毒電波参戦記

ホームレポート毒電波参戦記


「久々にベース内で大きい大会がある」との情報を得たHAMA研では
「ベースの米国人の皆様の度肝を抜く」べく電波なデッキの開発に勤しみ、その結果ちょっとアレなデッキが完成したわけで。
結果は負け越しだったんですが面白かったのでレポートでも一つ。

まずは使ったデッキのリストから。
コレ↓
7月19日 主任@HAMA研


一応、《精神の願望/Mind's Desire(SCG)》デッキなんですが新機軸として《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth(ONS)》をメインから搭載してます。
これを見て「うわー」と思ったそこのあなた。
思うのは勝手ですが口に出したり憐れんだ目で僕を見たりしないように。
画期的でしょコレ。

このデッキを回す上で深刻な問題は手札不足と《精神の願望/Mind's Desire》でどうでもいいカードがめくれること。
手札不足は《入念な研究/Careful Study(OD)》で手札を回してストーム数を稼ぐのが重要なこのデッキでは大問題。
そんなこんなで苦労してストームを稼いだ《精神の願望/Mind’s Desire》も無駄に土地とか《不屈の自然/Rampant Growth(TE)》がモリモリとめくれてしまった日には、ゴブリンの大群を前にして次ターン撲殺されるのを待つばかり。
その点、サイクリングにおいては土地を確保しつつ手札を増やし、場に出ては6/5の巨大クリーチャーな《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》は結構やり手かなあと思ったんですよ。
前からサイドに入れてた《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》との相性もよさそうだったのでどうせなら両方ともメインから採用してやるかと。
ライフが増やせるというオプションはゴブリン召集が多そうな今回とてもおいしいし。
あと、コンボを決めなくても撲殺で勝利可能という幅の広さは《狡猾な願い/Cunning Wish(JUD)》を序盤で使い切ってしまいがちなビートダウン系のデッキ相手のときにスゴイ楽。
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》の採用はこのデッキのテストをしてるときに《真実の信仰者/True Believer(ONS)》《崇拝の言葉/Words of Worship(ONS)》で苦戦した経験から。
メインでまとめて戻せないと死にかねんということで。
場合によっては相手だけ《激動/Upheaval(OD)》もどきをかけたあとで大型ビーストが何体か並んで勝てるし。
あとこのデッキは一応《未来予知/Future Sight(ONS)》からの無限循環が使えるようになってるので無限ライフ獲得やパーマネントロックもできたりします。

タダの願望ストームよりも不審な動きをするのでベースの皆さんとかにも喜んでいただけるかと思いコレを持って参戦。
参加者は21名でそのうち日本人が7割だったのがちょっとだけ残念。
で1戦目の相手はIto君。
デッキは黒コンタッチ赤。

@《強迫/Duress(UZ)》から連続で手札を落とされるもののドローしてきた《未来予知/Future Sight》を無事に設置。
モリモリとマナを展開しながらコンボ発動の機会をうかがう。
そこへ《魔性の教示者/Diabolic Tutor(OD)》からヤバイものを持って来ようとされたので《狡猾な願い/Cunning Wish》から《被覆/Envelop(JUD)》でカウンター。
次のターンにコンボが発動しライブラリをすべて削りきって勝ち。

A序盤の展開は1本目とあまり変わらず。
序盤ハンデスされた分を《未来予知/Future Sight》で取り戻し《早摘み/Early Harvest(MI)》を絡めての《精神の願望/Mind's Desire》。
しかし今回は次の《精神の願望/Mind's Desire》に連鎖することなく《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》と《クローサの大牙獣/Krosan Tuske》×2から《時間の亀裂/Temporal Fissure)》ストーム3。
相手が手出しできない状況で撲殺モードに入って勝ち。

2戦目の相手は殴り屋こと佐君。
デッキはゴブリン召集。
調整の段階でそれほどひどく負けることは無かったので(ベイロスを出しただけでコンボ起動までの時間は結構稼げた)引きさえついてくれば勝てるはず。

@序盤から向こうに《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder(ONS)》×2《スカークの探鉱者/Skirk Prospector(ONS)》×2と並ばれてポコポコ殴られる。
しかし《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》を普通に出して時間を稼ぐ間にコンボが起動。
無駄に余らせたマナから《狡猾な願い/Cunning Wish》2枚を行ったり来たりさせストームを20以上稼いでの《思考停止/Brain Freeze(SCG)》で勝ち。

