グランプリ横浜参戦記(2日目) |
1日目抜けられる自信がなかったため、アマチュア選手権にも出場できるように用意していったスタンダードのデッキを使わずに済んでちょっとホクホク。 桜木町駅からランドマークタワーを抜け徒歩で会場へ。 しかし、沖縄とは異質なむせ返るような暑さにやられ会場に着く頃には汗ダクの生ける屍いっちょあがり。 席に着くようにってアナウンスも遠い世界から聞こえてくるような気がする。 |
かなり無理っぽいものの、1日目を乗り切ったからには2日目も勝ち残ることを目標と勝手に決め込み迎えた今日の1戦目。 R9 ゾンビ召集 ○‐×‐× 一番当たっちゃいけない相手だよね。 @先攻を取ってマリガンは無し。 《隔離されたステップ》をセットしてスタート。 で、相手が《沼》を出してきたのを見て愕然。 ついに恐れていたゾンビ召集と遭遇してしまった模様。 最速で呼んだ《銀騎士》でチマチマと殴り始めてはみたものの、《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator(ONS)》と《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch(LGN)》の組み合わせに阻まれ全然ダメージが抜けないまま相手の墓地が肥えていく。 一応《霊体の地滑り》を貼ってから《永遠のドラゴン》をサイクリングして一時的にブロッカーを撤去、少々ダメージを通してみたり。 で、しばらくしてこちらのターンエンドに飛んでくる《ルーンの解読/Read the Runes(ONS)》で《有毒グール/Noxious Ghoul(LGN)》と《朽ちゆく猛禽/Putrid Raptor(SCG)》が墓地に送り込まれ、続くターンで《総帥の召集/Patriarch's Bidding(ONS)》。 こちらはそれにレスポンスで《永遠のドラゴン》をサイクリングして墓地に送り込み、種族はドラゴンを指定。 《永遠のドラゴン》が一気に場に3体出てきて《有毒グール》は-4/-4しかできず。 そこで相手は自分の《腐れ肺の再生術師》に《燻し/Smother(ONS)》を撃ち、ゾンビトークンでさらに-1/-1しようとしたので、残しておいた最後の《永遠のドラゴン》をサイクリングし、《有毒グール》を《霊体の地滑り》でリムーブ。 結局ドラゴンがすべて生き残り、次のターン全部殴って勝ち。 Aサイドで《波停機》の匂いがしたのでサイクリングシステムを全部外し、《炭化》と《怒りの天使アクローマ》を追加。 予想通り2ターン目に《波停機》を貼られ、抱えたサイクリング土地が少々胃にもたれるもののそんなに深刻な被害にはならず。 問題は最速で飛んできた《頭脳いじり/Head Games(ONS)》。 5枚の手札が全部《平地》に化け、ションボリ。 その後の引きは順調で《星の嵐》、《アクローマの復讐》と来て一度目の《総帥の召集》は問題なく処理。 《怒りの天使アクローマ》を呼んで殴り始めるまでに持ち直したものの《墓への呼び声/Call to the Grave(SCG)》を貼られて《怒りの天使アクローマ》を撃墜され、2枚目の《頭脳いじり》。 コレで完全制圧されそのまま負け。 B《ショック》もサイドから引き上げて殴る燃やすのビートダウンを狙ってみる。 最速で《銀騎士》を2体展開して殴り始めるまではよかったんですが、《腐れ肺の再生術師》が2体並んで全くダメージが通らなくなってしまう。 そんなこんなでもたついたところで《頭脳いじり》。 そこから《ルーンの解読》→《総帥の召集》とキレイに流れ死亡。 R10 WRコントロール ×‐×‐− のっけから1敗ついてイヤな滑り出しの後だけになんとしても勝ちたいところ。 @「どこから来たのですか?」と問われ素直に「沖縄からです」と答えたとたん周囲の人々に何者かバレる始末。 