けんつよの「HAMASAI 6TH」レポート
 〜祭なんだから例え逆風でも良いじゃないの、《機知の戦い/Battle of Wits》で笑いを取れれば〜

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けんつよさんからレポートをいただいたので感謝しつつここに掲載

遅ればせながら昨年末に行われた「HAMASAI 6TH」の参加レポートです。
・・・というか、ぶっちゃけ、ほとんど「けんつよの雑記帳」からの転載なんですけれど。
りょうくんがレポートを書いてくれたので、併せて読むと面白いかも?と云う事での投稿記事です。
それでは長文ですが、ごゆるりとどうぞ。

●HAMASAI 6TH話(前日準備篇)

前日に急遽、「HAMASAIは祭」と思い立ち、《機知の戦い/Battle of Wits》での参加を決意。
肝心の《機知の戦い/Battle of Wits》を1枚も持って無かったのでリーと主任から足りないカードを借りる電話をしておく。
ついでにスリーヴがあるかも確認するが、いつも愛用している奴が在庫切れとの事だったので、他の種類のやつを一応会場に持ってきてくれるようにお願いしておく。
因みに前日はクリスマスイヴ。クリスマスを一緒に居れないのでその分も相方と一緒にまったりしていたので、実際にデッキを組み始めたのが午前3時。
カードを漁り(因みに一番探したのは4枚目の《ふるい分け/Sift》でした)、デッキを廻すためのちょっと使用感のあるスリーヴに入れ(この作業は相方も手伝ってくれました(涙))、デッキを廻しての微調整、デッキリスト記入、後、M(悪人)シェアするデッキと保険のゴルガリビートダウンの構築などして午前6時半に就寝。

●HAMASAI 6TH話(当日朝篇)

一緒に連れてってくれるリーからの電話で慌てて起きる。もう家の前で待機しているとのだったので高速で準備。
顔を洗い、髭を剃り、体を濡れタオルで拭き(残念ながら風呂に入る時間は無かった、まあ前日の夜入ったからギリセーフか?)、点鼻薬を指し、服を着替え、相方に挨拶してから出陣。
因みに当日の服装はてんちょから貰った手編みのニット帽、母親から貰った長袖Tシャツ、相方から貰ったジーンズパンツと靴と「愛」に満たされた装備。一応ジャンパを羽織って防寒もバッチリ。これは勝ったなと根拠の無い確信をこの時点で持っていました。
リーの運転で、M(悪人)、裕くんの4人でちょっと予定出発時刻を過ぎて出たものの、道が空いていて意外に早く到着しました。
道中では色々MTG話で盛り上がりました。

●HAMASAI 6TH話(当日開始前篇)

無事駐車場も確保出来て、会場に着き、まずは主催の主任にデッキのスリーヴを見せ「このスリーヴ多少磨耗しているがこのまま出て良いか?」の確認。
結論は問題無し。これでスリーヴを入れ替える手間が省けて一安心。
カードも無事に借りれて、後、頼まれていたカードをあちこちに貸し出す。
その後、M(デッキ無し)に今大会の本命と思われる、ファイナルも優勝したクローシス《燎原の火/Wildfire》の仮組みを渡し、色々微調整する。
開始までの間、あちこち廻るとてっきり今日は「《機知の戦い/Battle of Wits》友達」と思っていたTOMMYさんが普通の厚さのデッキだったのでがっかりしたり、自分のデッキが《機知の戦い/Battle of Wits》と知るや呆れ顔の方々とか色々楽しむ。

●HAMASAI 6TH話(特殊ルール説明篇)

HAMASAIは毎回、カジュアル色の強い特殊ルールがありますが前日までに明らかになっていたのは、

「50分で即打ち切り。延長ターン無し」
「トライアルで貰えるポイントはかなり有利に作用します」

と云う事だけ。
「延長ターンが無い」と云うルールを知っているにも関わらずシャッフル等に時間のかかる《機知の戦い/Battle of Wits》で出るのはちょっとアレですが、

「HAMASAIは祭」
「HAMASAIは逆風デッキに優しい」

と信じて、開始を待つ。

すると、主任がおもむろにプレイヤの名前(しかも基準が判らず、当日来ていない人の名前もある)をホワイトボードに書き始める。
会場がざわめく中、愈々ルール説明。
まず、それぞれに封筒が配られる。ポイントのある人は名前入りの封筒。

封筒を開けると★のチップが5個(自分は2ポイント持ちだったので2個多かったらしく普通は3個らしい)とグー、チョキ、パーのカードが3種4枚の計12枚。
 
これってもしかして数年前にもやったらしい(その時は自分は出れなかった)、「カイジ」の限定ジャンケン?

