＃特３「真のテルヤはどっちだ！？本番で決着を」
～ＹＡＭＡＵＣＨＩ（∀）杯第三回予選優勝者　照屋（偽）～

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Ｙ杯第三回はオデッセイブロック限定構築。優勝者は照屋（偽）さん。
同じレギュレーションのＰＴ大阪直後なので、その影響なども踏まえつつ。
今週も環境分析あり、デッキ解説あり、物騒な宣言ありと
本編もかくやのボリュームですが、皆様最後までお付き合いください。

●メイン話
つよ：	お疲れ様でした。今回はオデッセイブロック限定。ちょうど裏番組でプロツアー大阪があって。もう昨日・一昨日にはばっちりババーンと「黒コンがきてる」というのが載ってたんだけど、今回同じような黒コン選択してるじゃん？それの選択理由から聞いてみたいなと。
照屋：	ああ、もう『俺が黒が好きだから！』。これだけ（笑）。もう、本当にもう、マジック始めた頃から黒が好きだから。
つよ：	じゃあ本戦もやはり黒で！
照屋：	もちろん黒で。黒がらみ以外で出る気無し！
つよ：	ハハハハハハ。
照屋：	出たら俺じゃねえ！
つよ：	Sidebord OnlineのＰＴ大阪は見た？
照屋：	えっとね、あれね、前日の、ていうか今日の夜の２時に見た。
つよ：	（笑）夜の２時に見た。じゃあ別に、だからどうこう、直前になって変更したっていう部分はない？
照屋：	≪精神ヘドロ／Mind Sledge≫が入ったくらいかな？前のバージョンでは入ってなくて、入れてみるとやっぱり強かったから。そのへんくらいかな。
つよ：	そのスロットには前のバージョンでは何が入ってたの？
照屋：	除去が多く入ってた。サイドに入ってる≪恐ろしい死／Ghostly Demise≫とか、≪モルグの窃盗／Mongue Thief≫が２枚あったり、≪消えないこだま／Haunting Echo≫が２枚あったりで、ちょっと不安定だったかな？
つよ：	≪モルグの窃盗≫は、俺的にかなり熱い選択なんだけど。これは激しく強い。黒をメタるなら、これ入れるよね。あとSidebordOnlineに載ってた１位通過のバージョンでは、フィニッシャーが≪忍び寄る吸血鬼／Stalking Bloodsucker≫になってたじゃん。≪ラクタスのチャンピオン／Laquatus's Champion≫とどっちが強そうだった？ ≪忍び寄る吸血鬼≫は試したりとかはした？
照屋：	試してはいない。
つよ：	≪ラクァタス≫で安心、みたいな。
照屋：	うーん。安心というほどでもないんだけど。なんだろう。実際。 ……本当にほら、前日の夜に見たから。で、≪忍び寄る吸血鬼≫は１枚しか持ってなかったのね（笑）。
つよ：	今更そんなシークレットテクを披露されても、みたいな（笑）。
照屋：	（笑）一応、赤相手にはあれの方が強いんだよね。焼けないんだよねあれ。「あ、これやっぱ強いなー」て。でね、そうそう、前日「赤には当たらん！」ということで≪忍び寄る吸血鬼≫は切った。
つよ：	赤としか当たってないんだけどねッ（笑）。……そうだね、赤系が予想以上に多かったね。俺は、赤系は結局青緑には絶対勝てないから、選択する人少ないかなーと思ったけど、黒コンが多いと読みきるならアリなのかなっていう気もした。今日見てた感じは。 ……≪苛性タール／Caustic Tar≫は強かった？これだけ事前に黒コンが強いっていうのが漏れて、今日は黒コンが一杯くるっていうのがわかってたから、逆にランデス４枚入ってる黒コンに対してこれは効くのかなって非常に気になっていたんだけど。やっぱり強かった？
照屋：	うん、そうだね。えっと、なんていうのかな。≪ラクァタスのチャンピオン≫出す寸前に「あとちょっと削りたい」と思った時にしか貼らなかったから、実はナシだったのかもしれない。俺的には、今日は緑が多いと思ってたから。
つよ：	ああそうだね。……でも今日のデッキ分布は結局、緑と黒と青緑と、あとは赤バーン（笑）。だいたい予想された範囲内で、やっぱり黒コンが強かったと。
照屋：	まあ今日は引きが良かった。決勝戦で、２回マリガンから勝った時はどうしようかと思った。
