レガシートーナメントへ向けての覚え書き その3                          文:けんつよ

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前回の大会前に「けんつよの雑記帳」に書いたものに加筆訂正したものです。
参加される際の参考にどうぞ。

●メタデッキについての紹介3

レガシーというフォーマットを語る上で外せないと思う、赤単バーンを紹介します。
しかし、前にも書いた通り、余りに真っ当過ぎてトーナメントシーンでは結果を残せていないので、良いサンプルが見つけられませんでした。
そこで手前味噌ですが、去年、自分が使っていて感触の良かったレシピを紹介します(苦笑)。 

けんつよの赤単バーン(2005年6月25日開催の米軍基地内大会、優勝(4勝0敗))
メイン(60枚)
10《山/Mountain》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《不毛の大地/Wasteland》

4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4《ジャッカルの仔/Jackal Pup》
3《ボール・ライトニング/Ball Lightning》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《Chain Lightning》

3《呪われた巻物/Cursed Scroll》
4《火葬/Incinerate》
3《火+氷/Fire+Ice》
1《Fork》
4《火炎破/Fireblast》
サイド(15枚)
3《紅蓮破/Pyroblast》
2《赤霊破/Red Elemental Blast》

3《真髄の針/Pithing Needle》
1《血染めの月/Blood Moon》
2《Anarchy》
4《Pyrokinesis》


動きは特に説明の必要は無い程単純明快。
「兎に角、対戦相手を焼き尽くす」
これだけ。細かい事を云えば、《ボール・ライトニング/Ball Lightning》を通すタイミングとか、どの辺りから火力を本体に向けるかとか有りますが、その辺は要経験。
非常に扱い易く、《Chain Lightning》以外は入手も比較的容易なデッキなので、「レガシーはカードプールが広くてちょっと…」と云う方にお薦め。 
因みにサイドの《真髄の針/Pithing Needle》は4枚にしても良いかもしれません。



●メタデッキについての紹介4

メタの中心とも云える《霊気の薬瓶/AEther Vial》ゴブリンです。
主に赤単ヴァージョンとタッチ白ヴァージョンが有りますが、まずは赤単から。

Jonathan SonneさんのGoblins(2005年11月12〜13日開催のGP Philadelphia 05、優勝)
メイン(60枚)
6《山/Mountain》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《リシャーダの港/Rishadan Port》
4《不毛の大地/Wasteland》

4《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
1《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》
4《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
1《ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer》
4《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
4《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
1《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
4《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
4《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
3《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》

4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
サイド(15枚)
1《ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer》
1《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
2《悪忌の守護神/Patron of the Akki》

4《真髄の針/Pithing Needle》
3《発展の代価/Price of Progress》
4《Pyrokinesis》
 


決勝では黒白《闇の腹心/Dark Confidant》デッキに《仕組まれた疫病/Engineered Plague》を貼られても勝ったと云う、爆発力のあるデッキ。
赤単ならば、サイドに《真髄の針/Pithing Needle》4枚は当然かと。
次はタッチ白ヴァージョン。

Oliver SatizabalさんのVial Goblins(2006年4月9日開催のa Miscellaneous tournament in Barcelona, Spain、準優勝)
メイン(60枚)
6《山/Mountain》
4《Plateau》
3《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
3《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2《ゴブリンの穴ぐら/Goblin Burrows》
4《不毛の大地/Wasteland》

4《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
4《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
3《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
4《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
1《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
4《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
4《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
3《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》

3《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
サイド(15枚)
1《ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer》
1《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》

2《真髄の針/Pithing Needle》
3《解呪/Disenchant》
3《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
2《ハルマゲドン/Armageddon》
4《Pyrokinesis》


タッチ白により、メインに万能クリーチャー除去の《剣を鍬に/Swords to Plowshares》、サイドに定番の《解呪/Disenchant》と《ハルマゲドン/Armageddon》を投入したタイプ。
いずれのヴァージョンでも《霊気の薬瓶/AEther Vial》の存在による加速兼カウンター避けが魅力。
スピードでは環境随一と思われますので、即決デッキが好きな方にお薦め。