#3「やべえバジリスク超強え!」
〜HAMA研所長H・A HAMA研主任M・A〜

ホームマジックの話をしよう>#3「やべえバジリスク超強え!」


お二人のマジックとの馴れ初めをお聞きしました。
見慣れたZEROのテーブル上でテレコ回しつつ。
所長と主任、二回に分けてどうぞ。


つよ: 一応、このインタビュー始めたきっかけは「なんで皆がマジックを始めようって思うのかなー?」が基本なんだけど。
まずは所長からどうぞ。
所長: その昔達名というゲーセンがありまして。
そしたらそこで流行りだして。
「あれ、つい最近までゲーセンだったはずなのにー?」。
一時期、カードショップみたいになっててね。
そこのいたる所でデュエルが。
つよ: あのゲーセンの二階でね。
「アンタップアップキープ」とか。
「泉で二点回復します」とかやってたわけだな。
所長: でも一番の理由はね、やっぱりょうが始めたってのがね。
つよ: 友達が始めたのが理由。
所長: いや、一応さ、その時俺は受験生だったから、仲間内のメンバーの中では最後までやらなかったわけ。
けど、りょうが始めたっつって。
「あ、それじゃあ俺もやる」って。
で、始めはもう打倒りょう目指して。
……あの時はね、皆お互いに「○○は××持ってる」って判ってたんですよ。
ヨシは「ヴィアシノサンドストーカー」持ってるとか。
主任: はいはいはい。
強かったねえ。
所長: 強かったな。
「超強え。さすがアンコだぜ」(笑)とか。
「俺のファイアボールがきかねえ」って。
主任: 当たらなかったからなあ。
所長: そう。戻っちゃうからねえ。
……それで、その頃って、俺もりょうも始めたばかりだからお互いフルコモンじゃないですか。
でもそのうち
「あいつがバジリスクを手に入れたらしい」って聞くわけ(笑)。
「なにぃッ、バジリスク!? やべえバジリスク超強え! 石になっちまうぜどうするどうする?」って(笑)
つよ: しかもバジリスクだよ。
所長: で、俺の目標はりょう一人だったから。
……始めの頃なんか、りょうメタで
メインに「デスグリップ」入ってたからね
あいつ緑使ってて、俺は黒だったから(笑)。
主任: そうそうそう。
所長: で、なんだか向こうには「ライフフォース」入ってて(笑)。先に出したモン勝ち(笑)。
いつだったか、普段使う『達名デュエルスペース』は使用済みだったから、二階のトイレに行く通路でデュエルしてたんですよ。
そしたら、先に「ライフフォース」出された状態から、なんだか知らないけど「デスグリップ」が通っちゃって。
それで、お互いどうにもならない状態でバーッとカード広げてね。
もうその時刻には顔見知りの常連さんしかいないんだけど、トイレに行く人に「おまえら邪魔!」って見られつつ。
でもデュエルは終わらないでしょ。
「スイマセン」「スイマセン」って謝りながら延々ガーッて続けてました。
主任: そういう世界だったんですよ。
所長: あの頃はね、本当ね、皆それぞれをお互いを倒すために切磋琢磨してたからね。
つよ: 「ライフフォース」をメインに突っ込んでまでか(笑)。
所長: そうそうそう。
主任: まずはシンプルな解決策から。
「ライフフォース」自体、アンコモンだから中々手に入らないしね。
所長: 「奴を倒すためにこの一枚で!」
つよ: この一枚で奴をギャフンと! ……最悪だなー(笑)。

今のように世界中を駆け巡る情報が誰にでも届くわけでもなく。
狭い世界の局地的な「切磋琢磨」。やっぱ始めはそんなもんですよね。
そんなイタチごっこしてる間が一番楽しかったり。
世界各地で未来永劫繰り返される対面メタに乾杯。


第4回へ続く

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