「見てますよ」とか「読んでますよ」とか言われてなんとなくヤリニクイなあ。 デッキは完全に同キャラの模様。 初手こそマアマアだったものの土地が伸びないため完全に出遅れ。 その間に相手は《永遠のドラゴン》が回りだして《怒りの天使アクローマ》が降臨。 こちらは結局土地が5枚で止まったままで何も手が出せないまま死亡。 Aサイド後はこちらがエンチャントをモリモリとベタ貼り。 しかし、相手は《賛美されし天使》を出してきて土地をモリモリと展開。 一応《霊体の地滑り》でごまかしつづけて生き延びるものの、やはり土地が詰まり気味。 その間に《滅殺の命令》をサイクリングされ天使ゲドンにハメられる。 そこから順調に土地が伸び、結構長い間生き延びることは出来たものの所詮は生きてるだけ。 ジリジリと押されていって死亡。 R11 WRコントロール ×‐○‐− 連続2敗でもう3日目に残る可能性はないけれど、せっかく遠くまで来てるんだし今日はこの後なんの予定もなかったのでリムーブは無し。 @さっきの勝負からの土地事故の流れを引きずっているらしくヤッパリ土地が止まる。 その上、相手はよい回り。 序盤から《稲妻の裂け目》を2枚貼られた上に《銀騎士》を展開される。 で、6枚目の土地を手に入れるために《永遠のドラゴン》をサイクリングするハメに。 《平地》1枚引っ張るために4点喰らうって何? 結局《アクローマの復讐》でリセットしてみたけれど間に合わず。 普通に出てきた《永遠のドラゴン》によって撲殺される。 A今度はこちらが非常によい回りを見せるのに対して相手が詰まり気味。 最速の《稲妻の裂け目》から続々と引き当てる《永遠のドラゴン》。 引きも引いたり4枚全部引きました。 それだけでもかなりのダメージを稼ぎ、リセットされた後も相手の《永遠のドラゴン》は1体しかいないのにこちらは常に場に2体でどんどん後続が上がって来る状態。 毎ターン1体相打ちにとりながら5点ネジ通していって勝ち。 Bコレまでで一番ダルイ展開に。 互いに延々と《永遠のドラゴン》を並べてはリセットを繰り返す展開に。 《拭い去り》もフルに引き上げてきているために《稲妻の裂け目》など脇から攻める手段も秒で割られて完全な膠着状態に。 結局、そのまま時間切れして延長5ターンに突入。 あちらには《銀騎士》×2、《永遠のドラゴン》+《ドラゴンの鱗/Dragon Scales(SCG)》、こちらには《永遠のドラゴン》という状態で《滅殺の命令》をサイクリングされるも5ターンでは時間が足りず、ライフが0になることもなくドロー。 ホントに死にかけって感じ。 R12 WRコントロール ○‐○‐− メタってきたハズのWRコン相手に2連続で当たって1勝も出来てないのでかなりヘコミ気味で迎えたこの勝負。 またまた同キャラ対戦なのはわかってただけになんとしても勝たねばならんと決意する。 @互いにヌルい立ち上がり。 相手に先に《滅殺の命令》をサイクリングされるものの、いつもの土地能力に助けられ、相手よりもはるかに早く立ち直る。 相手はその後土地を思うように引けないらしく、結果として自分のゲドンに足を引っ張られる形に。 こちらはさっさと《賛美されし天使》を表で出して駄目押しの《滅殺の命令》サイクリング。 コレで相手は完全に土地が止まり勝利。 Aサイドから追加の《滅殺の命令》を引き上げて、《拭い去り》、《炭化》、《奉納》も追加。 《星の嵐》は全抜きして《正義の命令》は撃たれない方向で。 相手に3ターン目に変異を出され、4ターン目に《賛美されし天使》に化けられる。 しかしこちらも《邪神の寺院》を絡めて5ターン目に《賛美されし天使》、次のターンに《永遠のドラゴン》をサイクリングして6枚目の土地を確保し7ターン目で《滅殺の命令》をサイクリング。 