主なルールは以下の通り。

「スタンダードスイスドロー5回戦、上位4人でシングルエリミエネーション」
「先攻後攻はジャンケンカードでデュエルごとに決定(あいこはダイス等で決定)」
「使ったジャンケンカードは主催が全て回収し、マッチ間に総数が公開される」
「デュエルに勝った方が★を最低一つ貰える(複数個賭けても良い)」
「引き分け、ID、時間切れのデュエルは主催が双方から★1つを没収」
「★かジャンケンカードが無くなったら強制ドロップ、以後の試合、「交渉」に参加出来ない」
「★とジャンケンカードの譲渡、交換は原則自由(廃棄は禁止)」
「★3つとジャンケンカードを全部使ったらその時点で自由にドロップして良い(ホワイトボード書かれた名前の人は前回の「リピーター」扱いで★4つが条件)」
「★は主催のブースタ1つと交換化」
「シングル1000円以上のカードを質に入れて★と1対1で借りれる(質に入れたカードは★が有れば回収可)」
「マッチ間に15分間の自由な「交渉」時間を設ける」
「マッチ中の「交渉」は対戦相手とのみ可能」
「最終戦終了時までにジャンケンカードを全て使い切らないと★は没収」
「上位4位に残っても★は3つ(リピーターは4つ)ないといけない」

また、ジャンケンカードはヴァンガードとしても機能しており、
「グー:手札+1、ライフ−1」
「チョキ:手札+1、ライフ対戦相手+2」
「パー:手札+−0、ライフ+3」
の条件でデュエルする。 
  
途端に会場は、
「・・・ざわ・・・ざわ」状態である。 
 
その後質問の嵐。自分は速攻でシングル2枚(《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》と《墓掘り甲のスカラベ/Grave-Shell Scarab》)を質に入れ★7つからスタートする。それとM(デッキシェアしました)と何枚かジャンケンカードを交換する。

質問が一段落すると何故かスコアリングシートが返却され、

「それでは1戦目の相手は自分で探して下さい」

爆笑。祭なのでどうせなら強い人やるかと目のあったうまくんとやる事に。

●HAMASAI 6TH話(デッキ篇)

自分が持ち込んだのはファイナルでも話題になった《機知の戦い/Battle of Wits》デッキ。
しかし幾ら「祭」とは云え《さまようもの/Wandering Ones》は悪ふざけが過ぎるので速攻外し。
後、自分なりに微調整したもの。

けんつよ
デッキ名:No"Ones”
メイン(248枚)
4《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
4《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》
4《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
4《テラリオン/Terrarion》
4《友なる石/Fellwar Stone》
4《ボロスの印鑑/Boros Signet》
4《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》
4《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
4《ゴルガリの印鑑/Golgari Signet》
4《幽体の照明灯/Spectral Searchlight》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《信仰の足枷/Faith's Fetters》
4《最後の裁き/Final Judgment》
4《不朽の理想/Enduring Ideal》
4《手練/Sleight of Hand》
4《時間の把握/Telling Time》
4《霊魂放逐/Remove Soul》
4《マナ漏出/Mana Leak》
4《差し戻し/Remand》
4《邪魔/Hinder》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《空民の助言/Counsel of the Soratami》
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
4《巻き直し/Rewind》
4《ふるい分け/Sift》
4《連絡/Tidings》
4《機知の戦い/Battle of Wits》
3《押収/Confiscate》
4《最後の喘ぎ/Last Gasp》
4《残酷な布告/Cruel Edict》
4《闇への追放/Dark Banishing》
4《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》
4《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》
4《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
4《魂の裏切りの夜/Night of Souls' Betrayal》
4《脳崩し/Brainspoil》
4《不快な群れ/Sickening Shoal》
4《屍賢者の助言/Consult the Necrosages》
4《地底街の手中/Clutch of the Undercity》
14《平地/Plains》
20《島/Island》
17《沼/Swamp》
1《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge》
1《雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds》
4《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
4《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4《地底の大河/Underground River》
4《頂雲の湖/Cloudcrest Lake》
4《水まといの洞窟/Waterveil Cavern》
4《湿った墓/Watery Grave》
4《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
4《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
4《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》
4《流砂/Quicksand》
サイド(15枚)
1《痕跡消し/Leave No Trace》
1《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1《一掃/Scour》
4《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1《撲滅/Eradicate》
2《迫害/Persecute》
4《疑念の影/Shadow of Doubt》
1《世界の源獣/Genju of the Realm》


