ABSOLUTE ZERO開店7周年記念トーナメント 観戦レポート2 文:菊四@Anonymity |
今回は菊四君がなんとなくレポートを書こうと思ってくれたらしく、またもや天から記事が降ってきてみたり。 まいどこうだと管理人は楽でよいです。 多謝多謝。 |
さてさて、二回戦は県内諸氏必見の対戦をレポートしよう。 「けんつよ」 「人斬り包丁」「剣聖」「県内最強」……二つ名を挙げればきりがないプレイヤーと言えば、このレポートが載る予定のアイランドウォーカーでもお馴染みのこの人だ。 ヴィンテージを愛してやまない彼が今回ネットからセレクトしたデッキは《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》を軸に据えたコンボデッキ。 さあみんな、鬼に金棒という言葉を実感してみようじゃないか。 VS 「主水@HAMA研」 一方の主水もかなりの大物だ。 先頃、大幅な人員の拡大を図ったHAMA研を支える大黒柱。 チコクファイブのレッド(実際、そんなことはないです)。仕事人。実は総合レーティング沖縄一位の実力派。 けんつよに負けず劣らずと言って良いだろう。 今回の大会には、独自調整の「ランドスティール」を持ち込んできた。 さてみんな、ポップコーンとコーラの準備はOK? それでは、二回戦のレポートを始めよう。 Round 2 けんつよ(ゴブリンの放火砲) VS 主水@HAMA研(ランドスティール) GAME 1 先攻を取ったのは、主水。 どちらもマリガン無し。 1ターン目の主水は《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》から《Volcanic Island》をサーチしてエンド。 けんつよは《島/Island》をプレイ。 さらに《Mox Pearl》と《Mox Sapphire》を置き、エンド。 2ターン目、主水は手札から《Volcanic Island》をプレイする。 エンド前に、けんつよは《知識の渇望/Thirst for Knowledge》をプレイ。 主水はこれをスルー。 三枚引いた後、けんつよのディスカードは《対抗呪文/Counterspell》と《修繕/Tinker》。 けんつよ、返しのターンに行動無し。 3ターン目、主水の場に降臨する《Library of Alexandria》。 今まで手札を消費していない主水はメインで起動。 アドバンテージ獲得モードに入る。 ここから、静かな睨みあいが続く。 どちらもカードを引き、土地があれば土地を置いて、相手にターンを明け渡す。 互い、喉元突き刺す隙を伺いながら、その手順で手番を繰り返す。 凪の盤上、煮詰まってくる手札。 どちらが、沈黙を破るのか。 そして、壮絶なカウンター合戦の口火を切ったのは……主水。 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》をプレイ。 これを通すと、墓地にある《溢れかえる岸辺》による圧縮やデッキに入っているのが予測される《不毛の大地/Wasteland》《露天鉱床/Strip Mine》を使い回される為、けんつよは《Mana Drain》をプレイしこれを阻止しようとする。 主水もこれを通すべく温存していたカウンターで《Mana Drain》の打ち消しにかかる。 まさに百花繚乱。 花火のように打ち上げられていくカウンター。 主水 《世界のるつぼ》 ↑ けんつよ《Mana Drain》 ↑ 主水 《Force of Will》 ↑ けんつよ《Force of Will》 ↑ 主水 《Force of Will》 ↑ けんつよ《Force of Will》 七枚有った手札を二枚に減らして、この壮絶なカウンター合戦を制したけんつよは、その返しのターンに《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》をプレイ。 荒廃の王の御意思により、《修繕》を行うことを許されたけんつよは《ゴブリンの放火砲》を場に出した。 当然それだけに止まらず、ドロースペルも再利用するけんつよ。 ああ神よ! 何故このような理不尽を許されるのか! なんと、この再利用でけんつよは《マナ切り離し/Mana Severance》まで手に入れてしまったのだ。 悪名高きファイレクシアの支配者はけんつよをここまで祝福するというのか? 劣勢の主水にとって唯一の救いは、けんつよにマナが無い為、すぐに《ゴブリンの放火砲》が火を噴く事態がないということだけだ。 それすらも、けんつよのランドがアンタップすれば消えてしまう。 苦しい主水は、戻ってきたターンに《直観/Intuition》から《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》を三枚持ってきてプレイし、アドバンテージを取り返す。 手に入ったカードには、死刑執行の猶予を延ばす希望《もみ消し/Stifle》が一枚。 だがしかし、荒廃の王の加護は、あっさりと主水の希望を叩き落とした。 けんつよは《強迫/Duress》をプレイ。 主水の手札から《もみ消し》を落とす。 妨害手段がないかの安全確認を済ませて、詰みの一手である《マナ切り離し》をプレイした。 主水、投了。 けんつよ1−0主水 GAME 2 主水が引き続き先攻。お互い、マリガン無し。 1ターン目、主水は《Volcanic Island》《Mox Sapphire》から《行き詰まり/Standstill》という、まるで結界を張ったかのような状況を作り出す。 けんつよは、それに構わず三種類のMoxをプレイ。 その内一つの《Mox Ruby》から《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》までプレイしてエンド。 2ターン目、大儲けした主水の一手はけんつよに対する最善の一手だった。 《Black Lotus》を経由して現れたのは《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》。 手札に《Force of Will》の無いけんつよはスルーするしかない。 アンタップしたけんつよは引いてきた《Underground Sea》をプレイ。 少し、長考。 そして。《ゴブリンの溶接工》を手に取り、横に曲げた。 それは、能力起動の宣言。 対象は、主水の《ネビニラルの円盤》。 交換の対象は、プレイする為に墓地へ逝った《Black Lotus》。 これもまた、その場を凌ぐ最善の一手だった。 しかし、けんつよの希望は、先程の試合で叩き落とした主水の《もみ消し》によって消し去られた 3ターン目、主水は華麗な手捌きで《ネビニラルの円盤》をスクラッチ。 粉々になって飛んでいく色とりどりの宝石としがない溶接工。 ここで、主水は手を緩めずに《露天鉱床》をプレイ。 けんつよ唯一のマナソース《Underground Sea》を破壊する。 次のターン、主水は《世界のるつぼ》をプレイ。 《露天鉱床》ロックを完成させた。 けんつよ、投了。 けんつよ1−1主水 GAME 3 ※ヴィンテージのスピードに追いつけず、ターンごとに書けなかった。その為、マッチ3はかなり端折ったレポートになる。誠に申し訳ない。 序盤から主水が《不毛の大地/Wasteland》でけんつよの《Volcanic Island》を叩き壊し、動きを抑制するものの、《Mana Crypt》などの優秀なマナサポート受けたけんつよに《けちな贈り物/Gifts Ungiven》をプレイされてしまう。 カウンター無しの主水はスルーするしかなく、持ってきた四枚を見て投了した。 確か、《マナ切り離し》《ゴブリンの放火砲》《ヨーグモスの意思》《埋め合わせ/Recoup》だっただろうか。 尚、その場には《ゴブリンの溶接工》が居るのでどうやってもコンボが成立する状況だった。 けんつよ2−1主水 けんつよ
主水@HAMA研
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