A今度は相手が鬼回り。
1ターン目の《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》から2ターン目《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief(SCG)》、3ターン目に《ゴブリンの女看守/Goblin Matron(UZ)》から《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver(ONS)》と繋がって瞬殺される。

B一応早いターンから《精神の願望/Mind's Desire》を撃てたものの土地ばかりめくれ、ドローも土地ばかり。
結局何もできずに撲殺される。

3戦目は今回のデッキを提供した総統@め氏と遭遇しありえない同キャラ対決をするハメに。

@ダイスロールの結果先攻が取れてほっとする。
こちらがマナ加速カードばかり引くのに対して相手はドロー強化ばかり引き続けマナ数にかなりの差が開く。
そこからストームをかなり重ねた《精神の願望/Mind's Desire》。
そこにレスポンスで向こうから《思考停止/Brain Freeze》が飛んできて半分くらいデッキが削られてしまうが肝心なパーツはほとんどライブラリに残ったらしく《未来予知/Future Sight》を貼り《狡猾な願い/Cunning Wish》経由で《クローサ流再利用/Krosan Reclamation(JUD)》を入手。
《早摘み/Early Harvest》と《クローサ流再利用/Krosan Reclamation》×2で無限循環からの《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》を無限循環で残りライブラリをすべて引かせきって勝ち。

Aこちらがただひたすらマナ加速カードしか引けない間にコンボスタートされキレイに殺される。
早かった。

B相手が先に軌道に乗る。
序盤からマナ加速し《未来予知/Future Sight》から《不屈の自然/Rampant Growth》を撃ちフルタップに。
そのターンのエンドで《狡猾な願い/Cunning Wish》から《帰化/Naturalize(ONS)》を持ってきて相手の《未来予知/Future Sight》を破壊し足止め。
返しのターンに無理矢理起動したところ順調に回りだして大量のビーストが並んだ上に《時間の亀裂/Temporal Fissure》に繋がる。
相手に投了されました。

4戦目は外人さん。
デッキは黒コンとゾンビ単の中間くらいのデッキ。

@初手に1マナのドロー強化が複数枚入ったので土地は島×2しか無いもののスタート。
イヤな予感が的中し土地が止まってうんざり。
そのまま死ぬまで何もできず。

A初手は土地が無かったのでマリガン。
今度は土地ばかりになりイヤな感じ。
その後もひたすらに土地を引き続け何もできずに死亡。
とりあえず終ったあとにフリーデュエルをしたら馬鹿みたいに回り、不審な技をすべて披露。
大変に喜んでもらえました。

最終戦はヒロ@め氏。
デッキはサイカトグ。
サイカは今日いないと思い、サイドから《種蒔き時/Seedtime(JUD)》《枯渇/Mana Short(7E)》を外しちゃってたのが痛い。

@マナブーストは無駄に引いたので序盤からめざましい土地の伸びっぷりを見せびらかすもののそれだけ。
あとは何も引かずにボーっとしてると《激動/Upheaval》から《サイカトグ/Psychatog(OD)》が登場し撲殺される。

A調整の時、サイカに対して非常によく効いた《ザンティッドの大群/Xantid Swarm(SCG)》を3枚引き上げる。
これでかなり楽になるかと思いきゃひたすらに土地と《思考停止/Brain Freeze》を引き、相手のアクションに重ねてそれなりの枚数ライブラリを削ったはよいもののそれ以上何もできず。
その間、相手はひたすらに《詐欺の壁/Wall of Deceit(LGN)》を並べつづけており、その3体に撲殺されるハメに。

というわけで結果は2勝3敗。
ほとんど負けた勝負はほとんど事故で相手に何がしたいデッキかわかってもらえないような状態での負けばかりだったのがちょっと心残り。
後はサイドボードの《脱出/Evacuation(ST)》は《種蒔き時/Seedtime》か《枯渇/Mana Short》にしとくべきだったかも(あるいは両方)。
個人的に気に入ったのでもうしばらく回してると思います。
この先勝率が上がるようなまた次の機会に何か書くかも知れません。