UK杯デッキ話 文:主任@HAMA研 |
さて、ココのトコ積もりに積もってたスタックもあらかた解決されたんでやっとデッキ話に手がつけられますよ。 で、去るUK杯で使用したのは「お前、またかよ?」と言われること請け合いのエンジェル・ゴー。 ま、他所でも書いた通り、このデッキが次の環境でも通用するのかが確かめたかったのもあるんですが、まあ手持ちのデッキの中で一番安定してたんですよね。 それでレギオンのカードを叩いてみればヤツラがどの程度ヤレるカードかも知れようというわけで。 そこでまずは強そうなレギオンのカードを考える。 僕の考えたレギオンランキングが 1位《ゴブリンの闘士》 2位《萎縮した卑劣漢》 3位《スカークの匪賊》 こんな感じ。 その他よく話題に挙がるカードに《墓生まれの詩人》、《悲しみを飲み込むもの》、《生命を破滅させるもの》、《つつき這い虫》とか赤やら黒のカードばかり。 となればレギオンを使って強いデッキは赤か黒ということですか? 実際にゴブリンとか黒コンとかは試作してみた結果、なかなか強い。 しかも今までガンだったUG相手にもいい勝負するじゃないですか。 その他《種子生まれの詩人》とか《九つの強風の守り手》のデッキも組みはしたもののコイツらでは赤に勝てる見込みがほとんど無し。 そこで今回は赤と黒に焦点をあわせてデッキを練ることに決定。 ベースはレギオン入りのミニゲームで使ったバージョン。 デッキ(60) 2 森 5 島 3 平地 4 アダーカー荒原 1 溢れかえる岸辺 2 クローサの境界 3 孤立した砂州 2 ナントゥーコの僧院 1 広漠なるスカイクラウド 2 サングラスの大草原 3 賛美されし天使 3 新たな信仰 4 神の怒り 2 ブーメラン 2 蒸気の連鎖 2 堂々巡り 1 紛糾 1 強制 4 対抗呪文 3 狡猾な願い 2 洞察のひらめき 3 記憶の欠落 3 行き詰まり 2 送還 サイド(15) 3 風生まれの詩神 2 いらつき甲虫 1 解呪 1 天啓の光 1 新たな信仰 1 堂々巡り 1 冬眠 1 枯渇 1 好機 1 クローサ流再利用 1 黒の防御円 1 動員令 まずはメインから黒に耐性をつけるべく《強制》を装備。 さらに《行き詰まり》でドロー強化を。 どちらもエンチャント、黒ではどうにもなりませんよ。 さらに《陰謀団の先手ブレイズ》やら《腐臭の地》でマナを絞られても色事故被害が小さくなるように緑をサイドボードと《ナントゥーコの僧院》のためだけに変更。 よって今回は《クローサの大牙獣》は不採用。 そして赤を考えるとやはりフィニッシャーは《賛美されし天使》以外あり得ないと考えて3枚装備。 僕は普段なら、どこか他所の大会に持ち込む時は1枚《動員令》にして黒やサイカにもメインでどうにかなるようにするんですが、今回はレギオンで強化された種族関係の物件を狙い打ちにくる輩がメインから《仕組まれた疫病》を搭載してそうだと大予想。 ま、そうなっちゃうとせっかく黒に強いはずの1枚もたいした効果は見込めないってことですよ。 ならば外しちゃいましょう。 クリーチャーはこれだけー。 実は寸前までメインに《詐欺の壁》が3枚ばかり入っていました。 2マナでタフネス5ってサイズは結構魅力的。 しかも2ターン目にこれを通しちゃうとパーミッション同士のとき、これだけで殴りきれること多数なのを発見して正式採用しようと思ってたんですが・・・。 でも、黒には《燻し》されるわ、赤には《ゴブリンの闘士》に呼ばれてふらふら出かけて横から高エネルギー化した《ゴブリンのそり乗り》が突っ走っていったり《ゴブリンの群衆追い》がナチュラルにブロックできなかったり。 