主任@HAMA研道中記2

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活動日誌に書いたやつをまとめてみました。

さてさて、出発の朝。
「重度の低血圧にして低血糖、起きぬけのヤツは狂犬も同然」と有名な僕ですがこの日ばかりは血を吐きつつ早起き。
風呂に入って眠れる脳をムリヤリ揺さぶり起こし、出かける前に荷物のチェック。
ん〜、下手すっと滞在中5日間ずっとスーツの可能性があるんだよね…。
前回、説明会にハイネックのシャツにジーンズで会場のホテルに行ったらあまりにも浮いてて周囲の視線が痛かったから今回はスーツで、尚且つ荷物減らすためにこっちから着ていくことに決定。
あっちじゃ冷夏で肌寒いらしいし。
避暑だと思えばOKか?避暑地にカードゲームしに行くなんて俺のQOLも伯爵クラスに急上昇?ジェントルメンはジーパンなぞ穿かんのだよチミ〜。

それはさておき、どう数えても
Yシャツが3枚しかない…2枚足りんなということで、急遽近所のデパートに買いに出かける。
で、だ。

荷物も揃えた。


デッキも用意した。

飛行機のチケットもある。

もはや完璧だ。


…バスが来ない点を除けば。


ん〜、飛ぶ時間がかなり迫ってるんですが、さすがというか何というか沖縄のバスは時間通りに来ないねえ。
空港行きの高速バスだってのに時間通り来ないんじゃ話にならないよ。
で、時間的に相当ギリギリで空港に到着。
マジでヤバイんじゃないかとロビーに行ってみると、乗る予定の飛行機が準備の遅れでまだ搭乗案内もしてないと。
ん、さすが沖縄。
バスどころか飛行機すら時間通りに動くつもりがないらしい。

空いた時間でパカパカとオリ○ンビールを呑み貯め。

出発した時間が遅れてるんだからして、当然到着時刻も遅れるって寸法ですよ。

途中、機がぐらついたりしてイッキに5歳ばかり老けこんだりしながらも無事到着。

預けた荷物を受け取りモノレールで浜松町まで。
グランプリの受付は午後10時まで。
浜松町に着いたのが4時半ぐらいでだいぶ時間が余ってたので、横浜方面に向かう前に東京近辺をブラブラしようという事になり、向かった先は秋葉原

ナイフのいいのでもないかと見に行ったんですが、残念ながらこのときは出物は無し。
避暑気分でやってきたのに、まとわりつくような鬱陶しい暑さにウンザリ。

誰だ!冷夏なんて言ってたヤツは!

地元でもめったに汗なぞかかんのにYシャツ、ネクタイにジャケット持ってうろうろしてる俺のこの汗ダクぶりは何!?
別の意味で周囲から浮き上がっちゃってるじゃないですか。
プレイメイトも裸足で逃げ出すヌレスケっぷりですよ、私。

かなりルーザー(負け犬)気分で電波の街から逃げ出す僕の後ろから、非常に耳障りな金切り声というか暴行されつつある婦女子の悲鳴というかそういったものをスピーカーから垂れ流す不審車両がにじり寄る。
その車の上には目に突き刺さるようなケバい黄色の地に赤字で

世界経済共同体党代表

又吉イエス

…あ、神だ。

ひさしぶり〜元気だった?神。

県民以外の方には何のことかわからないかも知れませんが、この又吉イエスという御仁、県内ではちょっとした有名人なんですよ。

どんな人かはこちらをご覧いただくと、ちょっとだけ彼の良さが理解できるかと
しかしまあ、最近全く見かけなかったので公約の通り東京進出したという噂がまことしやかに流れていたんですが…事実だったとは。

ちっぽけとはいえ縦には広いこの日本で、偶然というにはあまりにも小さな確立で巡り会った神と僕。

しかも、この電波の街、サト○ムセンの前で。
運命を感じずにはいられません。
今度は何に出馬する気か知りませんが、当選されることを願っています。
選挙区に秋葉原が含まれているなら結構イケそうな気がします。

で、神との奇跡の邂逅を経て変なテンションのまま一路横浜を目指す。

夕方の帰宅時間、スシ詰めの東海道線にゆられて。

この人ゴミっぷりこそ関東名物、こっちにに来たからには満員電車も満喫しとかないとということで。

そんなこんな低酸素症と闘いつつ半死半生で横浜駅に到着。

コインロッカーに荷物を放り込んでから桜木町へ。

ランドマークタワーを抜けてパシフィコ横浜を目指す。
途中、クィーンズスクエアで服とか覗いてみるも、50%OFFの靴に国が傾きそうな値がついてるのには思わず失禁。
中央と地方の所得格差ってヤツを肉眼で確認した感じ。
で、ついでにオシャレな若人の群れにまぎれて会場に向かう同業者もポツポツと発見。

