＃１２「カードは持ってたよ。ただマジックをしている知り合いがいなかった」
～チームＵＫ構成員うえけい　骨皮っちまつけん　ミッチー～

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若狭組徹底解剖。第二回はまつけんさん＆ミッチーさんの高校同期コンビ。
引き続きマジックとの出会いについてお聞きします。
にしても骨皮っち、きみ良く喋るねー。

つよ＝けんつよ
うえ＝うえけい
骨皮＝骨皮っち
ミッ＝ミッチー
まつ：まつけん

つよ：	じゃあこの二人は？
ミッ：	俺は友達にＩっていうやつがいて、そいつから教えてもらって一緒に行ったわけ。俺、始めは公民館のこと全然知らなかった。あっちの公民館でやってるよって聞いて、一生懸命、場所も判らずに公民館探して（笑）、七時半くらいに着いて。でも最初は入るのは中々気合が要るね。
骨皮：	気合い要るね、あそこは。あの中は気合が要るね。
つよ：	要るだろうな。見たことないけどさ。知らない人の輪の中に飛び込んで、とんでもないことになったらどうしようとか思うじゃん、やっぱり。
うえ：	一人では行けない。
骨皮：	俺は友達と二人で。
うえ：	俺も友達と二人。
骨皮：	うえけいも友達と二人。まつけんさんは、ミッチーで知り合うわけじゃないですか。で、俺、ミッチーが夜コンビニでバイトしてるから、その前で、まあ、一部の友達とかと遊んでて。そこでもマジック段々浸透してって。
うえ：	コンビニの前でもやってたんだ！（笑）
骨皮：	最初の頃は、またもう一個マジックやる場所が増えるんですけど。 ……「夢咲創庫」（注１）二階の休憩室っていう。もう本当に、それこそあれですよ。夕方五時くらいから皆じょじょに集まり始めて、一時閉店までマジックやってて。
つよ：	ゲームもやらずに（笑）。
骨皮：	ゲームもやらずにマジックやって。それから閉店後にミッチーの店の前まで行って、皆でダベりながら、で、やってたら、なんか、あん時大家だった？コンビニの入ってる建物の大家に怒られて（笑）。追い出されて「ここは使えないな」みたいな話になったわけ。
つよ：	そりゃあ怒られるよ。
骨皮：	そしたら誰だった？誰かが「教会あるよー」って言ってきて。じゃあ皆で教会いこうって。教会で遊んでて。
つよ：	キョウカイ？
骨皮：	当時マジックをするために教会を借りてたんですね。週に一回ミサに参加するというお約束で。
つよ：	はあはあはあ。その教会ね。ミサに参加すると、その後ちょっと使って良いよみたいな。
骨皮：	その後っていうか、まあ、深夜十二時から朝の五時まで自由に教会で遊んで良いですよっていう。週に一回、夜中十二時から二時間くらい牧師様のお話を聞きながら。
ミッ：	眠りながら。
骨皮：	こううたた寝しながら。でもお菓子とかご飯とか一杯出してくれるんで、わーいっていいながら。 ……で、そこにまつけんさんがやってきて。なんか封印されていたようなカードがダンボール一杯。
つよ：	なんで！？君はじゃあなんでカード持ってたの？
ミッ：	俺より前にはじめてたんだろ？
まつ：	カードは持ってたよ。ただマジックをしている知り合いがいなかった。
つよ：	それは、カードは、「自分で買おう」と？
まつ：	そうですね。自分がマジック始めたきっかけは、始めＲＰＧマガジンのガンダムの読参（読者参加）ゲーム見てたんですよ。それで「マジックの記事あるじゃん」て。
つよ：	ああ。段々増えてくなあ（笑）。
まつ：	でも金かかるって書いてあるから恐いなーって思ったんですよ。で、しばらくたって「デュエルファイター刃」が始まったんですよ。あれを見て「やりてえぇ―――ッ」って（笑）。
つよ：	それは新しい話だな（笑）。「デュエルファイター刃」見ててやりたくなったっていうのは。それ、いつくらいの話？（エキスパンションは）何が出てた？
まつ：	五年くらい前かな。ストロングホールドが出たばっかりで。でもカード売ってる所が判らなかったんですよ。で、それから就職して、四月に九州に研修行ったんですよ。ここらへんなら売ってるかなーって思って探したら駅で売ってたんですよ。博多駅で。で、スターター五、六箱買って。そうやって買ってたけど、でも、一人だったから。で、レガシーぐらいから「プレミアとかついたからもう止めようかなー」とか、ちょっと考えてたんすよ。そしたらこいつらと会って。やれる場を見つけたと。
つよ：	なるほど。やれる場所があるならやってもいい。 ……じゃ一緒に始めたんじゃないの？
ミッ：	高校の時は知り合いではあった。
つよ：	知り合いではあったんだけど、始めた時期も別々で始めたきっかけも別々と。
まつ：	はい。
ミッ：	で、ＦｕｔｕｒｅＢｅｅ（注２）で、まつけんがいるから「あれー？」って。「なんでお前こっちにいるんだよ？」みたいな。
つよ：	「しまったー」（笑）。
ミッ：	俺も訊き返されるわけ（笑）。
うえ：	ＦＢで会ったんだ。
ミッ：	うん。ＦＢで会って「マジックのカード持ってる」つったから「じゃ一回見せて」つって、教会に持ってきて。
骨皮：	もう、あの時は祭りだったね。あんときゃ宴だったね（笑）。「めぼしいのないか」「めぼしいのないか」ダ――ッ探して。
つよ：	シャークの群れが（笑）。「やった大漁だーッ」って。アホかッ（笑）。 ……なるほど。それで始まって、で、Ｋ・Ｓとかもいて。じゃあ俺の認識とは全然違うな。俺の認識では君達は高校の同級生で高校からやってて、みたいな感じで思ってたけど全然違うじゃん。逆にすごいね。

さあ、現在の若狭組がだいぶ組みあがって参りましたッ。
バラバラで、かつ、さして縁もない人たちが一箇所に集まり始める。
その真中にマジックがあるというのは、なんだか嬉しいことじゃないですか。

続く

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（注１）国際通りにあるゲーセンです。学校帰りに行っていた時はバーチャレーシング２０周設定がアツかったものですよ。……え、そんな大昔のことは誰も知らない？放っといてください（泣）。
（注２）浦添市大平にあったカード／ゲームショップ。今はもう閉店しています。