#23「点数、俺はもう、全然つけないスね」
〜チームGM No.01 なかむラ No.07 Can〜

ホームマジックの話をしよう>#23「点数、俺はもう、全然つけないスね」


なかむラさん・Can君とブースタードラフト話。
……というよりは、なぜかけんつよが一方的に憤りをブチまける場になりました。
なかむラさんは聞き上手、Can君はおとなしめ、
そのうえテレコはトラブってさらには大人がビール漬け。……って、まあ無理ないけどさ。
インタビュアーとしての自制に失敗したけんつよの叫びを御覧あれ。

つよ: 点数表とか自分でつけたりする?
Ca: 点数、俺はもう、全然つけないスね。
なか: トーメントまではやってた。ジャッジメントはまだやってない。
Ca: 皆が点数つけてるのが、俺にはわかんない。
つよ: うん。俺も点数表に振り回されるのは反対。
Ca: この、(カードが手元に)来た時には点数は絶対変わってるじゃないスか。
つよ: うん。
……たださ、点数表自体は自分ではつけるべきだと思う。なんでかっつったら、相対的な強さとしてわかるから。
なか: そうそうそう。それがあるんだよね。
つよ: うん。つけるまでは確かに大事ではある
ただ、どっかから点数表持ってきて、良くネットとかで大きい所には載ってるけど、「8点のカードだから、この7点のカードよりは強いから」って取るっていうのは間違ってると思うわけ。そういう意味で俺は点数表ってのはナシとは思う。つけること自体は大事だと思うよ。あれ、つけるまでが大事なわけ、実は。
なか: ……結局、つけてから、それを共有するまでが大事だと思うわけ。
つよ: ああ、うんなるほどね。
なか: で、更新したらまたそれを共有する。とりあえず点数表っていうのはその、卓の中での流れを作るためのテキストだからね、結局。
つよ: うんうんうん!
なか: だってね、右隣の人の10点カードが自分の7点とかだったら全然話が違ってくるわけであって、流れも全然変わってくるでしょ。上家・自分・下家で点数違うとか、それは論外なわけであって。だから、世界全体で「The点数表」みたいなのがあれば、理想なんだろうけど、そんなの作りようがないし。だからとりあえず、各地域レベルで作って、それがまあ日本選手権とかでね、某強豪たちの点数表がありました、じゃあそれと比べて、もし自分がそれに出てピックなんかした時にどう流れてくるか、とかステップアップしていくべきであって。でもボクたちはまだ、それこそね、沖縄という地域の中でしかやってないから、まずそこでの点数表の共有から。
……という点では、ボクは点数表の推進派なわけ。まず皆で考えよう、みたいな。価値観の共有から始めよう、みたいな。
つよ: ああ。

