ＥＸ4：とりこぼした話をしよう
～ＹＡＭＡＵＣＨＩ（∀）祭優勝者　ヒゲ先生～

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●なげやり
つよ：	あんまり語ること無いなあ。ていうか、僕とヒゲ先生って語ること何も無いんだよな。どうせ普段会ってるし。
ヒゲ：	（笑）適当に言ってるし。
つよ：	今ここで敢えて語るようなことは何一つ無いし。
全員：	……………………。
つよ：	……「￥マネーの虎」観た？
全員：	ハハハハハハ。
ヒゲ：	（笑）昨日は観てない。残念ながら。
つよ：	今日夕方５時くらいからやってたよ。最終回。最高。あの、ヘアヌードおやじが最高。 ……ああ、「￥マネーの虎」話はどうでもいいんだな？ごめんね。マジックの話をしよう。
●その名は達名
つよ：	ていうかなに。……じゃあ、一応どうでもいいんだけど、俺は知ってるんだけど、何故マジックを始めたのかとかも聞いとく？
全員：	ハハハハハハハ。
りょ：	てきとお～（泣）。
ヒゲ：	なんで始めたか？（笑）まあ色々。 ……例の、「ティとエム」の二階で。
全員：	ワハハハハハハ！
つよ：	「ＴとＭ」の二階で（笑）。
ヒゲ：	「ＴとＭ」の二階で悪い集会が夜な夜な開かれてたわけ。それを眺めてて「あ～、でもあれはやばいゲームだよ（笑）。あれはやばいよやばいよ」とか言いながら、俺はビシャモンで敵を斬り殺してたわけさ。 ……それで、いつかな？ある日突然「じゃあたまには暇だしやってみてもいいかも」って。
りょ：	あ、あれね、ニュースになった。「ああ、とうとうヒゲ先生が転んだ」みたいな。
全員：	ハハハハハハ。
ヒゲ：	なるほど。で、Ｍさんに「デッキって何―？」ってルール習って。で、Ｍさんの謎の緑赤、≪メテンダ･ライオン／Mtenda Lion≫×４からのデッキを渡されたわけ。 ≪火葬／Incinerate≫×１とか、今思えば微妙な枚数の（笑）、余りカードばかりのデッキが組まれてたわけ。
上間：	そのへん基本だね。
●ヒゲ先生デッキビルディング（１）
主任：	ヒゲ先生の話を聞こう。 ……ヒゲ先生、最初見たときに、めっちゃ一杯象しか入ってないデッキで、≪宝石の広間／Hall of Gemstone≫貼られて「うわー」みたいな。
ヒゲ：	ああ（笑）。「ニコニコ象さんデッキ」。象と≪根の壁／Wall of Roots≫だけ入ってるデッキ。
つよ：	あと、エルフわらわらデッキも作ってたよな。
ヒゲ：	ああ～。≪ラノワールの歩哨／Llanowar Sentinel≫。
つよ：	≪セン≫ちゃん（笑）。
ヒゲ：	≪セン≫ちゃんから≪セン≫ちゃんを呼びまくり。
りょ：	あのー。あとは≪手綱／Rein of Powers≫コンボ（注１）を所長に決めて、所長が夢に見てうなされたとか。
主任：	そのデッキ、ケースの表に≪拷問生活／Tortured Existence≫が貼ってあってさ（笑）。俺もハメられたんだよ、それ。
りょ：	その時デッキケースなんて上等なものは無くてさ、賞品として売り出されてる数も今みたいに多くはなくて。俺たちはスターター（今は「トーナメントパック」）の箱にデッキを入れてたわけ。で、スターターの箱って回りがビニールで覆われてるじゃん。開けるときにフタまわりは外すんだけど、残り八割くらいは箱につけたまま置いといて、そこにカードを挟んでた。それでデッキの目印にするわけ。
主任：	「≪拷問生活≫の入ってるデッキは要注意だ」（笑）
りょ：	そう。「あれはハメられる」みたいな。
●ヒゲ先生デッキビルディング（２）
りょ：	「逆ランド破壊の恐怖」とかもあったな（笑）。
全員：	ハハハハハハ。
りょ：	あれ、名言だけど。ヒゲ先生のデッキは面白かった。
つよ：	面白かったな。「迫り来るバボーの恐怖」とかな（笑）。 ≪ウルザのガラクタ／Urza's Bauble≫が≪ヨーグモスの意思／Yawgmoth's Will≫で戻ってくるんだよな。
りょ：	そうそうそう。コンボ自体は普通で、やってることも普通なんだけど、なんか、擬音とかサブタイトルとかが可笑しいわけ。「Bauboo」「Bauboooo」「Bauboooooo」（笑）。
主任：	回してる様が可笑しい。
りょ：	某カレーパンの包装紙に「君はこの辛さに耐え切れるか！？ＹＥＳ→ナウイＮＯ→ダサイ」ていうコピーが。 ……もう、もうこのつかみで俺たちがっちりキャッチされたわけ。「おい。あのカレーパン、ナウイぞ！」「ナウイだよナウイ！？マジ頼むぜー」みたいな。それをヒゲ先生がデッキのサブタイトルに使うわけよ。「君はこの迫り来る≪バボー≫の恐怖に耐え切れるか！？ＹＥＳ→ナウイＮＯ→ダサイ」「どっちもダサイよ！」（笑）。
つよ：	逆ランド破壊はデッキレシピ載せたいね。 ……（ギャラリーに）逆ランド破壊って何かわかる？白単ランド破壊だよ。 ≪白オース≫（≪しもべの誓い／Oath of Lieges≫）と、あの、バイバックで土地壊す≪ペガサスの暴走／Pegasus Stampede≫とかライフゲインする白のバイバックスペル（≪報酬獲得／Reaping the Rewards≫）があるでしょ？あれで延々自分のランドを壊しながらトークンが増えていって、≪次元の誕生／プラナーバース≫！
Ｉ君：	ああああ～ッ！
つよ：	あれ使ったら対戦相手が絶対いぶしがるわけ（笑）。「な、何ッ！？」「≪次元の誕生≫」「ああ（ようやく判りましたよ）」みたいな。……あの辺からデッキビルダーとしての才能が、ここに至るまでに。
りょ：	ああなるほど。これで繋がったねっ。だから、そういうあれを踏まえて、最終戦のカウンターモンガー作成に繋がるわけですよ。
ヒゲ：	間の、各色≪煙突／Smokestack≫デッキも（笑）。
つよ：	≪煙突≫も好きだったな。「パーマネント、サクリっこしようぜ～」。
ヒゲ：	各色≪煙突≫。
りょ：	５色それぞれ単色で≪煙突≫デッキを組んだんだよな。
つよ：	もちろん白≪煙突≫の時は≪次元の誕生≫で（笑）。
ヒゲ：	≪ハナの保護管理／Hanna's Custody≫がメインで×４入ってるデッキはアレだけだ。
全員：	ワハハハハハハ！

続く

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（注１）詳しいメカニズムは良く覚えていませんが、自分が≪テフェリーのヴェール／Teferi's Vail≫を貼った状態で、相手のアタックに対応して≪手綱≫をキャスト。そうするとフェイジングとか色々あって、相手のアタッキングクリーチャーが全て自分のものになるというコンボです。……だから、俺にデッキとかコンボの解説させるなよう（泣）。ああ、それから、「所長が夢に見てうなされた」というのは、言葉のあやだとか比喩表現だとかそういうことではなくて、文字通りそのままらしいです。ヒゲ先生恐るべし！