HAMASAI 1st(チームシールド)
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順位表
1位 HAMA研
2位 ちーむぎゃんぶらー
3位 劇団ふたり feat. ROY
4位 Anonymity without leader
5位 CORPS fet.照屋!
6位 合資M:TGチームよせあつめ
7位 らいらい(泣)
8位 Team OMEGA
9位 TEAM NO.2

HAMASAI 今回のルール

@1チームは3人まで
Aミラディントーナメントパック×2、ダークスティールブースターパック×4で3人分のデッキを構築
B試合時間は50分
Cチームのメンバーから先鋒、次鋒、大将を決定し試合開始時に先鋒と次鋒が席につく
  その後、先攻後攻を決定し後攻のチームの2人は勝負の開始前に席を入れ替えてもよい

D先鋒、次鋒、大将はそれぞれ一本勝負。チームとして二本先取した方の勝ち
  よって先鋒、次鋒、が敗北した場合、大将戦の結果は無視する


HAMASAIレポート                                               文:主任@HAMA研
今回のフォーマットはチームシールド。
参加者は9チーム27人。
「1チーム3人まで」としておいたんですが、さすがに1人、2人での参加チームはなかったですね。
当然と言えば当然か。
特別ルールは

@チームのメンバーから先鋒、次鋒、大将を決定し試合開始時に先鋒と次鋒が席につき、その後、先攻後攻を決定し後攻のチームの2人は勝負の開始前に席を入れ替えてもよい。

A先鋒、次鋒、大将はそれぞれ一本勝負。チームとして二本先取した方の勝ち。
よって先鋒、次鋒、が敗北した場合、大将戦の結果は無視する


というもの。
大会開始前、主催者側としてはもっと長時間の試合展開が予想されたので4回戦で設定していたんですが、フタを開けてみるとかなり早く試合が終了するので1回戦終了時に全部で5回戦とさせてもらいました。
土地柄か、集合時間を早くすると参加者が減る傾向があるので(笑)午後集合しても夕方には終われるようにしようという思惑もあってのことだったのですが、ちょっと当てが外れましたね。

で、普段ならHAMA研は主催者で終わるところなんですが今回は新戦力ことリーダー@HAMA研を得たので3人で出場することに。
事前にルールを知っていることで生じる利益は極力抑えたかったので、ルール考案の僕を除いては大会情報スレで発表してる以上の内容は誰にも知られないように配慮しました。もちろんHAMA研の他のメンバーにも。

さてさて、ゴッドパックを期待してHAMA研の開けたパックは…普通。
超普通。
しかもパックの内容がかぶった奴が多くて同じカードが無駄に2枚あること多々。
ま、開けちゃったものはしょうがないのでとりあえず色分け作業を。
クリーチャーがそこそこ強いのが青と緑。
除去だけは数出ている黒。
火力は0だがアーティファクト除去だけはそこそこある赤。
基本クリーチャーが0、クリーチャー除去だけは豊富にある白。
ここから3つデッキを作れと。

そこで3人でまずは色の組み合わせを検討。
飛行クリーチャーが数出ている青で速攻デッキを一つ作ることは即決定。
小粒の白のクリーチャーを加えて速効性能を上げるという案も出たものの、他にデッキの軸になりそうな緑と黒に序盤を支えるクリーチャーがいないため、どちらかで必要になるだろうということで没。
代案としてバウンスをありったけ突っ込んで赤をタッチし《粉砕/Shatter》と《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》を散らすことに。

白は結局、緑と組んで序盤を支えることに決定。
しかし飛行をとめられる生物が《翼竜の幽霊/Pteron Ghost》と《テル=ジラードの射手/Tel-Jilad Archers》しかなく、対空性能に一抹の不安が。
しかたないので青赤から《ウィザードの模造品/Wizard Replica》をこっちのデッキに移してあとは《ロクソドンの神秘家/Loxodon Mystic》と《拘引/Arrest》、《魂の閃き/Soul Nova》で耐えてもらうことに。
アーティファクトクリーチャーなら《供犠台の光/Altar’s Light》で落とせるし。

黒は当初黒単の案もでるものの、さすがに序盤を耐えるカードが少なすぎ。
そこで残りの赤いカードと《花崗岩の破片/Granite Shard》を追加してとにかく除去力をアップ。

最終的に青赤で空から速攻、黒赤でとにかく除去して《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》でフィニッシュ、緑白デカさで圧倒という3パターンのデッキを構築。
タイプがきっちり分かれたデッキを用意できたので当たるデッキに当たればフィーバーする予定。

1回戦
で、1回戦はBYE。
開始時の予定では4回戦だったので、3回戦しか遊べないチームがなるべく減るようにと気を使ったつもりだったのですが…このBYEがあとあと痛いことに。

2回戦
2回戦は合資M:TGチーム寄せ集めとの対戦。
僕は速攻デッキとしては文句のつけようのない手札。
もちろんキープしてスタート。
しかしそこから土地を引き続け17枚の土地のうち12枚を掘る始末。
デッキは半分も引いてないのに。
それに対して相手の裕@よせ。は序盤こそ緑単になって事故り気味だったものの、中盤で赤マナを引き当ててからは極めて順調。
《トゲ撃ちゴブリン/Spikeshot Goblin》に《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》がついてからは手がつけられず。
不甲斐なく死亡してしまったものの、隣で押され気味の勝負をしていたリーダー@HAMA研は《ロクソドンの神秘家/Loxodon Mystic》で飛行クリーチャーを押さえつけ続け辛勝。
所長@HAMA研は豪華な除去を見せつけ勝利。
なんとか上に上がれることに。