つよ: 俺が自分で点数表をつける時は、自分の中のカードの強さじゃなくて一般に見てどうかで点数つけるわけ。俺、よく、新しいエキスパンションのコモンが揃ったら点数表つけるんだけど。「このカードとこのカード、相対的に見たらどうか」とか色別にして分けて。で、一応点数つけるじゃんね。コモンだからどうしても8点までしかつかないけど。
……それはそれで、
一応認識だけはして置いておくわけ。で、実際ドラフトするときには「8点だから取る」とか「7点だから取る」っていうのは、本当に最初の4・5順目までで、ある程度本当に上家が認識してるんだったら、サインとして有り得ない順目で有り得ないカードが絶対流れてくるわけじゃん。例えば上家がどうしても緑を主張するんだったら、敢えて自分が取らない色の(点数が)高めのカードを流したりするわけじゃんね。4手目5手目で連続して≪炎の稲妻/Firebolt≫が流れてきたら、もう上家は絶対赤やってないわけでしょ。で、「赤は取ってくれ」ってサイン流してるわけだから、赤取った方がいいってのはわかるでしょ。この≪炎の稲妻≫とかはあからさまに明白だけど、遅い順目の時に点数表で有り得ないカードが来るってことは、「上家がこの色を取ってない」ってことだから、俺は最初のパックではある程度色が認識されていたら敢えてヘイトドラフトはしないわけ。そしたら返しでカードが取れるじゃんね。
……で、そうやって流してても、
下家が、俺が敢えて取りこぼしたカードの方を取ってることがよくあるわけ。自分の初手に縛られて
なか: 最近それ多いね。見てて。
つよ: オデッセイブロックは特にそうなんだけど、オデッセイの初手に縛られたら絶対負けるわけ。上家と合わせた方が絶対勝てるわけ。特にトーメントとかジャッジメントとかは、色が偏るエクスパンションだから、上家・下家とかぶったら死ぬわけでしょ。だから、自分のオデッセイの初手で色決めして打つのは、俺は≪激動/Upheaval≫と≪セファリッドの皇帝アボジャン/Aboshan,Cephalid Emperor≫だけ。それ以外のカードは、例えなにが出ようと切る。例え≪カーターの怒り/Kirtar's Wrath≫が出ようと、一応取るけどもちろん(笑)、上家とその上家が白やっててピタリと白が止まってるなら、白は取らない。≪カーターの怒り≫は捨ててもいい。それよりは上が行ってない色に行った方がいいからね。
……ただ、それができるのは、上家と下家がわかってる人な時だけ。初手≪カーターの怒り≫が出たから≪カーターの怒り≫決め打ちをする人が上家にも下家にも固まってると、自分が合わせようとしても合わせきれないわけ、俺は。だから、例えば、俺的にはなかむラさんとかCan君とかが上家にいると楽であるわけ。うまい人が上家にいると。
ツラいけど楽であるわけ。で、(そういう人が)下家にいると、俺が必死で黒を押さえたら返しでちゃんと俺に黒が回ってくるわけ、俺の所に。でも俺が必死に黒を押さえてても、わからない人は「トーメントで黒が強いから」って黒押さえてしまって、結局二人とも勝てなくなる(笑)。まあ俺が勝ちたいからそう言ってるんだけど。そのへん、どうなのかなあって。
Ca: あ、でも自分は隣に渡したくないカードとかを自分で取ったりしますよ。
つよ: ヘイトドラフト「する」わけな。
Ca: うん。自分はする。
なか: HPLさんとか良く言うね。「Canと隣り合わせになりたくない」って(笑)。
主任: 両側が間違いなくガタガタになるようなドラフトするわけ。
なか: ……それはある意味、上手いんじゃん?
主任: うん。だから、上手いなって思うよ。
Ca: でも自分は自分が勝ちたいから、ただ。
つよ: うん。わかるんだけど。
……ただそれをすると「対面に勝てなくならないか?」っていうのがあるわけ。こっち側のテーブル(ドラフト卓8名中、自分の回り四人)で、Can君は強いカードを的確にピックしつつ、自分の?取りたい色を出すでしょ? で、それはそれで成功してるからいいわけ。今はなぜそれが成功してるかっていうのは、皆がガタガタにしてるから。ただ、皆がもういっこ上にあがった時に、対面に負けるようになるわけ。ただ今は、ドラフトの「ルール」が解らないまま席についている人間が何人かいるから、それによって、単純に強いカードを持ってる人間が強くなるわけ。だから、今の時点ではそれは合ってるわけ。ちゃんとしてるなって思うわけ、逆によ。ちゃんと取ってるし、必要なパーツは取ってるし。俺はさ、点数でカード取ってる人よりも、デッキに必要なパーツを取ってる人が勝つのは当たり前だと思ってるわけ。
……例えばオデッセイ・オデッセイ・トーメントの赤緑で必ず取らないといけないパーツって≪クローサの射手/Krosan Archer≫であるわけ。でも≪クローサの射手≫自体の点数はそんなに高くないでしょ。
なか: そだね。
つよ: でしょ。ただ≪クローサの射手≫をピックするのが≪飛びかかる虎/Springing Tiger≫より優先される局面が確実にあるわけ。点数で比べてみたら≪飛びかかる虎≫の方がまだやや上かもしれない。でも赤緑を自分が志向してるんだったら≪クローサの射手≫は必ずデッキに必要なパーツであるわけ。点数表通りに≪飛びかかる虎≫を取ってる人間は絶対勝てない。3勝できない。
……それを解ってる人間が今どれくらいいるか、が非常に気になってるわけ。で、実際、この≪クローサの射手≫を低い順目でドラフトした赤緑の人間が勝つわけ。今はジャッジメントが出て、アンコモンのスロットに≪群れ叩きアヌーリド/Anurid Swarmsnapper≫が出てるでしょ? あれで≪クローサの射手≫をもしスルーしても、ジャッジメントで取れるかもしれないっていう可能性がやや増えたから、赤緑で≪クローサの射手≫を気持ち高い順目で取る必要は無くなった。まだ大きいものを取ってても良くなったんだけど。でもオデッセイ・オデッセイ・トーメントの時点で、≪クローサの射手≫をスルーするっていう選択肢は、俺の中ではほとんど無いわけ。
……それを解ってドラフトしてる人間が何人いるかが疑問。その話に行く前に「点数表でどうだこうだ」言って、「この順目で≪クローサの射手≫ピックは無いんじゃないか」とか言われたら、俺はもうハラ立つわけ。
なか: なるほどね(笑)。
つよ: だから、その辺のことを聞いてみたかった。単純に。≪クローサの射手≫っていうのは象徴的だから言ったんだけど、他にも色々必要なパーツってのはあるわけ。
……青白で≪霊力/Psionic Gift≫が死ぬほど重要ってのはわかるでしょ? 今はジャッジメントが出て≪秘教の教示/Arcane Teachings≫が出たから、タッチで赤にして、青白で勝ち手段を作るのは簡単になったけど、青白を取る時に、≪投鎖獣/Chainflinger≫を足すためにタッチで赤にしたりとか、≪霊力≫が取れてるか取れてないかで勝率が変わるってのは、知ってる人は知ってる。でも、単純に≪霊力≫と≪エイヴンの風読み/Aven Windreader≫だったら、≪エイヴンの風読み≫を取る人間が確かに多い。わかる、それは納得。≪エイヴンの風読み≫の方が強いし。ただ、≪霊力≫が必要ってことを知ってて敢えて≪霊力≫を流すのか、≪エイヴンの風読み≫を取るのかっていう。点数をわかった上で取ってるのか、必要なパーツとして取ってるのかっていうので。で、この≪霊力≫をどうでもいい順目で取りきれた人間が勝つっていうのが今の県内の現状なわけね。俺が見たイメージでは。
酒呑んでるから暴言が過ぎてる感じだけどね

「現状がこういう風な人たちが、ドラフトやそれに関することをどう考えているのか?」
ということに迫るための、言ってみればプロローグなわけですよ、今回は。
「ていうか俺ドラフトしたことねえから何言ってんのかさっぱりで二度と来るか!」
という方ごめんなさい。分かり易くなるよう頑張りますので見捨てないで下さい(泣)。
それを踏まえてまた来週。

続く

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