ニオイだな…わかるんだよ私には。(by赤くて3倍の人)


受付自体は問題なく。
登録番号を告げて参加費を払っておしまい。
自分の登録番号や、DCIナンバーがわからずにもめてる人も多数いましたが、そんなもの来る前に確認しとくべきなのではないかと思いまふ。

もう、今日やらなきゃならんことも特にないので予備校に通ってた頃一時期住んでた大船まで出かけて夕飯を、ということになったんですが…行きつけてた焼き鳥屋はご家族様向けの妙に明るいお店に化けててかなりヘコむ。


以前は寡黙を通り越して無愛想な親父がパタパタ串を扇ぐ店だったんですよ。炭火で。
しかも、頼んだ農家から入れた鳥しか使わない、ウチの鳥は生で食ってもウマイってのを自慢にしてた様な…。

それがなんていうか、頼んだ鳥串はブロイラー臭いし鳥皮なんかプロパン臭いブヨブヨしたものが出てくるし、アナゴなんざ骨切りが上手くいってないからやたらとボリボリするし…。

すごいガッカリ且つ寂しい気分になり、横浜行きの電車に。
寝る前に明日のサイドとかをもう一度見直す予定だったのもキャンセル。

そんな気も失せて宿に戻るや否や早々に寝ました。


迎えた二日目の朝。

僕の場合、安定して8時に会場入りするためには6時半には起きなくてはいけない。

たとえ会場が隣の駅だったとしても。

起きてから脳に血が回るまで最低で30分。

熱いシャワーで活動するのに必要な体温を稼ぐために20分。

着替えたり、その他モロモロ文明人に必要な朝の儀式を全て片付けて宿を出るのに20分。


徒歩+電車+徒歩で20分。


で、これらの合間にリトルグレイにアブダクションされて盗まれちゃう時間が10分。

…10分足りんよ。


というわけで無事に会場に8時10分到着。

入り口近辺で有名人の皆さんが固まってるのを横目に見つつ会場内に。
デカイ、広い、天井高い、そして人が多い。
砂糖に群がる蟻のごとく会場に群がる人々。
田舎じゃ見れない夢のような光景ですよ。
いつまでも田舎者丸出しで会場入り口でボンヤリしてても話がはじまらないので喫煙所を見つけてイップク。
しばらくすると席に着くようにとのアナウンスが流れ、席順が貼り出される。
自分の席を見つけてデッキ登録用紙に自分のデッキを記入。
3回チェックしてから提出。
1戦目のペアリングをボーっとして待ってみたり。

今日の予定としてグランプリの1日目が終るのが午後8時。

隣のホテルで下半期マーケティング説明会&懇親会が始まるのが午後5時。
自在にドッペルゲンガーを出したり消したり出来るんでもない限り同時に両方出るのは無理なので、5時ギリギリまで試合に出て二日目に残る見込みがなければその時点でリムーブ。
そうじゃなければヤレルとこまでヤル方針で。

で、試合の内容はコチラ

そんなこんなで8戦目をIDした後、パシフィコ横浜を飛び出し隣のインターコンチネンタルホテルまで全力疾走。


高級っぽいホテルの空気にちょっと怯みつつ中に入ると去年見た顔が並んでてちょっと安心。
参加者総数はレギオンの説明会の時に比べるとちょっと少なめだったようです。
時間からいくとまだ説明会の最中だと思ってたんですが……今回は説明会を早めに切り上げて懇親会に重きをおくという方針のようです。

とりえず、店長とY氏が話してたのでテーブルに置いてあったビールを引っかけつつ会話に乱入しつつ配られた資料に目を通す。

資料でミラディンに関する項目はかなり少なめ。

・ドミナリアを離れた新しい世界設定での展開
・初めての新カードタイプの登場
・カードデザイン変更後、はじめての黒枠カード

など、すでに公表されてますね。


プロモーションとしては


・トークンフィギュアキャンペーン

・プレビューカードキャンペーン
・プレリリースパーティー

などを予定の模様。

トークンフィギュアキャンペーンは期間2003103日〜200419日まで。
ミラディンより5種類のトークンクリーチャーを立体化。
日本語版ミラディンブースターパックを9パックお買い上げのお客様にトークンフィギュアを1個プレゼントだそうです。

