2月23日UK杯参戦レポート 文:主任@HAMA研 |
「レギオン」が発売されてもうすぐ一月になろうとしている今日この頃、スタンダード入りの一足先に次期環境を試せる大会として確立されつつあるようなUK杯に参加させてもらった主任@HAMA研です。コンニチハ。 クリーチャーしかいないというかなり「衝撃」のエキスパンション「レギオン」ですがこのエキスパンション、僕とはかなり相性が悪いんですね。 基本的にパーミッションとかロックとかいうデッキタイプを愛好する性分だけにクリーチャーは使いづらいものが・・・。 とはいえ帰ってきた《プロパガンダ》とか評される《風生まれの詩神》など、僕のストライクゾーンに飛び込んでこないこともないクリーチャーもいないことはないわけで。 そこでその手のブツを積んだデッキをいくつか建造してみたんですが、今回は練習相手も時間もロクに確保できなかったため、ソレはソレはひどい出来のデッキしか作れずじまい。 せっかくの遠征、知らない人に遊んでもらえる貴重な機会ですよ!? あまりにヘボいデッキ持っていくのは相手にも失礼かもしれないし、ボッコボコにやられて気分悪くなるかも知れないし、何かを書くネタにもならないかも知れないし。 そこで、もう長いこと使い込んで十分に手にもなじんだエンジェル・ゴー(某強豪命名)で出ることに。 一応、FNMが中止になったときの埋め合わせにやった次期スタンダードミニゲームではそこそこ勝てたし。 それに前に記事で書いた「エンジェル・ゴーは今後厳しい!?」っていう一文が自分でも気になってまして、ホントにそうなのか実地で確認するイイ機会か!?とか思っちゃったのでそれで出撃してみたり。 ま、それでも一枚もレギオンのカード入ってないと恥ずかしい気がしたんでメインでも挿せるカードが何かないかと探し回った結果、メインのバランスを崩してしまった日には検証も何もないかと思い直し、メインは今までのままでサイドにだけレギオンのカードを放り込んでデッキは完成。 デッキ構築の話はまた今度。 記憶力悪いんで、早めに書かないと脳が全部揮発しちゃいますよ。 |
で、一戦目はいつも独創的なデッキの赤嶺さんと赤黒緑白墓地循環デッキ。 R1 序盤はお互い淡々と土地をならべる展開。 でも、適当に土地が並んだところでモリモリと展開される《幻影のケンタウロス》。 それに対してこちらはマナを残しつつ《賛美されし天使》を裏向きでプレイ。 すると案の定《燻し》が飛んできたので《天使》を表にして回避。 そこへ返しのターンに飛んでくる《チェイナーの布告》。 これで2大除去の存在が確認されたので以降はキッチリとカウンターマナをたてつつ行動。 とりあえず《ケンタウロス》はバウンスと《神の怒り》で対処して時間を稼ぎ、2体目の《天使》と《ナントゥーコの僧院》で削り始める。 最後は《ケンタウロス》×2を2枚目の《霊気の噴出》で戻して勝ち。 R2 手札はカウンターがまるでないものの、除去とバウンスのカタマリに《風生まれの詩神》のオマケと徹底してクリーチャーいじめできそうな感じ。 土地も苦しいものの《クローサの境界》があるので色は何とかなりそう。 マリガンせずにスタート。 すると序盤から《催眠の悪鬼》《定員過剰の墓地》とたて続けに出され、挙句《生き埋め》から《アンデッドの剣闘士》《起源》《クローサの大牙獣》。 大惨事もいいところ。 しかもさっきは見えなかった白とか出てきてみたり。 でも、勢いもそこまで。 グルグルいろんなブツが回ってアドバンテージは稼ぎ始めるものの、攻め手に欠けるらしくそのまま長期戦に。 その間に引いてきた《狡猾な願い》経由で《クローサ流再利用》をゲット。 《起源》と《千足虫》をライブラリに押し込んで《天使》を展開。 するとそこへ登場する《陰謀団の先手ブレイズ》。 これに《生ける願い》経由でやってきた《鉤爪の統率者》が回転し始め増え始める熊。 バウンスで1ターン稼いで2体目の《天使》を伏せて出し、《行き詰まり》で蓋をする。 そのまま勝ち。 2戦目は主催ことUK氏。 基本的にいつもブン殴るデッキしか使ってこないので、今回もステロだろうとタカをくくってるとちょっとハズしてGWビートダウン。 R1 キッチリと3ターン目に《藪跳ねアヌーリッド》。 こちらも負けずに3ターン目に《天使》を伏せて出す。 で次のターンにひっくり返すとやっぱり飛んでくる《復仇》。 ン、《復仇》を確認した上で消費させることに成功ということにして《ナントゥーコの僧院》を展開してさっさとスレッショ貯めて場を膠着させることに。 で、十分にマナを展開してから《天使》×2を裏向きで出して《行き詰まり》で蓋。 次のターンから1体ずつ表に返していくと対面から「投了」の声が。 R2 さっきよりも順調に展開してくるUK氏。 《極楽鳥》→《野生の雑種犬》→《藪跳ねアヌーリッド》→《幻影のケンタウロス》と妙に美しい展開。 《狡猾な願い》を絡めての《霊気の噴出》×3で対抗するも解決になってないよねコレ。 