| ＣＯＲＰＳ ＣＵＰⅤ 観戦レポート５ 文：壱＠チームOMEGA |
| 今回男らしくスタッフに名乗り出てくれた壱氏とnaotoc１氏のご協力により、採譜＆観戦記事が天から降ってきちゃったのでありがたくここに公開。 ちなみに面白かったデッキ、笑える人同士のマッチアップ等を中心にフィーチャーマッチが選ばれているので何かプレイの参考になったりするかどうかは…おっと、これ以上は俺の口からは言えねえ。 |
| Round４ けんつよvs長北(・∀・)１号 「悪夢を見た男」 大会も折り返し点を過ぎた第４戦。 これまでの３戦を全勝で勝ち上がってきた猛者たちがいた。 ここでは、強豪と呼ぶに相応しい彼らの試合に目を向けるとしよう。 ｢県内最強｣を一人上げるとすれば、多くの人が彼の名前をあげるだろう。 構築限定何でもござれ、大会に出てはコンスタントに上位入賞を果たす実力派、けんつよ。 先日行われたA-zeroConpetitionにおいても、スタンダードの荒海を乗り越えて優勝したばかりだ。 そのときの使用デッキは白ウィニーだったが、今日は「けんつよデッキ工房」から青単「Magpie Blue」をロールアウト。 対戦相手をことごとく島々の浮かぶ海に沈めてきた。 この古参兵に対するは、「本州から」というよりは「ネットの世界から」という意味合いのほうが強い「帰ってきた人気者」長北１号。 既に本人が参戦レポートで述べているが、《大いなる収穫者/Greater Harvester》と《夢魔/Nightmare》を縦横無尽に活躍させるべく構築した黒単コントロール「うはwwwナイトメア超強いwwwおｋwwwww」デッキでの参戦である。 デッキの名前もさることながら、デッキに入っているカードも特徴的であり、本人による実験的な視点と調整が光るデッキだ。 こちらも、自らの理論が正しいことを証明するかのように破竹の３連勝を果たして、試合のテーブルに臨んでいる。 この試合に勝てば、決勝卓の切符は確実。 歴戦の兵による真剣勝負が始まった。 ＧＡＭＥ １ 後攻の１号がマリガンを宣言。 ６枚になった手札から２ターン目《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》を場に送り込むも、ターン終了時の《残響する真実/Echoing Truth》で手札に返される。 初手の枚数が減った分をドローの質で補おうとするかのように、３ターン目には《ダークスティールのペンダント/Darksteel Pendant》をプレイした。 一方けんつよは、思い切りよくタップアウトからの《泥棒カササギ/Thieving Magpie》。 手札の枚数差を広げようとの構えだ。 １号はこれに対し、ネズミを再度召喚。続く《困窮/Distress》でけんつよのフィニッシャーの一つ《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》を手札から落とす。 これでけんつよの手札は《島》《島》《残響する真実》と、心許ないものになった。 だが、けんつよはドローと《カササギ》によって１号の知らない２枚の手札を手に入れることが出来る。 安全確認は出来たものの、警戒を解けない１号。 けんつよはドローで《カササギ》の二枚目を得る。 このまま召喚酔いの解けている《カササギ》で攻撃するかと思われたが、《墓荒らし》からの忍術を警戒してか、何もアクションを起こさずにターンを終了した。 続くターン、１号は果敢に《墓荒らし》で攻撃。 けんつよはこれを通した後、ターン終了時に《墓荒らし》に《残響する真実》を撃つ。 墓地に落ちていた《真実》をリムーブしながら手札へ戻るネズミ。 相手に攻撃クリーチャーがいなくなり、けんつよの《カササギ》がアタックをはじめる。 タイミング良くもたらされた《邪魔》で《墓荒らし》を墓地の下に送り込み、万全の体制を整えたいトコロ。 これに対応して１号は《崩老卑の囁き/Horobi’s Whisper》を《カササギ》にプレイ、一時《カササギ》を場から消すことに成功する。 しかし、１号の安全はまさに一時のものであった。 けんつよが温存していた２羽目の《カササギ》を場に送り込んできたのだ。 １号は緊急の事態にも冷静さを失わず《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》をプレイ。 《ペンダント》と合わせれば一挙４枚の山札を垣間見えるようになる擬似《衝動/Impulse》を構築する。 