レギオンのカードを使うって意味では採用したかったんですが今回は涙をのんで見送ることに。 ココまでやったところですでに十分イケると思ってたんですが、エルフデッキに当ててみたところ《鉤爪の統率者》に極めて弱いことが発覚。 《神の怒り》にヤツを重ねられるとほんとに死ぬ、死ねる。 愕然。 やはり1枚で数が戻せるバウンスがないと厳しいのでバウンスを汎用性を切って《霊気の噴出》に変更。 でも《狡猾な願い》で持ってこれるように1枚はサイドに落としておきたかったので2枚ばかり別のバウンスを追加して数をそろえることにしました。 候補としては軽量なのが評価されて《送還》が最後までその座を占めていたんですが、クリーチャーデッキを狩りに来るアストログライドが相当数やってくることも予想されたのでエンチャントも戻せる《蒸気の連鎖》に落ち着きました。 ここまででメインは完成。 でも問題はサイドボード。 メインに1枚たりともレギオンのカードが入ってない以上、せめてサイドには入れてやろうというのが人情ってもの。 前回、採用してサイカ相手に劇的に効いてくれた《いらつき甲虫》は今回も採用する方向ではあったものの、サイカ自体がほとんどいないんじゃなかろうかと予想されるUK杯。 しょうがないので1枚だけ採用に。 ここで悩むのが《風生まれの詩人》。 ミニゲームで使った際にはそれなりの活躍をみせてくれていたものの、《神の怒り》を打つ必要性もなくしてしまうほど場を制圧してくれる《無神経な抑圧者》に比べるとかなり見劣りがしますよ。 とまあ天秤にかけてみること約5分、今回種族デッキ増えそうなら《無神経な抑圧者》が効かない相手が増えるに違いないと無理矢理納得し《風生まれの詩人》を採用。 しかし、これ以上は何も入れることが出来ないほど必須のインスタントがあるためにこれ以上レギオンを増やすことは断念。 それでもホントは《赤の防御円》もう1枚欲しかったんだよな。 2月23日UK杯4位 主任@HAMA研 とこんな感じのデッキで結果は4位。 対戦の内容は参戦レポートの方を見てもらうとして、使ってみた感じ 「まだいける」 って手ごたえはありましたね。 思ったほどヤレないワケではないようです。 やはり環境がクリーチャーデッキに傾くのなら、対クリーチャーデッキであるこのデッキはまだ通用するようです。 ただ 《鉤爪の統率者》だけはホントに強烈なインパクトですね。 でも《鉤爪の統率者》いると意識してバウンスを駆使、3マナたてさせないように《神の怒り》を重ねていくプランがうまくハマったおかげで今回はヤツにイわされずにすみました。 《いらつき甲虫》に関しては評価は「保留」。 カウンター合戦しなくても通せるって意味では楽なんですが、通ってしまえばただのクリーチャーなので戻されるは殺されるは・・・。 ま、それでも《チェイナーの布告》以外ではサイカのメイン装備の除去では殺すのが難しいのと、かなりの高確率で6/6なのはアリ。 でも1枚で黒にも効いた《獣の襲撃》とは一長一短。 むしろ微妙にマイナスかも。 《風生まれの詩神》は無し、断じて無し。 《詩神》そのものが無しってんじゃなくてこのデッキでは無しって意味ですよ。 やはりマナを拘束するデッキじゃないとキビイシイようです。 かつての《プロパガンダ》ならただ出しておくだけで効果的に相手の足を止めてくれましたが、《風生まれの詩神》はクリーチャーにつき各色で除去可能(飛んでるせいで緑ですら除去可能)な上に重い。 《詩神》をガッチリ守れるデッキじゃないとあんまりみたいです。 その他は今後の展開を見て対策を練っていかないといけないみたいですね。 ではまた。 |