メタは一応クローシス《燎原の火/Wildfire》、《よりよい品物/Greater Good》、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》、8ヒッピー、赤バーン。
まあ、適当ですが。デッキの選択理由は「祭」だから。あとファイナルで奇才浅原氏が使っていたので。
今、調整するなら、メインかサイドに1枚《悪夢の虚空/Nightmare Void》を挿したいのとメインに第3のクリーチャーを何か入れたいくらい。

●HAMSAI 6TH話(予選ラウンド篇)

1回戦 うまくん(《よりよい品物/Greater Good》)

1本目、ジャンケンカードは相手グー、自分チョキで相手先攻。
1ターン目《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》でほぼ《よりよい品物/Greater Good》と判断。
しかし引きが悪く、ドロースペルを使ってもなかなか状態が良くならないまま、相手のペースになって良く覚えてないが負け。
 
サイドイン
1×《痕跡消し/Leave No Trace》
1×《一掃/Scour》
4×《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1×《撲滅/Eradicate》
2×《迫害/Persecute》
4×《疑念の影/Shadow of Doubt》
1×《世界の源獣/Genju of the Realm》 

 サイドアウト
2×《神の怒り/Wrath of God》
4×《最後の喘ぎ/Last Gasp》
4×《闇への追放/Dark Banishing》
4×《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》

2本目、相手グー、自分チョキ。
 
特に大きな動きがないまま相手の《けちな贈り物/Gifts Ungiven》は《疑念の影/Shadow of Doubt》したり一進一体の攻防。
ところが中盤、相手の真空《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》が炸裂してしまう(前のターンに《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》をライヴラリトップに戻していたのに起動してしまった)。
ジャッジの裁定でデュエルロス。可哀相だったけれど、まあ仕方無いよね。

3本目、相手パー、自分チョキ。
自分の三連続チョキに愕然とする相手。
割とサクサク進み、《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》を《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》し、カウンタを持っての《機知の戦い/Battle of Wits》で勝ち。 

通算1勝0敗
★残り8個
カード残り9枚
ラウンドの間はとりあえずデッキを入念にシャッフルし続ける。

2回戦 ITOくん(《よりよい品物/Greater Good》)

ちょっと詳しい内容があやふや。
1本目、お互いグー、ダイスで後攻。
《湿った墓/Watery Grave》、《森/Forest》ときたので、またも《よりよい品物/Greater Good》と判断。
しかしお互い土地を並べる展開。致命的な呪文は幸いカウンタでき、《機知の戦い/Battle of Wits》で勝ち。

サイドイン
1×《痕跡消し/Leave No Trace》
1×《一掃/Scour》
4×《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1×《撲滅/Eradicate》
2×《迫害/Persecute》
4×《疑念の影/Shadow of Doubt》
1×《世界の源獣/Genju of the Realm》 
サイドアウト
2×《神の怒り/Wrath of God》
4×《最後の喘ぎ/Last Gasp》
4×《闇への追放/Dark Banishing》
4×《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》

2本目、お互いグー、ダイスで後攻。
《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》で《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》を抜いて相手のデッキがぎこちなくなる。
その後、再びまったりした状況から《機知の戦い/Battle of Wits》で勝ち。

通算2勝0敗
★残り10個
カード残り7枚
今の所、事故は無いが、やはりラウンド間は特に交渉はせず、シャッフルを続ける。

3回戦、やくん(8ヒッピー)
 
「デッキ何?」と聞くと力強く「8ヒッピーです」と云われちょっと萎える。
1本目、相手グー、自分チョキ。しかも後攻。
幸い《極楽鳥/Birds of Paradise》スタートは無し、初動は相手の《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》。
カウンタや除去で肝心のヒッピー達は誤魔化しながら相手にアドヴァンテージを取らせず、《マナ漏出/Mana Leak》を適当な呪文であぶってから《機知の戦い/Battle of Wits》で勝ち。