《賛美されし天使》がにらみ合う状況で無駄にアタックを繰り返しブロックを誘ってから相手の《賛美されし天使》に《炭化》。 コレで勝負が決まった感じ。 相手はゲドン後に《平地》×2、《邪神の寺院》×2で土地が止まり《翼の破片》を抱え死に。 R13 白単コントロール ×‐×‐− 何とか持ち直してきた感じ。 せめて百位以内には入りたいなあ。 @相手のデッキは白単の模様。 《稲妻の裂け目》がある分、多少有利かと思ってたんですが…《星の嵐》を引けぬままに相手に《正義の命令》をサイクリングされ兵士が6体。 続くターンに《怒りの天使アクローマ》も出てきて瞬殺される。 白単の癖に赤単速攻みたいな動きをされてウンザリ。 A今度は先ほどとは比べ物にならないほどのよい初手に恵まれる。 ここからひっくり返して勝負をモノにせねばと気合を入れるも、引けども引けども《平地》ばかり。 赤が《大闘技場》からしか出ないまま全く盛り上がりに欠ける展開で事態が推移。 せっかく呼んだ《永遠のドラゴン》も《平和な心》で沈黙。 その間に《賛美されし天使》にすき放題殴られ、3枚入ってるはずの《拭い去り》は1枚も見えないのに2枚しかない《滅殺の命令》は2枚引く始末。 結局そのまま何も出来ずに死んでたり。 《奉納》でもよかったんだけどなあ。 R14 白単コントロール ○‐○‐− かなりヘコミ気味。 2日目を勝ち越すことすら怪しい。 @相手が白単らしいことが発覚した時点でイヤな予感。 さっきと同じような展開をなぞるんじゃあなかろうかと。 予想通り引けども引けども《平地》ばかり。 しかし今度は相手が事故り気味で《平地》×2、《邪神の寺院》×2で止まる。 この間に逃げ切ろうと思ったものの、《賛美されし天使》が1枚しかダメージをたたき出すカードがなく、もたついてる間に相手が土地事故から脱出。 大量のマナをバックに《正義の命令》をサイクリングされるも今度はこちらに《星の嵐》が大量に。 結局3回サイクリングされたのをすべてその場で流し、最後は《稲妻の裂け目》を貼ってからの地味な削りで勝利。 互いに引きが振るわなかったためにこの間に30分が経過。 時間がない。 Aサイドから《滅殺の命令》と《拭い去り》、《炭化》を引き上げてサイクリングパーツを全抜き。 相手がかなりの数のエンチャント除去を引き上げてる気配があったのでそれを全部無駄カードにしてみようという企画。 。 序盤のクリーチャーはお互いに《アクローマの復讐》を撃ち合うおかげで何も残らない。 またもや長期化したところでこちらがついに待望の《永遠のドラゴン》を引き当て戦線に加える。 しかし相手も《曙光の精霊/Dawn Elemental(SCG)》を展開しダメージが通らない。 そのままにらみ合ってさらに長期化の予感。 で、時間切れ目前についに相手が動き、《正義の命令》を素で撃ち天使トークンを3体生産。 この時点でかなり死兆星が見える。 次のターンに《怒りの天使アクローマ》を呼んでトークン×3と《怒りの天使アクローマ》でアタック。 そこで《奉納》を《曙光の精霊》に撃ち、《炭化》をプレイヤーに撃ち込んでの《翼の破片》。 アクローマも含めてストームは3。 これですべてのクリーチャーを撤去して返すターンに《滅殺の命令》をサイクリング。 ここまで微妙に押される展開が続いたせいで撃つタイミングがなかったんだよね。 その後時間切れするも、相手が投了してくれました。 勝ち。 R15 ゾンビ召集 ○‐○‐− ここで2日目の成績は何とか2-2-1。 勝ち越しが見えてきましたよ。 @ちょっと光が見えたと思うとすぐに襲いくる絶望ってヤツ? ココに来て再びゾンビ召集ですよ。 かなりゲンナリ。 ゾンビ相手に時間をかけてると即、死につながるので思い切りよく3ターン目に裏向きで《賛美されし天使》。 運良く《燻し》は飛んでこなかったので4ターン目には表にしてボコり始める。 