新環境祭り雑感

ホームレポート>新環境祭り雑感


今回もまた、皆様のご協力のおかげでOnBCで大会を開くことができました。
せっかくですので簡単ながら結果をまとめておきたいと思ってみたり。

今回の参加者は全員で11名。
告知が急だったのと、ブロック限定はそれ用にデッキを用意しなくてはならないめんどくささから敬遠されるのを考慮に入れればそれなりに集まってくれた方かと思います。

デッキ分布としては
・ゴブリン(2人)
・白単ウィニー(2人)
・白黒クレリック、白赤コントロール、白青コントロール、赤黒コントロール、ビースト、ゾンビ召集(各1人)

となっとります。

そのうちゴブリンは2人そろって上位に入ってるのがなんとも…。
他のデッキが全部ゴブリンを意識してメインから《銀騎士/Silver Knight(SCG)》《蔓延/Infest(ONS)》を投入し、おもいっきりメタって来てるなかを全勝路線で勝ち進んでるあたりはさすが。
誰だ、ゴブリンはメタられすぎてもう辛そうだとか言ってたヤツは!
…ま、僕なんですが…。

何せ、参加したデッキの半分以上が白を、っていうか《銀騎士/Silver Knight》が入れられるから白を選択したって感じなのにお構いなしに勝ち進んでるのには理由があるはず。
で、デッキリストをよく見てみればどちらのデッキも《ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon(LGN)》の姿は無く、《つつき這い虫/Clickslither(LGN)》に変更されて、《銀騎士/Silver Knight》を乗り越えられるようになってるのはもちろん《刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing(ONS)》も採用されてたりしますね。
メタられてるのを承知の上で、それに対する解答をちゃんと探したデッキに仕上げてきたのがデッキの地力とあいまって勝ちにつながったみたいです。
実際、どちらのデッキも数回白系のデッキに遭遇しつつ1回も敗北を喫することなく抜けてます。
2位のデッキも1敗したのは優勝したゴブリンとの対戦だけです。
1位のデッキはメインから《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》が投入され、コントロール系のデッキとの対戦を意識した構成になっているのに対して2位のデッキは《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator(LGN)》が4枚フル投入されブロッカー排除能力を高め、安定して殴りきることを優先した構造になっています。
この同キャラ対戦は1戦目こそメインの相性のよさから2位のゴブリンが勝ちを収めていますが、サイドボード後は《星の嵐/Starstorm(ONS)》《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter(ONS)》の前に膝を折る形で2連敗。
その辺で明暗がわかれた感じですね。

他には白系のデッキが非常に目立ちますが、ウィニー系とコントロール系がそれぞれ上に残ってます。
この辺は同系での潰しあいが多く発生していたため、「引くもの引いた方が勝った」部分も大きいのであまり参考にならなかった気がします。
一つ思ったのは白単色と白に2色目をタッチしたデッキとの対戦は正面からのにらみ合いを回避できるタッチカラーの方が有利な展開になってることが多かったかなあと。
白単がそれほど早いデッキではないので多色化の影響で多少序盤もたついても充分取り返しがきくなあって感じですね。

で、少数派のゾンビ召集やビーストはというとゴブリン隆盛のこのご時世ゆえのクリーチャーメタにズッポしハマって沈んだ感じでした。
ゴブリンに比べると序盤のスピードで劣るこれらのデッキ、最初の数体は《翼の破片/Wing Shards(SCG)》《燻し/Smother(ONS)》といった軽量除去によってしっかりと止められ、並べれば《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance(ONS)》《苦痛の命令/Decree of Pain(SCG)》でまとめて薙ぎ払われるといった感じでした。
件のゴブリンはキッチリと抜けていっただけに悲劇ですね。
コントロールデッキが《邪神の寺院/Temple of the False God(SCG)》のおかげで微妙に加速してるのもつらいトコみたいです。

個人的に注目していた赤黒のコントロールは動きとしては悪くなかったのですが、《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath(LGN)》をトップデックされてそのまま逆転負けという展開を見かけたので、その辺の具体策を用意できないと厳しいのかも。

今回はこんなところで。
参加人数が奇数だったため、不戦勝によって順位が変動した部分もあり、これをそのままデッキタイプの相性を見る材料として使用するのはちょっとアレなんですが、全く無意味な資料にはならないと思うので。
次は個々のデッキで面白かったポイントとかをまとめてみようかと思います。

ではでは。