沖縄のメタゲーム〜何のメタにもなってない編
文:主任@HAMA研

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来週には突如発生のビッグイベント「○○○○祭り」がひかえていますがスタンダード、エクステンデッドともに環境の変わり目にハマっちゃってるのが難しいところ。
特にエクテンは新たな禁止カードも考えてデッキを組まなきゃいけないのでもう大変。
今回はその辺をちょっと考えてみようかということで。

まずはスタンダード。

スタンダードに関してはまだ資料があるほうですね。
県内で最近あったスタンダードの大会はこんな感じ。

9月5日フライデーナイトマジック
第12回A-ZERO COMPETITION

9月12日フライデーナイトマジック
琥珀堂スタンダードトーナメント

「ウェイクを殺せ」って感じでスタートした新スタンダード。
県内ではウェイク殺し一番乗りは黒単ブレイズでした。
大量の手札破壊と土地拘束能力を有しウェイクとの相性のいいデッキなのでこの結果は順当です。
それについでウェイク殺しとして浮上してきたのがUGマッドネス。
ココ最近、県内ではほとんど見かけないデッキタイプだったのでなにやら昔懐かしい感じすらします。
最初はごく少数だったのに一番最後の琥珀堂での大会では上位4人が全員UGという事態に。
軽量な割にサイズの大きいクリーチャーを高速展開できてカウンターで《神の怒り/Wrath of God(8ED)》や《ミラーリの目覚め/Mirari's Wake(JUD)》を妨害できるタイプのUGはウェイクだけでなく黒単ブレイズへの相性もそれほど悪くない上、「デッキの値段が非常に安い」という色気の無い理由により誰でも気軽に手が出せるデッキとなっています。
8版で《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(7E)》を無くしたため、デッキを掘り進む能力は落ちましたが軽量カウンターはもらえたし、システムクリーチャーを焼き払いにくる赤単が数を減らしてきたのも追い風になってると判断した人が多いのでしょう。
ゴブリンもウェイクをメタった形に寄せてきているので四面楚歌の状況下での今週末、ウェイクを選択する度胸のある人がどれだけいるかが興味深いところです。
このまま行くとUGが中心で話が推移しそうですね。

問題はエクステンデッド。
なにせ県内では長いことエクステンデッドをやってなかったので資料が足りない。
探してみたら一番新しいのがこれでした。
2月7日フライデーナイトマジック(EX)
古い。
しかもFNMなので参加者が少ない。
そしてこれからわかることは「赤単いっぱい」ってことだけです。
で、ちょっと別の角度から見てみましょう。。
1位は《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey(UZ)》で展開するタイプのゴブリンバーン。
2位はフリースペルでモリモリとマナを増やしながらハメにいくエンチャントレス。
どちらも今回の新禁止カードにひっかかるデッキなんですね。
ということは少なくともこの2つはそのままの形で遭遇することがないということですね、ハイ。

ここで世界選手権で使用されたデッキも照らし合わせて新たな禁止カードの影響を被りそうなデッキタイプを浚ってみると
・《納墓/Entomb(OD)》…リアニメート、アングリーグール、アングリーハーミット
・《大あわての捜索/Frantic Search(UL)》…エンチャントレス、デザイア、UGマッドネス
・《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey(UZ)》…ゴブバンテージ、ゴブリンスライ
こんな感じですかね。
ゴブリンスライとUGマッドネスに関しては《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey(UZ)》と《大あわての捜索/Frantic Search(UL)》がなくてもデッキとして機能するのでさして問題は無いかも知れませんが、他のデッキではキーカードだったりするので短時間でこれらの代わりになるパーツを見つけ出して微調整までかけるのは難しそう。
そうなると一昔前、上のデッキが流行る前に主流だったデッキなら影響も小さい上に目の上のタンコブも軒並み退場してくれていい感じという事になりそうです。
今回の変更でほぼ被害の無さそうなのが@サイカ、Aマルカデス、Bティンカー、Cドラコとこの辺でしょう。
Aとか微妙に《納墓/Entomb(OD)》が入ってたこともありますが、無くても問題なく機能するので。
BとCはむしろ追い風かも。
競争相手たる速いデッキが幾つか脱落してくれたわけですから。
ココにUGとスライが加わり、あとはアルーレンやレクターセラピーなどのコンボデッキが少々。
出てくるとするとこんなところではないでしょうか。

超適当に予想をたててみましたが…○○○○祭り当日コレが当たったと馬鹿笑いできるんでしょうかねえ?
ほとんど何の参考にもならないかも知れませんが、どんなタイプがあるかもわからないって人の役に少しでもたてばいいなということで書いてみました。
サイドボードジャパン・世界選手権エクステンデッド全デッキ
こちらに相当な量のデッキがありますので是非一度目を通されると良いかと思います。
上で出てきたデッキタイプはほぼ全部含まれているかと。
もちろん、過去の大会結果もご利用ください。
ではでは、週末会場で出会えることを願いつつ。