レガシートーナメントへ向けての覚え書き その2 文:けんつよ |
前回の大会前に「けんつよの雑記帳」に書いたものに加筆訂正したものです。 参加される際の参考にどうぞ。 |
●メタデッキについての紹介1 まず、環境殆ど唯一と云って良いかもしれないコンボデッキ、ソリダリティです(一応他にもコンボデッキは有りますが)。 David GearhartさんのSolidarity(2006年2月5日開催のStarCityGames Duel for Duals tournament in Richmond,Virginia, United States、優勝)
扱い方は比較的簡単です。軽量ドロースペルを使って《島/Island》を5〜6枚並べて準備完了。 後は相手のターンのアップキープ後(※これは《Reset》が相手のターンのアップキープ後にしかプレイ出来ないからです)におもむろに《High Tide》をプレイ。 その後、《Reset》、《転換/Turnabout》、更には追加の《High Tide》でマナを増幅。 後は《瞑想/Meditate》を中心としたドロー強化で息切れを防ぎつつ、ストームを稼いでから《思考停止/Brain Freeze》でフィニッシュ。余力が有れば《天才のひらめき/Stroke of Genius》でその場勝ち切ります。 けんつよもほぼ同じ構成のデッキで遊んでますが、意外に安定して廻ります。 《Reset》以外は入手も容易なので、コンボ好きな方にお薦めです。 ●メタデッキについての紹介2 続いて、黒白《闇の腹心/Dark Confidant》デッキを紹介します。 このデッキが有名になったのは、2005年のGPフィラデルフィアでクリス・ピキュラが使って以降。 その後の大会でベスト8の常連になりますが、基本は変わっていません。そんな訳で今日は原型を紹介(クリス・ピキュラが個人的に好きなので)。 Chris PikulaさんのRogue Deadguy Ale: A Homebrew(BW Confidant)(2005年11月12〜13日開催のGP Philadelphia 05、準優勝)
当初から良く練り込まれており、現在もメタゲームでメイン・サイドが微妙に入れ替わる程度で繰り返しになりますが基本は同じです。 動きとしては中速のボードコントロールデッキです。 とは云え、《暗黒の儀式/Dark Ritual》が採用されているので、1ターン目から《暗黒の儀式/Dark Ritual》→《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》の所謂A定食パターンもあります。 普通は《強迫/Duress》辺りから入って、手札に干渉しつつ、《Sinkhole》、《名誉回復/Vindicate》、《不毛の大地/Wasteland》等でマナを拘束し、《闇の腹心/Dark Confidant》で息切れを防止しつつ、場を掌握するのが勝ちパターンです。 不自由と思われがちな黒いデッキにも関わらず、どんなマッチアップでも柔軟に対処出来るのが長所と云えるでしょう。 クリーチャーデッキが多いと思われるなら、《剣を鍬に/Swords to Plowshares》や《もぎとり/Mutilate》をメインに投入したり、サイドに《非業の死/Perish》や《美徳の喪失/Virtue’s Ruin》(ポータル収録の対白《非業の死/Perish》)、追加の除去を入れるのも有りでしょう。 またコントロールやコンボが多いなら、追加の手札破壊や土地破壊を入れるのも有りです。 比較的カスタマイズし易く、《Sinkhole》以外は入手も容易なので、どこかで個性を出したい黒好きな方にお薦めです。 |