以前のキャンペーンは新発売のエキスパンションは対象外だったので、今回はちょっとだけユーザーにやさしくなった気がします。

パック数が増えてるのに目をつぶればですが。

プレビューカードキャンペーンはいつも通り。

期間は9月上旬からミラディン発売日まで。
日本語版第8版ブースターを3パックお買い上げのお客様にミラディンプレビューカード1枚をプレゼントだそうです。
プレリリースパーティーは927()28()開催
DCI公認認定トーナメント
全国一斉開催
だそうです。

スカージのときは発売後のイベントだったので露骨に不評でしたが、今回は発売前に戻りました。
好感度急上昇ですね。
後はCMの展開やプロモーションイベントなどの話。
この辺は既存のユーザーにはあまり関係ないネタなのでスルー。

で、話に注意を戻すと「最近のエキスパンションは昔に比べて呪文が弱体化する一方なのに対し、クリーチャーの質は上がる一方で今の日本の需要には合ってないんじゃないか」というような内容に。
実際、昔《熱狂のイフリート/Frenetic Efreet(MI)》なんて超強いクリーチャーだった気がしますが今環境に居たとしてもたいしたことないでしょうし。
ある意味でデュエルマスターズとの境界が薄くなって新規ユーザーの入りやすい環境へと近づいているのかも知れませんが、タフガイが場に出たモン勝ちのパワーゲームに傾いてきてる観は否めないかと。
日本人向けかというと?って感じ。
そこで失礼かとは思ったんですが流れに乗っかって
「緑で2マナのクリーチャーっていうと《野生の雑種犬/Wild Mongrel(OD)》しかデッキに入らないんですが、他のカードの出番がないほど抜けたカードの存在ってのは今後是正される見込みがあるんですか?」と直接な疑問をぶつけてみたところ
「正直、今は色の性格づけの見直しなどもあってしばらく混乱するかも知れません。
いろんな部分でのバランスに多少偏りが生じているのも事実かと思いますが、これは近い将来に必ずよい形で落ち着くと思いますのでお待ち下さい。」
とのこと。
コッソリと青が抹殺されてしまうわけではない…のかな?。
開発段階でも気を配っているようですが、うまくいかないことも多いようで。

あとは情報漏れのお話も。

「今回8版のリストが早々に流出したのはかなり痛かったんですが。」
「すいません。ミラディンではかなり気をつけてます。スカージのときもかなり堅かったでしょう?」
だそうです。
他所ではあまり関係なかったかも知れませんが、沖縄ではこの8版リストの早期流出はかなりツライものがあったので。
なんせ米軍基地内にいけば古いカードなんて捨て値でゴロゴロしてます。
時間さえあれば8版のフルコンプリートを当時のカードで探し出すのもそう難しい話じゃないです。
その辺も手伝ってか、8版は見込みよりもはるかに売れてませんし(県内では)
今後ますますの体制強化に期待。

で、今回はるばる遠出した最大の目的

「沖縄でも大きいイベントやってくれませんか?
という問には
「プロツアーの候補地として挙がってはいます。」
とのこと。
ヤッタね。
とはいえ候補のまま終ってしまっては意味がないので、その辺どうなんでしょうとプッシュしてみたところ
「過去にグランプリの候補地としても出たことがあるんですが、会場セットの輸送費やサイドイベント等の集客量を考えると厳しかった。」
そうです。
ありゃりゃ、残念。
ま、田舎ですし大都市圏と比べれば当然ですね。
とはいえ、プレイヤー人口の少ない田舎ってのは狭い世界で沈滞しやすいもの。
とはいえ個人レベルでトラベルマネーを出すような大会を開催するのは現実的に考えて厳しいし。
その辺、沖縄に限らず地方ってのはどこでもPTやGPほど大きくなくてもいいので(PTQ、GPTでもいいと思います)先の世界の見えるイベントが回ってきてくれると空気が多少変わると思うんですよ
地方はどこも大変みたいですし。
そこで無理を承知で
「それでも何かやってよ。」
と言ってみたところ
「わかりました、考えてみます。」
って。
信じちゃいますよ、ええ。

それはさておき、WoC社でも地方の大会運営に慣れた主催者団体や店舗に委任する形でのPTQなど運営しようというプログラムを考えているようで、その辺が実現されると地方のプレイヤーとしては嬉しい限り。

あと、今まで日本のイベントは全部太平洋側を回ってたので日本海側でイベントの開催も視野に入れているそうです。
他にも失礼なことをいっぱい言うだけ言い捨てて、再びダッシュでパシフィコに戻り順位の発表を待つ。

