HAMA研で使ってるデッキ集その6〜GP岡山編
文:主任@HAMA研

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タイトルのまんま、最近HAMA研で使用されてるデッキを置いてます。
あくまでも「HAMA研が使っている」というだけで、「HAMA研が作った」とか「HAMA研が強いと認めた」ってことじゃないのでそこんとこヨロシク。
ホントに自分等で作ったものから他所から拾ってきたものまで玉石混合ってことで。

今回は「デッキ集」という名前のワリにデッキが一個しかなかったり、すでに旬を過ぎたデッキだったりで色々とアレなんですがすいません。
デッキ名は「land Walker」。
渡りクリーチャーが多いのとサイト名の「Island Walker」に引っかけたもの。
グランプリ岡山に出た沖縄人の大半が使用したデッキです。
残念ながら一人も二日目に残ることは出来ませんでしたが、記録として残しておこうかと。
今後、いつか県勢が集団で遠征する時の参考になるかもしれませんし。
「マジックの話をしよう」と内容が被るだろうと思い、ほっとらかしにしておいたんですが、再開がもう少し先になるようなのでデッキの話だけでも先に出しておこうかという気になったわけで…。

land Walker
メイン(60枚)
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
4《リバー・ボア/River Boa》
4《野生の雑種犬/Wild Mongrel》
2《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
2《猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior》
3《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》
4《怨恨/Rancor》
4《炎の稲妻/Firebolt》
3《火+氷/Fire/Ice》
3《獣群の呼び声/Call of the Herd》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《モスファイアの谷/Mossfire Valley》
2《樹上の村/Treetop Village》
5《山/Mountain》
8《森/Forest》
サイド(15枚)
1《呪われた巻物/Cursed Scroll》
2《血の誓い/Blood Oath》
2《調和ある収斂/Harmonic Convergence》
3《帰化/Naturalize》
1《森/Forest》
3《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
1《一瞬の平和/Moment's Peace》
2《抵抗の誇示/Flash of Defiance》

メタとしてはRDW、2Dの赤系ビートダウン、UG、マルカの緑を中心としたデッキ、そしてエンチャントレスにUBサイカ。
タフネス1の兵員を多数抱えるRDWと2Dに対して有効な《火+氷/Fire/Ice》、絶対に《森/Forest》を使用しているマルカ、UG、に対して飛行以上の回避能力を発揮する《猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior》、UG、サイカに同じ様に効く《リバー・ボア/River Boa》。
《猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior》はタップしないのと先制攻撃でクリーチャー相手なら渡れずとも非常に強いです。《怨恨/Rancor》がつけば尚更。
後は2Dと共通のパーツがほとんどですが、対クリーチャーを意識してメインから《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》を3枚積み。
多少、上に上がったマナカーブを無理なくまわすためと《不毛の大地/Wasteland》や《リシャーダの港/Rishadan Port》で多少土地を縛られてもやっていけるように土地は多めで24枚。
でも引きすぎても困るので2枚は《樹上の村/Treetop Village》。

サイドはもともと相性の悪いエンチャントレスへの対策を多めにとって《帰化/Naturalize》と《調和ある収斂/Harmonic Convergence》。
エンチャントレス、アルーレンのコンボデッキを1枚で殺してくれたりする《血の誓い/Blood Oath》。
これはついでにサイカにも効きます。
《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》も上の二つのコンボを邪魔しつつコチラの射程圏内に追い込んでくれるありがたいカード。
サイカ相手にもサイド後自分が先攻なら使用可。
《森/Forest》は相手がRDW系のデッキなら《樹上の村/Treetop Village》と入れ替え。
《一瞬の平和/Moment's Peace》はUG相手とサイカ相手の後攻時に。
《抵抗の誇示/Flash of Defiance》はマルカと白系ウィニー、UG相手の先攻時に。
《呪われた巻物/Cursed Scroll》は遅いデッキ相手の追加のダメージ兼、プロテク(赤)用に。

しかし問題点も。
当日デッキ登録時に気が付いたんですが、元々毎ターンマナを使い切るようにできているため《呪われた巻物/Cursed Scroll》を回すヒマはほとんど無し。
それならサイドにはもっと幅広く効く《火薬樽/Powder Keg》を挿すべきでした。
2で爆破すればエンチャントレスの《花の壁/Wall of Blossoms》と《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》、白ウィニーの主力はすべて壊滅できますし、UGのワームトークンも恐くないと。

あと、メインの《獣群の呼び声/Call of the Herd》も今ひとつでした。
会場全体がクリーチャーメタに傾いていたのでメインはともかくサイド後はほとんど象トークンの生存は期待できず。
白ウィニー相手のときだけは便利でしたがソレですらサイド後は《パララクスの波/Parallax Wave》で飛ぶので…。
サイカもメインから《火薬樽/Powder Keg》を数積むタイプが増えていたのでさほどアドバンテージを稼ぐことも出来ず。
それなら地で死ににくい《トロールの苦行者/Troll Ascetic》を優先すべきでした。
その辺を踏まえて次の日のPTQで使用したのはコチラ。

land Walker U
メイン(60枚)
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
4《リバー・ボア/River Boa》
4《野生の雑種犬/Wild Mongrel》
4《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
2《猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior》
3《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》
4《怨恨/Rancor》
4《炎の稲妻/Firebolt》
3《火+氷/Fire/Ice》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《モスファイアの谷/Mossfire Valley》
2《樹上の村/Treetop Village》
5《山/Mountain》
8《森/Forest》
サイド(15枚)
1《火薬樽/Powder Keg》
2《血の誓い/Blood Oath》
1《調和ある収斂/Harmonic Convergence》
3《帰化/Naturalize》
2《疾風のマングース/Blurred Mongoose》
3《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
1《一瞬の平和/Moment's Peace》
1《抵抗の誇示/Flash of Defiance》
1《クローサ流再利用/Krosan Reclamation》

遠征の身の悲しさですが、持っていったカードには限りがあります。
《火薬樽/Powder Keg》数挿したかったのですが、忘れていったので無理のムリムリ。
そのほかにも色々と制限がかかったために不承不承ながらもサイドは上のような感じに。
それでもGPに比べてだいぶ楽にはなったんですが。

細かいことを言えばキリが無いんですが、デッキそのものはお気に入り。

大きな問題はデッキそのものではなく、今回のデッキの製作過程の方にあります。

今回動員できた人数が実はそれほど多くなかったというのがまず一点。
次にデッキの取捨選択が早すぎたという点。
かなり初期の段階でグールシュートなども挙がっていたんですが、当時最大勢力だったRDWの土地拘束の前にまるで動けなかったため早々と諦めてしまいました。
その後、着実にRDWは数を減らしていったので充分勝負できる土壌は形成されていたんですが…。
さらに言うならステロを選択したあと、調整メンバー全員でステロの完成度を上げる方向にシフトしてしまったのも「選択が早すぎる」という中に入れてしまってもよいかも。
万が一ステロを選択するのが「なし」ということになってしまった時のために選択肢を数多く用意しておくべきでした。
あとは少ない人員をもっと効率よく動員すべきだったという点。
横の連絡が取れてなかったために同じ作業を複数人で被って進行しすぎ。
もっと連絡を密にとって無駄な作業を省くべき。
コレは別にMTGに限らずどんな仕事でもそうだとは思うんですが…。

次に出かける皆さんは上記の点を考慮してみて下さい。
長所は伸ばしつつ同じ轍を踏まない為に。

出来れば、「次の皆さん」の自分が入れることを祈りつつ。