White Weenie量産型
APACベスト８入りを果たされた真木孝一郎氏のデッキの各部を安価なカードで置き換え全体をコストダウンし量産化を行います。

最初にデッキの主幹をなすクリーチャーのコストダウンをはかります。
このデッキはレベルに優秀なサポートクリーチャーを加えて戦線を強化していますが、金銭的に見ればこの補強部分がコストを引き上げる原因になっています。
まずは長弓兵、これは先制攻撃に加え飛行クリーチャーをブロックできるという優秀な戦力ですがレベルが主力のこのデッキにおいては浮いて見えなくもありません。
ここは、同じ2マナのレベル「果敢な隼」にさしかえます。パワーとタフネスでは長弓兵に劣りますが兵長でリクルート出来る上に自身もリクルート能力をもっています。
それに「飛行」と「飛行をブロックできる能力」ではどちらが優れているかはいうまでもありません。
飛行クリーチャーが増え、より攻撃的なクリーチャー構成になったのでそれに伴い、ルーンの母を「歴戦の歩兵」に変更しました。 歩兵は母よりも強力に攻撃を支援してくれます。
そしてサポートクリーチャーよりもコストを食うのがデッキの核ともいえる果敢な勇士リン・シヴィーです。  これは極めて高いリクルート能力とレベルの再利用の機会を与えてくれる高性能クリーチャーですがこんな高価なものを量産機すべてに搭載すると国力がついていけません。  ガンダムのコアブロックシステムのようなものです。ジムにはついていませんね。そこで我々はシヴィーを「レイモス教の隊長」に変更します。
価格もさることながら、いくら強いとはいえ「勇士」などという軍人でもない者に指揮権を与えるなど我が軍にはあってはならないことです。正規の軍人に任せましょう。
このデッキのクリーチャー以外のカードは高すぎるカードのオンパレードといっても過言ではないでしょう。 連邦軍ならともかく我が軍にはすべてのザクにメガ粒子砲を装備させるような余裕はありません。もっと安価な装備に置き換えます。
何をさておき4枚フル投入された十字軍ですが値段がはる上世に横行する虐殺を乗り切るには心もとないので、より強固な「城壁」に置き換え戦線の壊滅を防ぎます。
そして栄光の凱歌は城壁との親和性の高い「セラの祝福」に変更、これによりすべてのレベルは攻撃に参加した上に仲間が呼べるオマケつきです。
あとは相手の手を止めるハルマゲドンですがこれは先置きができてマナコストも安く更に値段も安いという良いことずくめの「さし迫った災難」を起用、これは２色になったデメリット補って余りあるものがあるでしょう。  赤を加えたことでサイドボードに白の苦手とする青への対策カードを入れられるのも見逃せません。
パララクスの波、恭しきマントラといった攻防に活躍するべく投入されたレアの数々も
攻め手と守り手をはっきりと分け、攻め手には相手のクリーチャーを1ターンのあいだ
かかしに変える「恐ろしき攻撃」で代用します。このカードがどれだけ有効かはマスカレードサイクルの「ドラフト戦」で実証されてます。
守り手にはマナコストも同じ、更に同じくピッチでも打てる「シヴィーの計略」でガッチリと「こちらの」クリーチャーだけを守りきります。
最後にデッキのマナ基盤ですが、実は4枚のリシャーダの港がこのデッキの価格を最もつりあげてる諸悪の根元となっています。  量産機にこんな高価なスラスターを乗っけるだけの国力が貴国にはおありですか？
しかしご安心あれ、プロフェシーには港を凌ぐタップ能力を誇る「冬月台地」という強力なランドがありしかもこれが今ならわずか一枚￥300で入手できます。
どうでしょう、たとえ貴国がモテモテ王国ていどの国力しかなかったとしてもそこそこ列強と戦えるだけの軍備を整えることができると思います。  しかしそこで図に乗って本家レベリオンやトリニティなどを保有する軍事大国に一対一で戦争を挑むのは愚挙というほかありません。 しょせんは量産機にすぎないのですから三機で一機に対処するぐらいの慎重さがほしいところです。 あの人達は三人掛かりでも「白いヤツ」には勝てなかったのですから。

                        現場の声……レベリオン編……

兵士１「た、隊長！！何故にシヴィ様は我が軍に駆けつけてくださらないのでありますか？
隊長  「バカモノ！シヴィ様は高…ゴホン、いやご多忙であらせられるに、このような最前線に来るのには時間がかかるのだ！！（時給￥500×5時間）」
兵士2「た、隊長!大変であります！！何やら〈地震〉やら〈虐殺〉やらで我が軍の兵士がわらわらと死んでおりますが！？」
隊長  「バカモノ！あれほど城から出るなと言っただろう！！あれはタップすると効力を失うんだぞ！！」
兵士3「た、隊長！戦線が膠着して、全軍にらみ合いが続いております。〈マントラ〉のご用意を！！」
隊長  「バカモノ！あれは非常に恭しいものであるからして、おいそれと手に入るもので はないのだ!しかし安心しろ。こんなこともあろうかと我が軍にはシヴィ様から授かった〈計略〉がある！！」
兵士３「しかしそれでは相手の戦線が突破できませんが?」
隊長  「フフフ、まったく〈恐ろしき攻撃〉だわい…」