で、結果は149位で無事に通過。

やりました。
浮かれついでに少々高い夕飯を、っていうか予算が許せば満漢全席でもOKぐらいのつもりで中華街まで出かける。

一時期この辺に住んでたおかげで

「中華街なんぞ観光客向けで高い割に払った分を回収するのが難しい」
なんてことは重々承知ではあるものの、そこは祭りということで。
で、チャイナドレスの美人のお姉ちゃんにつられて入った店で「量:値段」比が非常に伯爵に相応しい夕食が出てくる。
味はというと…男爵がいいトコかな。
小龍包だけは子爵の位をやってもいいかも。

ちょっと身もフトコロも寂しい気分になって宿に戻る。

明日のデッキを調整もする必要ないので帰りがけに買ったワンカップを寝酒に引っかけて寝る


脳みそが全部ゼラチンで出来てるんじゃないかって状態で目覚めた三日目。

昨日の夜で多少アルコールを摂取しておいたおかげで普段より少々テンションの高い目覚め(体質的に前の日深酒すればするほど寝起きがよくなる気がします)
昨日同様、複雑極まりない朝の儀式を済ませ(低血圧の寝ぼけた脳でヒゲを剃るのには生命の危険すら覚える)目覚めの一杯と称して750mlほどアルコールを摂取し会場に。
昨日で見慣れたので人の多さに圧倒されることも無くボーっとしながら開場を待つ。
周囲を見回すとなんだか昨日と同じ服の人がイッパイいるのがちょっと気になる。
僕はようやくスーツを脱げて楽チン。
ネクタイなんて野蛮なアングロサクソンのビーフイーターの考えたもんだってことを実感しながら周囲をぶらつく。

で、
2戦目の結果はコチラ

あとでSBJで確認したら最終順位は
102位でした。
試合の合間には会場内のブースをうろついて面白そうなブツを物色。

販売ブースを覗いてみるも、今エクステンデッドまでのカードで特に足りないものもないのでチラッと見ただけでスルー。
ミュージアムではミラディンの未発表イラストとか眺めつつ過去の偽造カードまで展示されてるのを見つけて爆笑。
で、疲労困憊で会場を出る。

もういい加減足が棒で歩きたくなかったので、横浜駅まで戻ってすぐ横にあった一見よさ気な店構えの居酒屋兼飯どころみたいなのを見つけて入る。

しかしよさ気なのは店構えだけだったようで。
「量:値段」比が昨日の中華料理屋をはるかに凌ぐコストパフォーマンスの悪さに愕然。
アレに気持ちよくお金が払えるのは侯爵級の器が求められますな
ものすごくションボリした気分になり、宿に早々に戻って寝ることにする。
「食」ってのは出先の楽しみの一つだと思うんですが、今回は全弾ハズレッぽいのがどうも…。

帰る道すがらものすごい行列が出来てるのを見つけ、うまい飯屋でもあるのかと期待。
期待できそうなら明日来ても良いしと思い、行ってみるとそこはラブホテル…。
なんじゃそりゃ。
そんなものにまで行列が出来るとは…文化の違いってヤツをヒシヒシと感じながら更にガッカリして帰って寝る。

昔、配給所にならぶロシア人ってジョークがあったけど、日本人はアレ聞いて笑っちゃいけませんな。



次の日はここ数日の寝不足を取り返すべく10時まで寝てゆっくりと身支度し朝食兼昼食を駅の地下でとる。
メニューを眺めてて「冷や奴」なるメニューを発見し、冷しゃぶ定食に追加で注文。
沖縄とは異質な暑さにやられていい加減ウンザリしていたのでコレでもかとばかりに涼を求めたオーダー。
コレが大失敗。
冷しゃぶ定食にハナから冷や奴が付いているワナ。

店員も注文受ける時点で言ってくれればよさそうなモンですが…。
しかもこの豆腐が豆乳を1000倍に希釈して石膏で固めたようなシロモノで箸をつけただけで終了の鐘が高らかに鳴り響いちゃったりします。
早々に退散して近所の本屋を物色。
それから会場に出かけてフィーチャーマッチでも見学しようという算段。
しかし到着した時間がちょうど昼休みにかち合ったらしく、次の試合は1時間ちょっとしないと始まらない模様。
少々ヒマを持て余しつつ会場内で知ってる人に挨拶をして回り、アマチュアオープンの決勝を見学。
知人の国吉氏が決勝に残ってるのを見つけてちょっとビックリ。
背後で応援してみるも、相手のゴブリン召集の鬼回りの前にあえなく撃沈する国吉氏。
残念。