ここで《霊体の地滑り》が引ければ完璧だったんですが、引けたのは残念ながら《稲妻の裂け目》のみ。 そこへ《ルーンの解読》から《総帥の召集》。 墓地から出てきたゾンビは《有毒グール》を含む4体。 ライフが増えてて、コレだけのゾンビで殴りきるのは不可能なこの状況であえて撃ってくるということは《ルーンの解読》では引けなかったゾンビを通常ドローで引いて-5/-5できるとしか考えられないし。 ちょっと悩んだ挙句1枚しかない《忘れられた洞窟》をサイクリングして《稲妻の裂け目》で《有毒グール》に2点。 ここでサイクリングカードを引けないと負けだよなーってとこでサイクリングドローは《忘れられた洞窟》。 コレがトップデックってヤツ? 無事に《有毒グール》を除去し《賛美されし天使》を守りきってそのまま撲殺。 Aまたもやチラつく《波停機》の影。 サイクリングパーツを外し、《ショック》、《炭化》、《滅殺の命令》、《怒りの天使アクローマ》を投入。 初手は赤マナがないものの、《滅殺の命令》と《炭化》が入ってたりしたのでキープを宣言。 その後無事に5ターン目に赤マナを掘り当て、続々と引き当てる《炭化》。 出てくるゾンビを片っ端から焼き払い、しかも墓地に送らない。 さすがに燃やせなかった《朽ちゆく猛禽》だけが場に残った状態で《賛美されし天使》を呼び、《滅殺の命令》をサイクリング。 そのまま勝ち。 R16 WRコントロール ○‐○‐− どうにか勝ち越しを決めて迎えた最終戦。 稼げる限りの勝ち星は稼いでおきたいですよ。 @最後にきてまたもや同キャラ。 WRメタは間違ってなかったようですよ。 そしてここに来て僕のデッキが謎の鬼回りを見せる。 こんな回りが出来るんなら最初からやってて欲しかったですよ。 序盤は相手がパラパラと《銀騎士》撒いてくるも、こちらも《銀騎士)》で1体相殺。 《稲妻の裂け目/Lightning Rift(ONS)》の裂け目も貼られたので6ターン目に《アクローマの復讐》でリセット。 7ターン目には《窯口のドラゴン》を8/8で呼び、8ターン目には《滅殺の命令》をサイクリング。 そのまま《窯口のドラゴン》が殴り終了。 同キャラにも関わらず、所要時間5分弱。 Aサイドから《拭い去り》と《奉納》と《滅殺の命令》を追加。 《星の嵐》なんかいらないよとばかりに全部抜いてみたり。 そしてかなりミラーなスタート。 お互い全く同じ土地を並べ《稲妻の裂け目》を貼り、動きが止まる。 しかし相手が2枚目の《稲妻の裂け目》を引いたのに対してこちらが引いたのは《霊体の地滑り》。 コレがかなり勝負を左右する。 《賛美されし天使》を呼んで《霊体の地滑り》でガッチリと守る。 相手は微妙にマナが足りずに《稲妻の裂け目》のみで《賛美されし天使》を除去できずにいるところへ《滅殺の命令》をサイクリング。 そのままガッチリと固まる。 こちらはゲドン後土地しか引かずさっさと立ち直ったのに対し、相手は土地は引いてくるもののタップインばかりで結局間に合わず。 そのまま押し切って勝ち。 というわけでトータルで9勝5敗2分け。 初出場としては上出来かなと。 なんにせよ2日目に残れたので充分。 イメージからすると1日目突破すら不可能かと思ってましたから。 以前、グランプリ京都に沖縄から遠征組が乗り込んだときは2人しか2日目に残れなかったのを思い起こすと僕ごときが1日目の突破をってのすらかなりだいそれたことかと。 もちろん、フォーマットがブロック構築だったってのはとても大きいんですが。 なにせメタるべき相手が少ないですから。 今回グランプリに出てみて思ったのは 「次も出たい」 ってことですね。 なにせ最近多少ダレてきてたので…。 とりあえず、色々言いたいことはあるものの、ぞのへんは直接グランプリとは関係ないので別のところで。 全体として非常に楽しめました。 是非また。 |