レガシートーナメントへ向けての覚え書き その1                          文:けんつよ

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前回の大会前に「けんつよの雑記帳」に書いたものに加筆訂正したものです。
参加される際の参考にどうぞ。

●レガシーというフォーマット

レガシーとは昔でいうタイプ1.5にあたります。
すべてのマジックのカード・セットおよび基本セットの拡張セットに含まれるカード、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が発行したプロモ・カードを使用することができます。(アングルード、アンヒンジドは除く)
以下のカードが禁止カードになっています。
使用禁止カード(レガシー)
《Amulet of Quoz》
《Ancestral Recall》
《天秤/Balance》
《Bazaar of Baghdad》
《Black Lotus》
《黒の万力/Black Vise》
《青銅のタブレット/Bronze Tablet》
《チャネル/Channel》
《Chaos Orb》
・《Contract from Below》
・《Darkpact》
・《Demonic Attorney》
・《Demonic Consultation》
・《Demonic Tutor》
《ドリーム・ホール/Dream Halls》
《大地の知識/Earthcraft》
・《納墓/Entomb》
《Falling Star》
《Fastbond》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《噴出/Gush》
《隠遁ドルイド/Hermit Druid》
《幻影の仮面/Illusionary Mask》
・《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《宝石の鳥/Jeweled Bird》
《土地税/Land Tax》
《Library of Alexandria》
《Mana Crypt》
《Mana Drain》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《記憶の壺/Memory Jar》
《金属細工師/Metalworker》
《精神力/Mind Over Matter》
・《精神錯乱/Mind Twist》
《精神の願望/Mind's Desire》
《Mishra's Workshop》
《Mox Emerald》
《Mox Jet》
《Mox Pearl》
《Mox Ruby》
《Mox Sapphire》
・《ネクロポーテンス/Necropotence》
《ドルイドの誓い/Oath of Druids》
《再誕/Rebirth》
《補充/Replenish》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《Sol Ring》
《露天鉱床/Strip Mine》
《嵐のイフリート/Tempest Efreet》
《時のらせん/Time Spiral》
《Time Walk》
《Timetwister》
・《Timmerian Fiends》
《修繕/Tinker》
《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
・《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《Wheel of Fortune》
《意外な授かり物/Windfall》
《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》
・《ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain》
・《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》


●レガシーのメタゲームについて

まず、立ち位置の確認として、現在のレガシー環境で勝ち組と呼べるのは、

○ソリダリティ(《High Tide》と《Reset》を軸にした青単色のストームデッキ(一人遊びデッキ))
○スレッショルド(マッドネスでは無くあくまでスレッショルド、《熊人間/Werebear》や《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》が主力)
○リフタ(白赤サイクリング、《謙虚/Humility》でクリーチャーを完封しつつ、《正義の命令/Decree of Justice》や《稲妻の裂け目/Lightning Rift》で勝つ)
○《霊気の薬瓶/AEther Vial》ゴブリン(《霊気の薬瓶/AEther Vial》で加速したタイプのゴブリンデッキ。ある意味メタの中心)
○エンジェルストンピィ(白単ウィニーに《古えの墳墓/Ancient Tomb》等を投入し、高速で《賛美されし天使/Exalted Angel》を出すタイプ)
○黒白《闇の腹心/Dark Confidant》(黒単コントロールにタッチ白したデッキ。ドロー強化は《闇の腹心/Dark Confidant》。ある種、もっともレガシーっぽい花のあるデッキ)

…辺りになるでしょうか。
これに、数え切れない程の傍流デッキが加わってきます。
また、基本的に赤単色のスライバーンに勝てないデッキは存在価値が有りません。
因みに本来、レガシーでは有力デッキになりそうな赤単ですが、余りに真っ当過ぎて、皆に対策される為、あまり結果を出せません。
逆に警戒が薄そうなら赤単にも勝機は有りますが、まあ難しいかも。

また、前回大会の上位デッキとして、

○青赤《行き詰まり/Standstill》 
○赤単バーン(結果が出てしまった、予想が外れてますね。)
○ダーク・ズー(緑黒赤ウィニーバーン)

が県内のメタでは外せないでしょうか。
 
つまり、どんなデッキにも勝ち目があるのが今のレガシー。
楽しい環境です。
充分にメタゲームを読みきったなら、オリジナリティのあるデッキでも勝ち目はあると云えます(スタンダードの有力デッキをビルドアップさせるだけでも結構戦えます、例えばズーとか)。

基本的には以上のような感じです。