サイドイン
4×《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
2×《迫害/Persecute》
2×《疑念の影/Shadow of Doubt》

サイドアウト
4×《最後の裁き/Final Judgment》
4×《闇への追放/Dark Banishing》 

2本目、お互いグー。ダイスで後攻。
初手に《機知の戦い/Battle of Wits》があり、そこそこの手札だったのでゴー。
序盤は相手のクリーチャープチプチ潰す感じ。しかしマナが4マナで止まり苦しい。
そして、《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》を通してしまったのだが相手は敢えて指定《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》される。
返しで5枚目の土地をトップデッキして相手はエンチャント破壊持ってる振りのブラフと見切って《機知の戦い/Battle of Wits》を大胆にプレイ。
相手はアンタップ、ドローして・・・「投了です」!
イエス、見切り正解!

通算3勝0敗
★残り12個
カード残り5枚
交渉時間にM(悪人)が★を2個借りに来る。ジャンケンカードを何枚か交換する。

4回戦 HPLさん(《よりよい品物/Greater Good》)

1本目、相手グー、自分チョキ。
《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》を出してから、《不朽の理想/Enduring Ideal》で《機知の戦い/Battle of Wits》。
これは勝ったなと思ったら、返しで《日光女/Nikko-Onna》が登場。しかもスピリットや秘儀で戻り続ける。よっぽど《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》を起動しようか考えるが、そこは自重。
結局、《機知の戦い/Battle of Wits》×3、《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》を割った所で《日光女/Nikko-Onna》は退場。
次ターン、4枚目の《機知の戦い/Battle of Wits》を出すと、膨れ上がった《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》と《機知の戦い/Battle of Wits》の両方に対する答が無かったらしく勝ち。  

サイドイン
1×《痕跡消し/Leave No Trace》
1×《一掃/Scour》
4×《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1×《撲滅/Eradicate》
2×《迫害/Persecute》
4×《疑念の影/Shadow of Doubt》
1×《世界の源獣/Genju of the Realm》 

サイドアウト
2×《神の怒り/Wrath of God》
4×《最後の喘ぎ/Last Gasp》
4×《闇への追放/Dark Banishing》
4×《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》
 
2本目、お互いグー。ダイスで先攻。
お互いに1マリガン。相手に急かされて良く覚えていないのですが、相手の手札破壊戦略がきっちり嵌まり、最後は《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》、《夜陰明神/Myojin of Night’s Reach》の2体に撲殺されました。

3本目は時間が無く、出来ず結局ドロー。

通算3勝0敗1分
★残り9個(貸し2個)
カード残り3枚
交渉時間にまたもM(悪人)が★を1個借りに来る。
最終戦の相手がCANくんなのは確定していたので、ジャンケンカードは3枚ずつ残し、万が一消費しきれない場合は負けた方が引き取る事を交渉しておく。

5回戦 CANくん(青黒パーミッション)

1本目、相手グー、自分チョキ。
序盤の《呪師の弟子/Jushi Apprentice》や《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》は除去出来るものの、満を持して登場した《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls》が除去出来ず、手札差は開くばかり。
致命的な呪文は全てカウンタされ、2体目の《呪師の弟子/Jushi Apprentice》が出てきた所で残り時間を考慮し、冷静に投了。

サイドイン
4×《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1×《撲滅/Eradicate》
2×《迫害/Persecute》
  
サイドアウト
4×《最後の裁き/Final Judgment》
1×《連絡/Tidings》
1×《押収/Confiscate》
1×《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》 

2本目、お互いグー、ダイスで後攻。
序盤の《呪師の弟子/Jushi Apprentice》は即除去する。
淡々と時が過ぎるが、相手《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》にやや絶望。
《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》でライヴラリアウト戦略を考えるも数ターン後《真髄の針/Pithing Needle》で禁止される。
その後、さりげなく通した《幽体の照明灯/Spectral Searchlight》で今度はマナバーン戦略へ。
積極的に相手に《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》を使わせ、マナの処理出来るクリーチャーは除去を重ねて処理していく。
2枚目の《幽体の照明灯/Spectral Searchlight》は流石にカウンタされるが何とか、マナバーンと《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》のペイ2ライフでライフを削り切る。