つよ：	そうだね。黒コンをメタった赤バーンと当たって勝つというのが恐ろしい話だよ。俺は決勝の組み合わせが出た時点で「ああ凄い。上位に黒コンしか残ってないから、この赤くるよね」と思ってたんだけど。最終戦の展開で、きっちり多めの土地と≪ナントゥーコの影／Nantuko Shade≫を引いてくるっていうところが。
照屋：	≪ナントゥーコの影≫強いね。吉と出ました。
つよ：	なるほど。……照屋（偽）さん的には、今回このデッキの中で「これは強かったぜ」というのは。
照屋：	≪ナントゥーコの影≫（笑）。
つよ：	やっぱり≪ナントゥーコの影≫は強かった（笑）。
照屋：	うん。俺、１８点殴れるクリーチャー、見たことない（笑）。
つよ：	そうだね。
照屋：	今回、本当にこれで勝ったっていう気がする。全部のデュエルで出てて、殴りきったのは、こいつだった。
つよ：	２マナで出るフィニッシャー。これで緑がだいたい止まるもんね。
照屋：	あとはやっぱり、決勝行くまでに、緑単と一回も当たらなかったっていうのが大きいかも。
つよ：	一回戦の対戦相手は緑赤。で、二回戦は緑赤。三回戦は黒コン。４回戦は赤バーン（笑）。赤にツラそうだけどね。
照屋：	そうそう、赤にツラいはずなんだよ。あのー、相手が「引きがヌルかった」って言ってたし、あとね、ランデスが効いてた。向こうが引ききれてなかった。
●サイドボード話
つよ：	サイドボードは上から順に、どういう用途か聞きたいんだけど。
照屋：	赤用。赤用。赤用……。
つよ：	いやいやいや、そうではなくて（笑）。 ……じゃ、じゃあ≪催眠の悪鬼／Mesmeric Friendは赤に当たった時以外は上げないの？
照屋：	あ。あとは黒単用か。黒単とやるときは≪陰謀団の先手ブレイズ／Braids,Cabal Minion≫デッキに変わってしまうんで。やっぱりパーマンネント増やさないと話にならんということがあったから。ここらへんも、一応、赤と黒用ではあるんだよね。≪顔無しの解体者／Faceless Butcher≫と≪催眠の悪鬼≫と≪ブレイズ≫。
つよ：	そのカードたちは、赤系と黒の同キャラ用。
照屋：	≪催眠の悪鬼≫は手札を隠すのが避雷針になるから。手札を隠して、俺に飛んでくるの火力を少し遅らせてくれよ、っていう風に使うのが一番でかい。
つよ：	この≪病的な霞／Phycotic Haze≫は何用なの？
照屋：	タマゴデッキ用。
つよ：	（笑）なるほど。
照屋：	上げるかどうかは判らないけど、リスとかのオバーランデッキとかにももしかしたら、ね。あと青白緑コントロール。≪カーターの怒り／Kartar's Wrath≫撃った後にトークンが２個出てきて、その後に≪神秘の処罰者／Mystic Enforcer≫が出てくると、≪チェイナーの布告／Chainer's Edict≫だけではどうしても除去できなかったりするから。
つよ：	ああ。回りのお付き共を除去する用。
照屋：	とか、ワケわからんこととかを考えたりしてた。
つよ：	今日は活躍してた？
照屋：	（出番）ゼロ。
つよ：	１回も上がらなかった（笑）。じゃあ聞かなかったことにして、≪恐ろしい死≫はどうだったの？
照屋：	これも使わなかった。一応入れはしたんだけど引かなかった。
つよ：	≪苛性タール≫は土地壊せないデッキとかに？
照屋：	うん。あとコントロールデッキ用。遅いデッキにはこれだけで勝てるかなと思って。でも後々考えてみると、遅いデッキはだいたい青がらみのコントロールで、≪オーラの移植／Aura Graft≫が入ってしまうから、どのみち抜けてしまうかなって。これは失敗したなあって感じ。
つよ：	そうだね。エンチャントランドが警戒されてたね、今回ね。やっぱり早い段階でリスの巣デッキがネットで流れたのが原因かもしれない。
照屋：	こんなに黒が多いんだったら、まだ≪顔無しの解体者≫とかを増やした方が良かったのかもしれない。
●戦前メタ予想
つよ：	こんなに黒コンが一杯くるは思わなかった。
照屋：	びっくりしたね。
つよ：	さっき、一応参加デッキをぱーっと見ててさ、「≪腐臭の地／Lancid Earth≫×４枚が入ってるデッキが予想される環境なのに、皆土地が少ないってどういうことか」って、俺的には思ったんだけどね。……んむ。黒コンやっぱり強いね。