そこまで見たところで

「せっかくだからコッチのカードショップを回ってみよう。」
と思い立ち、一箇所に数軒固まってるようなところはないかと調べてみる。
幾つかヒットした中で多少なりとも行ったことがあるのが池袋しかなかったため、他に選択肢もなく。
で、電車に揺られ池袋まで。
前回カードゲームフェスタの時に来て思いきり道に迷った記憶もナマナマしい呪われた街、池袋ですが今回はというとですね…前回の記憶が活きて完璧に道に迷いました。
っていうか前回彷徨ったルートを完璧に再現して見せるという荒業を成し遂げものすごく無駄な時間を過ごすことに成功。

4時前には駅に着いていたというのに目的地にたどり着いたのは6時頃。
豪勢に2時間も放浪しつづけ、その間行き当たった本屋に片っ端から入り創元&ハヤカワSF文庫を買い漁り、カードショップを見つけた頃には両手に余る本屋の袋で一人コミケでも開催したかのような不審人物が堂々完成。
重くてやってられないので買った本は全部コインロッカーに突っ込んで3軒ばかりカードショップを物色。

頑張ってたどり着いたにもかかわらず、沖縄じゃ品薄なダイスを幾つか買っただけで終了。


彷徨った時間2時間、買い物30分てのも癪なのでさらに池袋を徘徊してみる。

と、その途中で寄った靴屋でかなりいい感じのブーツを発見。
僕、身長が185cmばかりあるんですが、カカトの高い靴が好きなんですよ。
でも、一般的にそこそこ背のある人ってのはワザワザそんな靴を刷かないらしくおっきいサイズのそういう靴って売ってない。
そこへ来て珍しくいけるサイズで売ってますよ。
お値段は…北の某国の方が1年食べていけるんじゃないかってくらい。
こんなもん買うのって貧民にとっては清水から飛び降りるようなモンじゃない?と少々迷うも旅先の気のデカさも手伝いアッサリと購入。
コレによって財政破綻。

ここまでくれば残金いくらでもいっしょとばかりに品川まで出ててんぷらなぞ食して帰る。

かつての行きつけが軒並み質を落としていた中、そのてんぷら屋だけはかつてと変わらない質をキープしててくれて感激。
しかしこのあとの生活を考えると気分は最後の晩餐。
とはいえこの日ばかりは豪遊した気分に浸ってようやく伯爵らしい暮らし振りを満喫。
宿に帰って寝る。


旅行最終日。
昨日はどれほど早起きしなくて済んだ上に早寝したので睡眠時間は足りてると思いたいところ。しかし、さんざん歩き回った疲労がたまりにたまって起きるのがやっと。イヤ、いつだって辛いんだけどさ。帰りの便は10時半発。
羽田に10時に着いてれば充分…というわけにもいかないんだなあコレが。ここまでの数日、ほとんど会場と宿の往復しかしてないので、お土産とかを購入する必要が。で、空港でお土産を物色する時間を考慮に入れると9時20分には着いてなきゃダメ。もろもろを計算に入れて導き出される結論
⇒6時半には起きましょう。
有り得ないよ。
で、涙やら鼻水やらいろんな体液を顔面から垂れ流しながら起床。
あわただしく宿を飛び出し、通勤ラッシュに巻き込まれつつ浜松町まで出てモノレールで空港へのノンストップアクションムービー。
それから空港で荷物をコインロッカーに放り込みバタバタと買い物を済ませ一息つこうと思ったところ、レストランも茶店も行列が…。
ホントにここは北の某国ではないのか?と不謹慎な疑問を抱きつつ、一番短い行列に並んでコーヒーとサンドウィッチのセットを入手し機内で食すことに。
飛行機が飛んでからやっと一息ついて、池袋で買い込んだ本なぞひろげつつ飲み食い。
お、今の俺ってばかなり伯爵チックな時間を過ごしてない?と一人悦に入るも飛行機はアホみたいに揺れ、後ろでは赤ん坊が地獄のような泣き声をあげ、隣りに座る店長は耳が抜けないらしく気圧の壁に涙したりとすこしも落ち着く余地は無く、騒々しいまま沖縄まで。
で、空港到着と同時にトイレに駆け込むバカ一人。

イヤね、機内からおかしいなあとは思ってたんですよ。

ノドのあたりにイヤーな違和感がずっとまとわりついててね。

予想通りハム直撃&トイレで全部リバース。

いい加減学習しようよ俺。
もう二度とハムは食うなってことを。
オチとしてはサンドウィッチ=砂の魔女ってことで。