HAMA研的初心者向けブードラ講座(2)

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HAMA研的初心者向けブードラ講座(1)の続きですよ。

さてさてこれからは実際にドラフトをやっていく流れを見ていきたいと思います。

(3) ドラフトの流れ
必要なものは全部用意できたと仮定して話を進めます。

(1) 全員でテーブルを囲んで座る
ココではDCI認定の取れる8人集めきれたと仮定して話を進めますが、基本的に4人から8人であれば同じ要領でドラフトすることができます
卓を上から見るとこんな感じ。
     ↓
(1) (2) (3) (4)
テーブル
(8) (7) (6) (5)



(2) パックを開ける
パックを開けたら、15枚カードが入ってるかどうか確認してください。
ごく稀にカードが足りなかったりするパックがあるので、そういう時はパックを交換してください。
問題なければ合図と同時にカードを見ます
このとき他の人にカードを見られたり、他の人のカードを見たりしないように気をつけてください。
で、そこから好きなカードを1枚取って、伏せて置いてください

(3) 左の人にさっきのパックを渡す
全員がカードを1枚抜いたら合図をして、左隣の人にパックを渡してください
そしたらば先程と同じように一斉にカードを見て1枚取って伏せておきます。

この流れを1パック15枚が全部なくなるまで繰り返します。で、全員が15枚取り終えたところで

(4) 取ったカードを確認する
15枚自分が何を取ったかを確認します。
このときまでは伏せたカードを見ることはできないので気をつけてください。
確認できるのは自分のカードだけ。
確認が終わったらまた伏せて置いてください。

(5) 2パック目を開ける
2パック目も1パック目と同じように確認してから合図と同時に見て1枚抜いてください。
1パック目と違うのは次。

(6) 右の人にパックを渡す
抜いた後のパックを左ではなく右に回してください
さっきとは逆回りですね。
これを15枚が全部なくなるまで繰り返すのは1パック目と同じです。

(7) 取ったカードを確認する
コレも1パック目と同様。
この時しか取ったカードは見れないので、どんなカードを何枚取ったかしっかり見ておいてください。

(8) 3パック目を開ける
また1パック目の時と同様にパックを開け、枚数を確認。
合図と同時にみんなで一斉にカードを見て、そこから1枚抜いてください。
これも15枚取り終わるまで繰り返します。

この時点であなたの手元には45枚のカードがあるはずです。
その45枚と好きな枚数の基本地形とで40枚以上のデッキを組むことになります
公式戦ではカードを取る時間、デッキを組む時間が細かく決められていますがカジュアルなドラフトならば、不慣れな人がいるときは全員が取り終わるまで、そして全員がデッキを組み終わるまで待ってもらえると思います。
とはいえあまりにもマイペースにコトを進めると他の人に待ってもらう時間が長くなってしまうので、早め早めに動くことを心がけたほうがよいと思います。
参考までに公式戦でのドラフトの時間規定も載せておきます。

1.パックを見てカードを取るまでの時間
15秒-35秒→ 14枚-35 秒→ 13枚-35秒→ 12枚-25秒→ 11枚-25秒→ 10枚-25秒→ 9枚-20秒→ 8枚-20秒 →7枚-20秒→ 6枚-10秒→ 5枚-10秒→ 4枚-5秒→ 3枚-5秒→ 2枚-5秒→ 1枚-0秒
これに加えてブースター・パックをドラフトし終わるごとに、ピックしたカードを確認するために60秒の時間が与えられます。

2.デッキ構築時間
30分

(4) デッキを構築する
さて、取れたカードでいざデッキを作るという段なんですが、それにしても何を何枚入れればよいのか?
この辺がサッパリ・・・という人も結構多かったりします。
そこで標準的なデッキ内のカードの比率の目安を。

土地:16枚〜18枚
非クリーチャー呪文:7枚〜9枚
クリーチャー:最低13枚以上


ドラフトやシールドといった限定戦では主役はクリーチャーです。

コンボなどが存在しないわけではないですが、コンボパーツが複数枚まとめて取れることは少ないのでどうしてもクリーチャー戦になってしまいガチ。
よってクリーチャーが多めに入っているに越したことはありません。

とはいえクリーチャーが取れてなければ入れることができないので、ドラフトする段階でクリーチャー不足にならないように心がけてカードを取っておく必要があります。
他にもいろいろと心がけておいた方がいいことや、知っておいた方がいいことはたくさんありますので、それらは別項を設けて話をしたいと思います。

デッキは40枚以上、構築に比べると土地の比率が高め、クリーチャー戦になる、取ったカードでデッキに入らなかったものは全部サイドボードになる、サイドとの交換時には同じ枚数で入れ替えなくてもいい、取れているなら同じ名前のカードも4枚以上入れていい、とまあこの辺が構築戦との違いになりますので覚えておいてください。
字数は多いですが、そんな大した違いじゃないのですぐに覚えられると思います。

ちなみに基本地形はデッキを作るときに好きな枚数ジャッジにもらえる事になってます。
ジャッジを立てないときは参加者で必要になりそうな枚数の土地を用意しておけばいいでしょう。(基本地形5種をそれぞれ150枚ずつも用意しておけば足りなくなることは絶対にないと思いますが、実際はこんなになくても大丈夫)

(5) 対戦する
デッキができたら対戦しましょう。
普通、一戦目の対戦相手はテーブルを挟んであなたの対角線上の席に座っていた人です。
上の図で(1)の席に座っていたなら(5)と、(3)の席に座っていたなら(7)と対戦することになるわけです。

後は構築戦と同様、勝った人同士がペアリングされていくことになります。
8人でドラフトした場合、スイスドロー3回戦で決着がつくので3回戦にすることが多いと思いますが、その辺は参加者の都合で決めればOK。
ついでに勝負を始める前にカードの分配をどうするか決めておくことをお勧めします。
一般的な分配法としては
●一度カードを全部回収してから成績順に取っていく(ピック)
●ドラフトで取ったカードをそのままもらって帰る(取りきり)
●優勝者の総取り
●レアとそれ以外に分けて好きなほうを優勝者が取る
などなどありますが、無用のトラブルを避けるためにも試合を始める前参加者で相談して決めましょう。

大雑把ですが、以上がドラフトの流れです。
ここまでの手順はそんなに難しくないと思います。
最初は戸惑うかもしれませんが、3回もやれば慣れるでしょう。

ではドラフトを難しいと感じさせているものは?
おそらく「どんなカードを取ればいいのか?」「どんなデッキが強いのか?」そんなところではないでしょうか。
そこで実際にカードを取るときの基準や、デッキを作る上での方針などは上とまとめて次の回で。