3本目、残り時間が無かったので、どちらかがトスするか話すが、11点から確実に1人は抜けれそうなので(他の卓の状況によっては2人)ジャンケンカードだけ使って即引き分け。

通算3勝0敗2分
★残り7個(貸し3個)
カード残り0枚

予選終了後、M(悪人)が無事★3個を返却しに来る。
後、カードを貸していたケントくんが★を1個くれる。
質に入れていたシングルの内、《墓掘り甲のスカラベ/Grave-Shell Scarab》だけ回収。《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》は5枚目なのでそのまま質に流す。

●HAMASAI 6TH話(予選順位発表篇)

暫くして予選の順位が発表。
1位 HPLさん 13点
2位 りょうくん 12点
3位 ケントくん 12点

・・・で4位 けんつよ! 11点

オポーネント差でぎりぎり抜けました。
その後、5位以下の賞品授与とかがありました。 

●HAMASAI 6TH話(決勝ラウンド篇)

暫しの休憩後、決勝ラウンド。
ここでも★の取り合いは継続らしい(因みにクリア条件のチェックの後、誰かからジャンケンカードを貰って優位になると云う裏技が合ったらしいですが誰も気付きませんでした)。
準決勝の組み合わせも「それぞれで話し合って」という事でしたが、交渉は纏まらず、結局ダイスで決めました。 

準決勝 ケントくん(ボロスウィニーバーン)

相性としては最悪、正直引き次第。
1本目、先攻。
相手は《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》スタート。しかしその後は余り良い展開ではないらしくエンドに火力を撃たれるのをカウンターしたりする。
1体目の《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》はライフ14の所で除去して、2体目の《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》が《軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion》で殴って残りライフ6の所で7マナに達して、《不朽の理想/Enduring Ideal》をプレイ出来る。
2度、《信仰の足枷/Faith’s Fetters》を出して(《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》と《軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion》へ)からライフを14まで戻し、「次は《機知の戦い/Battle of Wits》出すけど?」と云うと相手は投了。

サイドイン
1×《痕跡消し/Leave No Trace》
1×《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
4×《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1×《撲滅/Eradicate》
2×《迫害/Persecute》
 
サイドアウト
4×《最後の裁き/Final Judgment》
1×《押収/Confiscate》
3×《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》
1×《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》

2本目、後攻。相手1マリガン。まあこれくらいのハンデは無いと。
1ターン目、《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》から《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》、2ターン目《山/Mountain》に《尖塔の源獣/Genju of the Spires》と来た時は負けを覚悟しました。
ところが、その後、相手が2マナでストップ。《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》を《残酷な布告/Cruel Edict》すると相手はドローゴー。
5ターン目に思い切って《機知の戦い/Battle of Wits》を置くと、返しで相手はドローした後、投了。

★残り12個

決勝、HPLさん(《よりよい品物/Greater Good》)

主催に交渉して、決勝は時間無制限に出来ないか話す。
理由は時間を急かされてプレイしたくないのと、メインではこっちが有利であり、1本目を取れると、そのまま時間切れで勝ってしまう可能性が非常に高い事から。
「2本先取でなら」と云う事で了承される。
予選では引き分けているし、今年最後の構築戦なので気合もひとしお。

ダイスロールでちょっと揉めるが、特に遺恨は残らず充分にシャッフルしてからスタート。
1本目、先攻。
淡々と土地を置き合う序盤。
《悪夢の虚空/Nightmare Void》が飛んできて一度はカウンタするも、2度目が通り、カウンタが無いのがばれるが、返しで相手の大きな動きは無し。
更に発掘された《悪夢の虚空/Nightmare Void》は都合良く引いていた《邪魔/Hinder》でライブラリの底へ。
相手は《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》やシャッフルカードで色々動くのだが、致命的な呪文はカウンタしていく。
その間、自分はドロースペルと《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》でライヴラリを掘り進む。
その後、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》が通り、再び、《悪夢の虚空/Nightmare Void》が訪れ、更に《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》!
HPLさんは多少迷ってから、指定《不朽の理想/Enduring Ideal》。
その後、数ターンしてから、《脳崩し/Brainspoil》を引いて来て、カウンタ用のマナを残し、《機知の戦い/Battle of Wits》へ繋ぐ。
返しで《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》と《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》のシャッフルで答を探すHPLさんでしたが、結局答は見つからず勝つ。
HPLさんが《よりよい品物/Greater Good》を引いてきていたらどうなるか判らないデュエルでした。
ここまで33分。予想通り、50分でやっていたら2本目で時間切れだったと思われます。

