HAMASAI 3rd 総括

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今年も開催、年末恒例の「祭り」。
今年からは「HAMASAI」に改名し、ちゃんとシリーズとして続けていきますよ〜ということになっての3回目にあたります。

HAMA研として大会を主催するようになってからもう数年経つんですが、賞品面で今回ほど周囲の皆様からのご協力をいただけたのは初だったのでまずは御礼申し上げます…ということで。
最初から自分たちで神河2箱を調達してはいたのですが、さらに追加で2箱をMuehler氏から。
ストレージボックス、バインダー等をらいらーい卿から。
そのほかにもTommy氏、殴り屋氏、Shin氏等多数の方々からカンパやら支援物資やらがよせられて非常に豪華な大会を運営することができました。
ありがとうございました。

・HAMASAI 3rd概要
予選→決勝方式。
予選4回で上位を抽出。
予選はスタンダード、ドラフト、エクステンデッドの各フォーマット。
これにCORPS CUPWの上位4人を招待。
18人で決勝を行う予定だったものの、予選ドラフトの回に予定以上に人が集まったため2卓立てて4人抜けに変更したため最終的には20人で決勝大会を開催。
決勝はエクステンデッド5回戦から上位8人がドラフトに進出。
ドラフトで優勝すればそのまま優勝というものでした。

・今回のルール
年末の大会の決勝には毎回「祭り気分を盛り上げよう」ということで場を混乱させるべく特別ルールを設けています。
今回は追加ルールが多くて説明がめんどくさかったのでしおりも作成してみました→しおり全文
で、今回のルールは大きく分けて二つ。

1.武器
参加者全員に開始前にランダムで「武器」としてランダムでアーティファクトを配布。
「武器」は使用してもしなくても構わない。
使用する際には先攻後攻決定時にタダで場に出していい。
それ以外はすべて通常のルールに従う。
ゲーム終了時に「武器」をデッキから取り除く。
「武器」は次のゲームでもまた使用できる。
2タテでマッチを取ったプレイヤーは相手の武器を一枚選んで奪ってもよい。
服数枚「武器」を所有している場合には一枚選んで使用できる。
ちなみに「武器」として用意されたカードは次の通り。

 
 《Jack-in-the-Mox》
 《レンの書庫/Library of Len》
 《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》
 《妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble》
 《洞察のランタン/Lantern of Insight》
 《ウルザの眼鏡/Glasses of Urza》
 《Aeolipile》
 《占いの鏡/Scrying Glass》
 《Chaos Confitti》
 《ダークスティールのペンダント/Darksteel Pendant》
 《ひずんだレンズ/Distorting Lens》
 《太陽のしずく/Sun Droplet》
 《薬袋/Medicine Bag》
 《ブレイドウッドの杯/Braidwood Cup》
 《流動石の鎧/Flowstone Armor》
 《キマイラ球/Chimeric Sphere》
 《琥珀の牢/Amber Prison》
 《愚か者の秘本/Fool’s Tome》
 《メルカディアの地図帳/Mercadian Atlas》
 《アラジンの指輪/Aladdin’s Ring》

・地雷
各テーブルには「地雷」としてエンチャントが伏せて貼られている。
コレはラウンド開始時にランダムで2テーブル選んで、次のラウンド開始時に表にする。
このエンチャントは誰のコントロール下にもなく、決して場を離れないし対象に取ることもできない。
「地雷」はそのテーブルに座っているプレイヤー全員に同じように効果を及ぼす。
「地雷」として用意されたカードは以下の通り。

 
 《独占市場/Cornered Market》
 《前知/Precognition》
 《未収マナ保管所/Mana Cache》
 《根の迷路/Root Maze》
 《宝石の広間/Hall of Gemstone》
 《雲の覆い/Cloud Cover》


これに加えてペアリングされたプレイヤーは自分たちで座るテーブルを選べるというおまけをつけてエクステンデッド5回戦を戦ってもらいました。

この5回戦を勝ち抜いた上位8人がドラフトへ。
ドラフトはエクステンデッドを抜けた順位で座る席が選べるというもので、8位が最初にすわり1位が最後に座る。
ちなみにすでに隣り合って座っているプレイヤーの間に後から割り込むことも可能。
ドラフトしたカードは取りきりで持ち帰れる。

以上が特別ルール。

・参加したデッキタイプ
スタンダードフォーマットの予選は緑青コントロール、緑黒デスクラウド、親和、アイアンワークスと言ったデッキが決勝に進みました。
アーティファクトを多用したデッキか、アーティファクト破壊を得意とする緑。
この二つが正面からぶつかり合う形でしたね。
CORPS CUPWはそれだけで独立した大会だったのと、特別ルールがついてきたこともあるのでコチラに譲ります。

エクステンデッド1回目の予選は(使用者の希望により不掲載のデッキリストが多いですが)デッキタイプとしては一番人気はザ・ロックとアルーレン。
2回目の予選はもう少しデッキタイプが散ってUG、ゴブリン、スニーク、リアニメートなど色々。

決勝でもザ・ロックの人気は根強いものがあり、かなりの数の参加が予想されました。
実際その通りになったんですが。
だから…と言ってしまうとちょっとアレなんですが、「地雷」の選択はザ・ロックに厳しめのモノとしました。(とはいえそれだけだとあまりにもアレなので「武器」の方はザ・ロックにやさしい設定になってますよ)
だって「普通」とか「安定」なんて単語は我々HAMA研には似つかわしくない。
大荒れの場内で「なんじゃコリャ」と慌てふためく人々の顔が見たいワケですよ。
そして一発大技デッキや逆風吹き荒れる環境にコンボデッキで乗り込んでくるプレイヤーをこよなく愛しているのもHAMA研ですので。

僕らのやらかすイベントに期待されてるのってそういう部分だと思うのでまあこれでよかったかなと。

予選はごく普通に行われたのでまだマシですが、決勝は例によって特別ルールの壁の前に通常のデッキ相性とかは完全粉砕されてます。
よってメタ等を読む上での資料としてはほとんど役に立たないと思いますが、参加された皆さんが懸命に調整したデッキレシピそのものの価値は変わらないと思いますので何かのお役に立てれば幸いです。

とりあえず今年の大会も無事に終了。
また来年も続けて行く事ができれば幸いです。

それでは皆さんよいお年を。
また来年もよろしくお願いします。