引かれギリギリのところで《窯口のドラゴン》がすべて撃墜される。 その後、後続を引けないうちに相手に《ドラゴン変化/Form of the Dragon(SCG)》を貼られ《滅殺の命令》を素で撃たれる。 そこから《平地/Plains》、《山/Mountain》と順当に引けたのでリセット後3回目のドローが《拭い去り》なら生き残れる状況。(相手はこの間1枚も土地を引かず) しかし最後のドローは《アクローマの復讐》。 うん、君エンチャントは割れるんだけど大味過ぎね。 次のターン5点噴かれて死亡。 R4 WRコントロール ○‐○‐− ここに来て再びメタってきたWRコンと遭遇。 @いつも通り、互いに同じようなパーマネントを並べあってはリセットする展開が続く。 しかしこのときは1枚投入の《滅殺の命令》が引けていたため土地を多少温存しながら相手の手札の消耗を誘う。 そして相手の手札が尽きたところで《滅殺の命令》をサイクリングしながら白白を余して《銀騎士》まで。 その後、相手は3枚目の土地を引くことが出来ず《銀騎士》1体で撲殺することに成功。 A今度は土地が全く初手に来ない。 ダブルマリガンの寂しいスタート。 しかし、ドローは順調で《銀騎士》から後は《邪神の寺院/Temple of the False God(SCG)》2連続でかなり早いターンに《永遠のドラゴン》が循環して土地をもたらし、圧縮されたデッキからは大量に《窯口のドラゴン》を引き当てる夢のような流れに乗っかることに成功。 土地がつまり気味な相手に圧倒的なアドバンテージ差をそのまま叩き込んで勝ち。 R5 ゴブリン召集 ×‐×‐− 再びゴブリンに遭遇。 しかも一番イヤな黒をタッチした方。 @こちらの手札は土地は豊富なものの、サイクリングランドばかりで展開が遅い。 それに対して対戦相手は1ターン目の《スカークの探鉱者/Skirk Prospector(ONS)》から2ターン目の《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief(SCG)》、次に《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver(ONS)》×2、《つつき這い虫/Clickslither(LGN)》、《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander(SCG)》と教科書に載ってそうな回りを見せる。 秒で死亡。 Aサイクリング用のパーツを全部外してノンスライド《怒りの天使アクローマ》型にシフト。 それに対してキッチリと2ターン目に《波停機》を貼ってくる相手。 抜いといて良かったと思う間もなく再び展開し始めるゴブリン軍団。 軽量火力の御加護もあって《銀騎士》と《怒りの天使アクローマ》が並ぶまで生き残ることに成功するも、大量除去が尽きたところで《総帥の召集/Patriarch's Bidding(ONS)》でゴブリンを大量に呼び戻されそのターンで死亡。 R6 WRコントロール ×‐○‐○ またもやWRコン。 多少楽な展開が予想される。 @メタった相手だし、メインじゃ楽勝でしょ。 手札もよいし、ってことでスタートすると見事に土地を引き続けてガッカリ。 何もすることもないので、「相手が何か出してくると壊す」を延々繰り返しているとこちらのターンエンドに大量のマナから《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》サイクリングされ兵士が大量出現。 次ターンそのまま殴られて死亡。 A今度は相手が事故。 《平地》×2、《邪神の寺院》×2で土地が止まる。 その間にアクローマから何からドバッと呼んでヤリタイ放題ヤッて勝ち。 B今度は双方デッキが回り、延々とリセットからプレッシャーをかける展開に。 時間切れまで勝負して延長ターンに入る前のターンに勝ったことしか覚えてません。 時間なかったんでメモも残ってないし。 R7 赤単コントロール ○‐×‐○ 2日目に残る可能性が出てきたところで席についてみると相手は構築で世にも名高い有名人。 1日目脱落を覚悟してみたり。 @互いに《稲妻の裂け目》を貼って妙な我慢比べに突入。 ただひたすらに本体に火力を叩き込み合うだけ。 しかし、こちらの方が1枚多く《稲妻の裂け目》を引けてた分で勝ちにつながったようで。 Aこちらがタップインランドばかりなのに対して相手は順調に《包囲攻撃の司令官》を展開してくる。 その時にはすでにライフが危険水域に突入してたので《アクローマの復讐》でリセットをかけても間に合わず。 B序盤からこちらが一歩遅れてしか展開できずに大ピンチ。 リセットを連発して《稲妻の裂け目》は撤去しても、《焼けつく肉体/Searing Flesh(ONS)》を叩き込まれライフが一気にレッドゾーンに。 しかし相手の場にはパーマネントがなかったので、こちらも《稲妻の裂け目》しか残らないけれど《滅殺の命令》をサイクリング。 こちらの手札には平地と《永遠のドラゴン》しかないものの、土地能力者として名高い僕が土地を引かないはずはないと信じてみたわけで。 案の定、《山》を引き当て順当に展開。 相手に土地が3枚も並んだのは誤算。 いつ火力が飛んでくるかヒヤヒヤ物だったんですが、1枚も飛んでこず、何とか相手のライフを削りきるのに成功。 R8 ID この後に予定が入ってて時間が押してたのでID。 ココで下手に勝負して負けると2日目に残るのは絶望的だったんで悪い選択ではなかったかと。 で、2日目に続く。 |