日本語版発売7周年記念トーナメントレポート
文:主任@HAMA研

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今年もやってきた日本語版発売記念トーナメント。
今回が7回目らしいんですが、フォーマットはスタンダード。
確か昔はジャパンクラッシクでやってた気がするんですが、最近年のせいか記憶があやふやで確かなことはいえません。
とりあえず、自分もRW土地破壊で参加して2位だったんですがそれは別の機会にまとめることにしてデッキ分布とか上位に残った人々に事前のメタとか聞いたのでその辺の話をまとめてみました。

まずは今回のデッキ分布から。
こちらで勝手にリストから分類してみました。
1・ステロイド 4人
2・黒緑セメタリー 2人
3・WGRビースト 2人
ここから下は全部1人ずつでゴブリンスライ、ブリッジバーン、WUGパーミッション、サイカ、サイクリング、UG、RW土地破壊となってます。
一番人気のステロイドは上位に2人入ってますし、全員極端に下のほうにはいないので勝ち組みとみなしてよいと思うんですが、ステロの標的であるはずのサイカトグが1人しかいないってのはどうもいただけない状況かと。
今のところ県内で人気のあるデッキタイプにはサイクリング、WGビートダウン、ビーストなどステロに対して相性のよいデッキが数多く存在しています。
サイカの県内での不人気はちょっと前から続いてますが、状況がこのまま推移するようならステロに勝てる上記のデッキが勢力を伸ばすことになるかと思われます。
ちょうど、海の向こうの選手権予選とかを追っかける形になりますね。
となるとクリーチャーデッキと相性がよくサイカに弱いデッキ、サイクリングやミラーリといったデッキが復権してくるじゃないでしょうか。
あとはサイズ的にステロイドを圧倒できるUGやWGとか。
そして環境にクリーチャーメタのコントロールが増えると、最近発生している土地破壊が勝ち上がって来るようになるでしょう。
で、注目すべきが県内じゃ常に見かけるBGでクリーチャーを多用しつつコントロールしてくるデッキ。
選手権予選などの結果を見ても好成績を残した例はほとんど皆無なのですが根強い人気があるようです。
序盤のハンデスによる妨害、中盤からのパワー、長期戦は《定員過剰の墓地》のアドバンテージで勝負と動きとしてはきれいだったりするんですが、器用貧乏を体現するようなデッキなだけに一気に上まで抜けるのは難しいようです。
コンスタントに勝ち越しはするんですけどね。
スカージ、8版といったところでカードが補充されれば一気に来る可能性もなるので今後の動向に注目ということで。
で、ここからは上位の人々に聞けた話。

優勝 ゲ氏(UG)
Q.今日のメタは?
A.速いデッキはステロとGWビートダウン、遅いデッキはサイカとウェイク。
Q.今日このデッキを選択した理由は?
A.サイカとステロとUGが候補にあったけど、サイカは最近さわってないから練習不足につきNO、ステロはリーダーが僕から《獣群の呼び声》をかっぱらっていったので組めなかった。
消去法でUGの方向に。

Q.今日のデッキの売りは?
A.毎回コレ言ってて申し訳ないんだけど《物静かな思索》は強いなあと。
あと、カイ・ブッディにダメダシされてたけど《敏捷なマングース》は強かったよ。


2位 主任@HAMA研(RW土地破壊)
(以下、例によって自作自演です)
Q.今日のメタは?
A.ステロイドとタッチ赤のビースト、サイクリングバーン。
Q.今日このデッキを選択した理由は?
A.最近県内でデッキが偏りすぎてる気がしたから。
強いデッキで出るのが悪いとは少しも思わないけど、いつも同じようなデッキだと自分も相手も飽きると思うから。
珍しいデッキがどこかで出現したら、その紹介がてら動きを確かめるために持って出るようにしてるんで。
もちろん、コレで結構勝てそうだって思ったからなのも大きいけど。

Q.今日のデッキの売りは?
A.サイドまで完全コピーなので僕が言うことは何もないです。
クリーチャーメタのコントロールの増加を読んだ上で赤白って色で土地破壊を組み上げた人の発想力に脱帽。


3位 リーダー山内氏(ステロイド)
Q.今日のメタは?
A.サイクリングとエンジェル・ゴー、あとはサイカトグ
Q.今日このデッキを選択した理由は?
A.最近ブイブイいわせてたから。
ウェイク、UGも候補にあったけどまだステロ対策を徹底したデッキが少ないと判断。
メタ前線はまだ沖縄まで南下してないと。

Q.今日のデッキの売りは?
A.《鋭い痛み》最高。
相手の《防御円》とか《一瞬の平和》、あとは同キャラの《幻影のケンタウロス》とかに面白いように効いた。
あと、コレは「売り」じゃなくて「反省」なんだけどサイドに《クローサ流再利用》は入れとけばよかったと思う。
無くて負けたことは無かったけどあればもっと楽に勝てた。