3回戦
3回戦の相手は劇団ふたりfeat.ROY。
強豪の集団というだけでもキツいのに強力カードを数多く擁しているのを見ちゃっているので正直当たりたくないところ。
自分はこの回、違うデッキのような回りを見せ、1ターン目《電結の働き手/Arcbound Worker》からスタートし《電結のとげ刺し/Arcbound Stinger》、《ニューロックの変成者/Neurok Transmuter》、《電結の混種/Arcbound Hybrid》とキレイに展開しあっさりと勝利。
次鋒のリーダーはヒゲ先生の赤青飛行デッキに押し切られ負けてしまったものの、大将の所長はけんつよさんの白単をあふれる除去で押さえ込み勝ち。

4回戦
4回戦はちーむぎゃんぶらあ。
さすがに「ぎゃんぶらあ」と名乗るだけあって今回のルールをきっちと利用しつつ試合前から駆け引きを展開してくる。
所長のデッキは主軸が除去と畏怖つきクリーチャーのために相手チームのもりちゃんの黒単に当たると途端にごみのカタマリに化けてしまうのですが、そこをきっちりと狙い打たれしかも相手方に後攻を抑えられてしまう。
席替えの結果、こちら全員が相性の悪いデッキと当たることになり完膚なきまでに負け。

5回戦
3−1で迎えた5回戦。
相手はAnonymity without leader。
なぜリーダーがwithoutなのかというと、リーダーのItoが裏切ってちーむぎゃんぶらあに参加したためらしい。
彼らの開けたパックも僕らと大して変わらないレベルだったらしく、きっちり差別化したデッキを用意して他のチームのデッキの情報を収集し、後攻を取ることで相性のいいデッキをぶつけ続けてここまで勝ってきているようで。

そこでこちらもシフトを変更して大将をリーダーに、先鋒を所長に。
それで向こうの予想を多少ズラして後はダイスロールに賭けることに。
で、T君がダイスを振って出た目は5。
ほぼ絶望的だったんですがここはリーダーの人間力でどうにかしてもらうべく振ってもらう。
出た目は6。
急転直下絶望感を漂わせるチームAnonymity。
こちらの席替えによりデッキの当たり相性はこちらの有利に。
でそのまま所長と僕で勝利。
とはいえ実質的にこの勝ちを決めたのはリーダーのダイスに間違いないと思われますがどうでしょう。


結果ポイント12点のチームが3チーム。
オポーネントが一番高そうなのはちーむぎゃんぶらあ。
HAMASAI1回目からHAMA研自作自演はないだろうと安心していると予想外の事態が。
賞品の準備をしていると、5戦全てが終了しDCIレポーターに結果の入力を終えた店長から
1パーセント差でHAMA研がぎゃんぶらあをまくっちゃったんだけど
と言われ愕然。
下のテーブルも混戦で潰しあった結果そうなったらしく。
かなり焦って所長とリーダーを呼び、どうしたものか相談したものの結果を曲げることも出来ないので開き直って素直に喜ぶことに決定。
実際ほかに手も無かったので。

いろいろと気を回した結果がHAMA研の自作自演優勝という結果に終わってしまった辺りが非常に不本意なのですが、僕の小細工を全て人間力だけで粉砕してしまうリーダーという男の恐ろしさも実感。
ヤツの周囲は時空が曲がってる可能性大
やはり敵に回してはいけない男のようで。
こんな危険人物は断固、味方として囲っておくべきだ。

まあ、結果はこちらとしては不本意ですが参加してくれた人たちにはそれなりに楽しんでもらえていたようなのでとりあえずはよかったということで。
チームシールドというフォーマットはやったことが無かったのでバタバタしっぱなしで不満な点もあったかと思いますが、今回ばかりは多めに見ていただけるとありがたいです。

頑張って器は用意したので次回以降もHAMASAIはちゃんと継続していく予定ですが、第2回もカジュアル色の強いものにするかどうかはまだ未定です。
大会終了後にHAMA研3人集まって相談していろいろと意見も出ましたが今のところは保留ということで。

その相談中に出た話ですが、今回はTeam OMEGAが参加してくれたのが所長としてはひどく嬉しかったようで。
もちろん誰でも一人でも多く参加してくれることは大変うれしいことなんですが、今まで僕らの主催の大会でお目にかかることのなかった方が参加してくれるのはよりイイものです。
今後そういう人が増えてくれるともっといいなあ、としきりに繰り返しておりましたがこの意見には僕も賛成。

あと、毎回僕らは妙な追加ルールを設定していますがコレは限りある大会参加というチャンスをめいっぱい楽しんでもらおうということで通常の大会より戦略性を高めようという意図のもとにやってます。
勝負はテーブルにつく前から始まっている
っていう空気を感じてもらおうってことなんですが、コンスタントに勝つ人々はこの追加ルールの抜け道を見つけるのがうまいですね。
短時間のうちに主催側の用意した抜け道をあっさりと発見してくれちゃいます。
こういう手ごたえがあると、しわのない脳みそを絞った甲斐があるってもんです。
正直準備がたいへんなんですが、次回も頑張ろうとか思っちゃいますね。

あと、繰り返しになりますが参加してくださった皆様、運営に協力してくださった皆様、ありがとうございました。
なにとぞ、今後ともご贔屓にということで。
この辺の感謝は何度してもし過ぎることは無いと思うので。

ではでは。