サイドイン
1×《一掃/Scour》
4×《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1×《撲滅/Eradicate》
2×《迫害/Persecute》
4×《疑念の影/Shadow of Doubt》
 
 サイドアウト
4×《神の怒り/Wrath of God》
1×《空民の助言/Counsel of the Soratami》
4×《闇への追放/Dark Banishing》
1×《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》
2×《テラリオン/Terrarion》

ちょっとサイドイン・アウトを予選ラウンドと変更。《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》と《日光女/Nikko-Onna》、《夜陰明神/Myojin of Night’s Reach》用に《最後の喘ぎ/Last Gasp》と《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》は残す。 

初めて2本目に入念なシャッフルが出来、山を3つに分け、それぞれ「ロデム」「ロプロス」「ポセイドン」と名付け、カットをして貰う。
結局、特にカットもせず、「ポセイドン」が下、「ロデム」が真ん中、「ロプロス」が上に。
・・・本当、どうでもいい話ですが。
2本目、後攻。
2ターン目の《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》を返しで《残酷な布告/Cruel Edict》するスタート。
その後は花の神が殴ってくる序盤。
暫くして《魂無き蘇生/Soulless Revival》で《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》が戻ってくる。
返しで取り合えず7枚目の土地(マナ発生源は8マナ)として《流砂/Quicksand》を置いて牽制した返しで7マナフルタップで《霊光の追跡者/Ghost-Lit Stalker》魂力!
自分の手札が5枚だったので《地底街の手中/Clutch of the Undercity》を残してディスカード。
その返し、土地を引いて《地底街の手中/Clutch of the Undercity》を変成して《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》をプレイ。一応場を平たくする事に成功。
その後、ドローが《霊魂放逐/Remove Soul》、《魔性の教示者/Diabolic Tutor》と来たので、《魔性の教示者/Diabolic Tutor》で《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》を警戒し、敢えて《不朽の理想/Enduring Ideal》を持ってくる。
次ターン《巻き直し/Rewind》をドローして、ちょっと考えて、思い切って《不朽の理想/Enduring Ideal》をプレイするが、これを一応有りえると思っていた《マナ漏出/Mana Leak》されてしまい、「しまった」と思いつつターンを返すと相手もドローゴー。
するとドローが、何と《機知の戦い/Battle of Wits》(ぶち壊し)!!!
4マナ残してプレイ。返しで答を探すHPLさんでしたが、こっちはカウンタ持ち。
結局、回答は見つからず勝利!  

★残り14個


●HAMASAI 6TH話(祝勝会篇)

大会が終わって、M(悪人)、リー、りょうくん、ゲと北谷の焼肉屋へ自分の優勝とりょうくんのベスト4入りを祝いに。
大いに呑み喰いしました。お会計の半分以上を持ってくれたリーに感謝。

●HAMASAI 6TH話(総括篇)

まずは毎年、年末にこのような大会を開いてくれる主任とABSOLUTE ZEROのてんちょさんに感謝。
そして、クリスマスにも関わらず集まってくれた皆にも感謝。
後、12月中、スタンダードの主な調整相手になってくれた菊四くんに感謝。
何はともあれ、初めて「HAMASAI」で勝つ事が出来て非常に嬉しかったです。
因みに優勝賞品は ★を全てブースタに換えた分と1ボックスと併せてラヴニカ50パックゲット!
ついでに貰っても嬉しくないデザインのIラヴTY(TYはリーダーのイニシャル、IラヴNYのパロディデザイン)Tシャツもゲット。
後、HAMASAI優勝者に贈られる記念カードでした。

長々となってしまったレポートですが、楽しんで貰えれば幸いです。
アイランドウォーカーでの記事は久し振りでしたが、またいずれ何かでの記事で(「マジックの話をしよう」はどうなったの?とかは聞かないのが大人のルール。大人は色々忙しいんですよ)。