照屋：	うん。強かった強かった。
つよ：	沖縄の人たちからすると、緑青が好きかなって感じがした。黒コン好きな人は少ないかなって思ったけど。そうでもなく、冷静にデッキを選択してくる人たちが意外に多かったな、と。俺的には今日は土地を厚めにした青緑とかがくるかなーと思ってたけど。やっぱ黒コンが皆上の方に残ってたね。
照屋：	青緑は当たらなかったから全く判らない。
つよ：	青緑がね、上にきたらまた展開も違ってたんだろうけど。結局、今日の上位卓では黒コン同士の不毛な戦いが。おいおいおいおい、みたいな。
照屋：	（笑）確かに不毛だけど、黒コン同士も緊迫感があって面白かったよ。
つよ：	でも黒コンは展開が序盤までなんだよね、結構。
照屋：	そうだね。本当に≪精神ヘドロ≫を先に撃った方が勝ちって感じ。
つよ：	うん。あと≪ブレイズ≫でハメきれたら。
照屋：	そうそう。結局その試合ではお互い≪ブレイズ≫引かなかったんだけど、本当に≪精神ヘドロ≫だけで勝ってたね。
●本戦へ向けて
つよ：	ネット上の名前表記は「照屋（偽）」でいいの？
照屋：	ＺＥＲＯには照屋が二人いるから面倒臭いんだよ。
つよ：	そんな爆弾発言も。「テルヤ待ってろコノ野郎」「真のテルヤはどっちだ！？本番で決着を」と。 ……ていうのを、今照屋（偽）さんが言ったことにしておいて（笑）。早くも遺恨マッチ実現に向けて（笑）。「もう偽なんて言わせない」着々と本番に向けてまた遺恨が一つ。皆平和に暮らせばいいのに。「誰を殺す」とか物騒な話ですね。
主任：	いや、けんつよさんが台本書いてるでしょ（笑）。
つよ：	じゃあそろそろ本戦に向けての意気込みとかを。さっきはなんか「本家は殺す」とかいう（笑）物騒な発言を聞いて、「おやおや恐いなあ」って思ったんだけど。
照屋：	話を作らないように（笑）。
つよ：	え？あッ？いや、僕の中ではもう言ったことになってるんだけど（笑）。明日のスポーツ新聞一面は決まりだぜ的な。
照屋：	折り返しで「か！？」とか。
つよ：	「３・３１　本物ＶＳ偽者決戦」が。
照屋：	当たらないでそこそこで消えてきそうな気もするけど。
つよ：	是非本戦で実現してほしい組み合わせがまた一つ。
照屋：	作為的なものを感じるよう（泣）。
つよ：	ハハハハハ。ちなみに今のところ本戦にいる人で「この人だけは刺したい」という人は。
照屋：	誰、だろ？わかんない。
つよ：	「優秀な本家を刺して、俺が優秀な本家になる！」とか。なるほど貴重なご意見有難うございました。
全員：	ハハハハハハ。
照屋：	物騒やなあ（笑）。まあ今の所はわかんないね。とりあえず、うん、皆とやってみたいというのはある。まだ、ほらね、たまたまっていう感じもするし。
つよ：	いやいやいやいや。
照屋：	自分ではあんまり上手いとは思ってないからなあ。
つよ：	なるほど。でも日頃マジックに触れた分だけマジックは上手くなると俺的には思っているので。比較的、毎日あの、こまめにマジックに触れられている印象は受けているので、やはり優勝していただけたのは非常に嬉しかったんですが。
照屋：	ありがとうございます。
つよ：	でも決勝は引きが強すぎたなっていう気がした（笑）。
照屋：	ああ、うん、した（笑）。
つよ：	本戦ではじゃあ「皆と仲良く、全員刺し殺したい」と。はあ。「黒がらみのデッキで出る」という大胆な公言まで。
照屋：	……言ってないけどねえ（笑）。
つよ：	……え？言ったことにしてくださいよ（笑）。
照屋：	じゃあ、その方が面白いならその方向で。
つよ：	やったあー。「管理人ぶっ殺す！本物は俺だ」発言（笑）。じゃあそれで。
照屋：	叩かれそうで恐いよ。……あ、これ、ネットに載るわけでしょ？
つよ：	うん。載る載る。
照屋：	オッケー、わかった。じゃあ「≪火炎舌のカヴー／Flametongue Kavu≫が欲しい！」。
全員：	ワハハハハハハ！
つよ：	「急募≪火炎舌のカヴー≫」。じゃあ本戦はそのフレタンで出て頂くということで。

すいません、今週もタイトル嘘でした。
「あはははー。どうせお祭り大会の突発企画なんだから面白いならなんでもいいやー。
ネタのためなら魂売っちゃえー。えいッ♪」
イマカラシマセンゴメンナサイ。
…………ほ、本当ですってばッ。

第４回へ続く