しかも向こうの《鉤爪の統率者》が恐くてフルタップで《神の怒り》が撃てない。 仕方ないので裏向き《天使》から《僧院》とならべて時間を稼ぐ。 で表に返した《天使》でダメージレースに持ち込もうとすると《栄光》が手札から落ちて《極楽鳥》が無敵ブロッカーに。 とはいえ向こうも2回起動するマナが確保できず、にらみ合いに。 そんな時に引いてきた《狡猾な願い》で《クローサ流再利用》を入手し《栄光》と《起源》をまとめて戻す。 それで余裕ができたので戦線に《風生まれの詩神》追加。 そのままハメて勝ち。 ここまで順調に勝ってきたものの、3戦目は親富祖君。 デッキはいつものアストログライド。 このデッキとはよく引き分けるのでイヤな感じ。 R1 1ターン目《クローサの境界》からスタート。 それ以降は《記憶の欠落》《堂々巡り》と順調にカウンターし相手のキーカードを通さない。 それでもフィニッシャーを引くまでに時間を食ったのと向こうにも《天使》が出てきてお互いモリモリとライフが増えたせいで勝ちはしたものの、1本目終了時で時間を半分以上消費。 R2 《赤の防御円》で《稲妻の裂け目》を封じることは出来たものの、《幻影のケンタウロス》がどうにもならずターボで撲殺される。 R3 開始早々に時間切れで引き分け。 この時点で全勝が黒単の平良君の一人だけに。 当たりたくないなーと思ってると予想通り僕が当たることに。 R1 「おてやわらかに」と声をかけられるも、このデッキで黒単相手に「おてやわらかに」プレイしてたら瞬殺されますよ。 笑顔で「全力でぶっ殺してヤル」と答えてスタート。 序盤から大量のハンデスと《ナントゥーコの影》が飛び出してくることを覚悟してたものの相手は動かず3ターン目に何モノかを裏向きでプレイ。 何なのか気になったので《記憶の欠落》すると正解は《にやにや笑いの悪魔》。 返すターンで《行き詰まり》で蓋をしておくと予想通り止まってくれたのでその間に土地を並べる。 で伏せて出した《天使》を餌に《燻し》を消費してもらって《僧院》を展開。 ついでに《行き詰まり》で手札もいっぱい。 黒相手に手札確保できれば負けないよね。 でも《萎縮した卑劣漢》にはかなり手を焼かされたような気が。 ある意味《ナントゥーコの影》よりも鬱陶しいかも。 黒相手は主力が《僧院》なのにヤツのせいでスレッショしないんだよね。 R2 サイド後こそ大量ハンデスで大惨事とか思ってたんですが・・・。 相手の2ターン目に《催眠の悪鬼》こそ出されはしたものの手札は《神の怒り》×2に《霊気の噴出》に《強制》。 《霊気の噴出》を差し押さえられたところでドローが《たい肥》→即貼り。 その後2連続で《ナントゥーコの影》を出されるも《神の怒り》イッパツで元がとれてみたり。 そのまま《強制》まで貼って手札ガッチリさん。 まあ、負けるはずもなく。 これで全勝組は全員つぶれて親富祖君と僕がポイント的にトップ。 次勝てばほぼ僕の優勝。 そこで迎えた最終戦、その相手は楚南君。 楚南君なら当然赤単だよね。 R1 こちらの先攻でスタート。 と、向こうの1枚目の土地は山。 ほら、やっぱ赤だ。 でもゴブリンとかは1体も出てこない。 ひたすら《火山の鎚》とか《炎の稲妻》が本体に飛んでくる。 挙句《罠の橋》をベタ貼り。 ブリッジバーンだよ。 で《天使》を出すも向こうの手札は2枚。 ま、《狡猾な願い》引いてくるまで殴れないよね。 で、引いてくるまでは《新たな信仰》だけで耐え、《願い》から《ねじれの光》を入手。 フラッシュバックで《罠の橋》を2枚破壊。 でも3枚目を貼られてやっぱり動けない。 でもそこに《蒸気の連鎖》を引いてきて《橋》を戻してからカウンター。 4枚目もカウンターして《天使》で撲殺。 R2 2ターン目に《赤の防御円》を貼れて完封!?とか思わされるもその後土地が止まってしまう。 その間に《ゴブリンの群衆追い》×3に《渋面の溶岩使い》×2、《つつき這い虫》を展開されて残りライフ3点。 墓地には《溶岩の投げ矢》と《炎の稲妻》が控えてたり。 負け。 R3 対面が最速でブン回り。 あっという間に焼き殺される。 負け。 |
というわけで目前で優勝を逃がして結果は4位。 んー残念賞。 たしかにイヤな生物はいっぱいいるものの《神の怒り》で対処できないことはないみたいです。 当初予想した《スカークの匪賊》とかはそれほどまで響かないかも。 むしろイヤなのは《ゴブリンの闘士》。 ヤツは《モグの狂信者》と同じくらいウザかったり。 何でウチの《天使》が《無謀な突撃》で撃墜されなきゃならんですか。 あと実際にハメられることこそなかったものの《鉤爪の統率者》のプレッシャーたるやかなりのもの。 《種蒔き時》よりきついかも知れないですね。 もう1ターンやっても死なないことは多々あれど、《神の怒り》打つ時は撃たなきゃ死ぬ時が多いですからね。 ん、次の機会には是非、ふんだんにレギオンのカードの入ったデッキで出場したいトコです。 主催のチームUKの皆さん、お疲れさんでした。 頑張って次回も是非開催できますように。 |