＃２０「せんすって言ってもちょっと違うよー。カタカナじゃないよう？」
～元邪黒教団員上間正也～

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スタッフとして選手として。
SilverBullet Conventionとは長い付き合いの上間さん。
しかし立場は変われど、彼が決して手放さないものがある。
……そう、それは扇子。ちょっとそこらへんどうなのよう。

上間：	自分はね、SilverBullet Convention３からしか参戦してないんですよ。ていうか最初は参戦もしてない（笑）。最初はね、スタッフになったのが失敗。長く続かない理由はここだったのかなあっていうのが、ちょっと、無きにしも非ず。
つよ：	ああ。選手側で出なかったからね。
上間：	うん。それはあるかなあって。
つよ：	なんで？「最初はスタッフ」って、やっぱり香川さんあたりから「ごめん、手伝って」みたいな感じ？「マサヤ手伝ってよ」みたいな（笑）。そんな感じだったの？
上間：	本当にね、手伝う人がいなかったんだよ（笑）。「そりゃ惨いだろ」。
全員：	ハハハハハハ。
つよ：	もう「やりたいやりたい」みたいな。もう中学生男子のようにヤりたいわけですな。
全員：	ワハハハハハハ。
上間：	そうそう。やりたさとしては。
つよ：	ウズウズしてる！
上間：	そう。にも関わらず。 ……んー、ま、最初はね、デッキがあんまり無かったっていうのもあるんだけど。もう運営側に立ったのが運の尽きね。Ｓ君も無理矢理巻き込まれて。
つよ：	あのへん可哀想だよね。
上間：	で、気がついたら「あれッ、俺らで毎回やってるよね」みたいなトーンで。
つよ：	香川さん、Ｓさん、上間さんたちは「この人たちは一生スタッフなんじゃないか」（笑）。俺、最初はどういうポジションの人かわからなかったわけ。
上間：	ほうほうほう。 ……僕のことをデュエリストとわかる人も少ないよねーと思って。だから「僕はデュエリストなんだーッ」って休み時間にやり始めたり。
つよ：	ヤケになったようにやってたね（笑）。
上間：	涙流しながら。
つよ：	「今日これで出る予定だったのにー」みたいな。
主任：	パッと見、もう、ジャッジスみたいな人たちがいるじゃんね。
上間：	ジャッジ側です、みたいな。でもまあ自分は全然ジャッジすることはないんだけどね。ジャッジ呼ばれたら「香川さぁん？」って呼ぶだけなんだけど。給料泥棒みたいなことを。
つよ：	「誰か呼んでますわよー？」（笑）
上間：	「奥様呼ばれてますわよー？」「奥様ガイジンですわー？」みたいな。
つよ：	で、俺のイメージではさ、俺がマジック始めて、ブリットとか大会出るようになっていったら、（上間さんは）もう運営側の人であるわけ。運営側の人で「この人は人数が奇数になった時に出る人だ」っていうイメージがあるわけ。俺はよ。
上間：	うん。まあ大方、どの人たちからしても、多分そういうニュアンスが……そうね。うんはいそうですその通りです。
つよ：	で、これ（ふんぞりパタパタ）であるわけ。
全員：	ハハハハハハハ。
つよ：	これでセンスを扇いでる人のイメージがあるわけ。
上間：	ああ。……当たってますね（笑）。そりゃそうだ。
つよ：	（笑）
上間：	扇子はね（笑）、扇子は一番最初に持ってたやつが、大っきい扇子だったと思うのよ。これくらい長くて鳥の絵が描いてあるボロボロのやつがあったわけ。
骨皮：	ああー、見たことある。
上間：	あれはね、フリーマーケットでおばさんが売ってた扇子を。おばさんが「１５００円」とかぬかしやがるわけ。こう、広げて見て「……おばちゃん、これもう軸弱いでぇ～」とか言って。で、おばちゃんが「１０００円」っていうから「ああ、でも今８００円しか無いんだよね（小銭が♪）」。
全員：	ワハハハハハハ。
上間：	「じゃあ８００円でいいよ」って言うから、「こいつ本当にどうでもいいなッ。これなら５００円だったな」とか思いながら。でも気に入ったから。 ……このへんが最初の僕と扇子の出会い。「僕と扇子とマジック」。「せんすって言ってもちょっと違うよー。カタカナじゃないよう？」。で、後から気が付いたんだけど、「これって外人にプレッシャーになるのでは！？」と思ったけど、全然ならなかったね！（笑）「貸シテ？」って言われたし。
全員：	ガハハハハハハ！
所長：	喜ばれてるよ（笑）。
上間：	喜ばれてる。クリスさんあたりに「貸して」とか言われて。まああの人日本人マニアだからね。こいつにゃプレッシャーにもならねえよ。 ……あいっつらね、バンバン扇ぐからさ、羽根もビシビシいって。「壊れるっつうの。うわあ、返してくださいよう（泣）」。
つよ：	逆にプレッシャーかけられてるじゃん！（笑）
全員：	（爆笑）
上間：	「俺の扇子があ――ッ」とか言って。
主任：	「折れちゃうよー」（笑）。
上間：	……で、それから、毎回扇子を適当に変えては持ってみたり。

あSilverBulletには在沖米軍基地に従軍している外人の方も来店されます。
ＳＢＣにも多数参加されるので、沖縄では国際交流が結構盛んなのでした。
その分、会場では英語日本語入り混じり大変なことになるわけですが。
…………改めてＳＢＣのスタッフの皆様へ感謝（笑）。

続く

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