けんつよの攻撃は、《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》のブロックと《残響する衰微/Echoing Decay》の合わせ技で葬った。 しかしけんつよも黙ってはいない。 《カササギ》が撃ち落されたターン、第二メインフェイズで《時間の名人/Temporal Adept》を召喚、プレッシャーを途切れさせない。 手札枚数の苦しくなってきた１号は、自ターン《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》で《名人》を除去。 続くターンには逆転を期して《大いなる収穫者/Greater Harvester》をプレイするも、相手の場に現れる《潮の星、京河/Keiga， the Tide Star》。 島から吹いてきた竜神の吐息に、悪い汗が背筋を伝う。 けんつよのターン終了時に《独楽》で未来を占った１号、アップキープで《ペンダント》をホラーへの生贄に捧げ、しばし熟考。 意を決して攻撃を宣言した。 結果、《京河》をなぎ倒したものの、《収穫者》はけんつよ側に寝返ってしまう。 １号は同ターン《夜の星、黒瘴/Kokusho， the Evening Star》を召喚、《収穫者》を捨てて空から押し切る戦略に切り替えた。 パンチも副作用も強いフィニッシャーを手に入れたけんつよ、島を生贄に捧げ、攻撃。 ダメージレースに勝つため、１号は《黒瘴》を庇って沼を２枚失う。 勝利へのレースを始めた二人。 互いに高い打点を誇っていたため、決着は一瞬で訪れた。 １号の《黒瘴》を《生息地》で防いだけんつよは、１号が用意していた《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を《無効/Annul》にし、沼と《独楽》を奪った後、《袖の下/Bribery》で《収穫者》の２体目を引き抜いた。 けんつよに捕獲されたモンスターたちは、そのまま主である１号の命を刈り取ってしまった。 けんつよ（１－０）長北(・∀・)１号 ＧＡＭＥ ２ サイドボーディング中、入念に考えをめぐらす２人。 やがて２人のデッキがシャッフルされる。 先攻は１号。 沼から《湿原の源獣/Genju of the Fens》をプレイするも、２ターン目に沼を置くことが出来ない。 苦し紛れの《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》も《無効》されてしまう。 次のターンには土地が出るが、アクションを起こすことが出来ずにターンを終える。 パーミッションのけんつよに付き合うかのように土地をひいては並べる展開が続き、｢ドロー･ゴーに付き合ってみる？｣と軽口を叩く１号の心中はいかなものであったか。 相手の苦境に乗じて勝ちを狙うけんつよ。 《袖の下》で《収穫者》なり《黒瘴》なりを奪おうとするも、彼らは皆、１号を裏切らない義理堅い《夢魔/Nightmare》へと差し替えられてしまっていた。 ５マナで《摘出/Extract(OD)》を気取るわけにも行かず《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をリクルートする。 島に加え、１号が放った《崩老卑の囁き/Horobi’s Whisper》でカードを１枚引いたけんつよは、続くターンに満を持して《カササギ》を場に送り込む。 除去を乱射する１号とカウンターするけんつよの攻防が加速して行く。 《血のやりとり/Barter in Blood》を《巻き直し/Rewind》、《忘却石/Oblivion Stone》は《無効》、《崩老卑の囁き/Horobi’s Whisper》は１マナが払えず《卑下/Condescend》され、《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》も《無効》・・・。 １枚除去をかいくぐるたび、《カササギ》が１枚の手札を補充する。 潤沢なドローにサポートされたけんつよの鉄壁を、１号は破ることは出来なかった。 対戦相手に《夢魔/Nightmare》を見せることもなく、長北(・∀・)１号は敗北の悪夢へと沈んでいってしまったのだった。 けんつよ（２－０）長北(・∀・)１号 けんつよWin けんつよ デッキ名：Ｍａｇｐｉｅ Ｂｌｕｅ
デッキ名：うはwwwナイトメア超強いwwwおｋwwwww
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