BIG SHOT:禁止カード施行以降+4月の賞金首

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2005年3月13日 CORPS CUPX 優勝 けんつよ
カササギブルー
親和のキーカードが大量に禁止になったことを受けて注目を浴びたのが青単コントロール。
県内での新環境変化ご最初の大会を制したのがコレ。
はるかな昔、環境を席巻したカササギブルーの遠い子孫にあたるこのデッキ。
基本はカウンターで相手にやりたいことをやらせずに、そして《泥棒カササギ/Thieving Magpie》でドローを重ねて手札差で相手を圧倒し、数少ないフィニッシャーで勝利する。
動きとしてはこの手のデッキの王道だが、先祖と違って場をリセットするカードは入ってなくてクリーチャーは《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》でカバー。
使うだけなら簡単、使いこなすのには技量と知識を要求する玄人向けのコントロールデッキ。
2005年3月13日 CORPS CUPX 2位 長北1号
黒単コントロール
こちらもまた昔懐かしいデッキタイプ。
トーメントがあった頃の黒単コントロールを髣髴させる。
黒単らしくクリーチャーイジメが得意技、それ以外のパーマネントにはイジメられる側。
昨今、この手のデッキのフィニッシャーには《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》が採用されてることが多いものの、このデッキは《大いなる収穫者/Greater Harvester》でのハメにもっていくパターンを重視している模様。
2005年3月13日 CORPS CUPX 3位 殴り屋@CORPS
白ウィニー
コレまた懐かしい、白ウィニー。
今まで何度も復権が叫ばれつつ不発に終わってきたものの、今回こそは本格的に復権の模様。
とにかく軽量クリーチャーを展開して《栄光の頌歌/Glorious Anthem》で強化し速やかに殴りきるというゲームプランはまさに古典。
とはいえこのデッキにはその古典中の古豪たる《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》の姿がなく、《陽光尾の鷹/Suntail Hawk》&《灯籠の神/Lantern Kami》の飛行生物、そして《ツンドラ狼/Tundra Wolves》に。
緑のクリーチャーデッキを相手にすることを意識してのチョイスか。
2005年3月13日 CORPS CUPX 6位 わなげ
緑黒デスクラウド
新環境への切り替えで特に失うものは何も無かった緑黒デスクラウド(青黒にはけっこうな打撃だった)。
カードの組み合わせ次第でクリーチャーデッキからコントロールデッキまで幅広く対処できるのが魅力であるものの、親和が消えたあと極端にスピード特化したデッキタイプがいくつも出てきて《死の雲/Death Cloud》がイマイチ間に合わないという状況が発生しやすくなったためか、昨今不人気の模様。
何でもできるが故に何も出来ないという器用貧乏を地でいくデッキタイプなのかもしれない。
2005年3月13日 CORPS CUPX 7位 具志堅 政之
緑単ビートダウン
このデッキの森渡りのカタマリぶりったらもう、世の《永遠の証人/Eternal Witness》マンセーな人々を心胆寒からしめること請け合い。
最近流行の緑のスタイルなんてどこ吹く風。
ただひたすらに愚直なまでに殴りに行く様はやっぱりかつての緑単ストンピィを思い出さオジサンの目頭をアツくさせてくれる。
漢(おとこ)のタコ殴りデッキ。
2005年3月20日 神河謀叛アリーナリーグ 優勝 主水@HAMA研
カササギブルー
青単コントロールのマイナーチェンジ。
こっちはウィニーとか速攻系のデッキに対してよせた感じ。
2005年3月20日 神河謀叛アリーナリーグ 3位 裕@よせ。
5色《歯と爪/Tooth and Nail》
マナブーストして《歯と爪/Tooth and Nail》というプラン自体はウルザトロンと変わらず。
しかしこちらは『高速で』という部分にさしてこだわっていない。
基本地形をばら撒いていって素直に《歯と爪/Tooth and Nail》。
その分、ピンポイントの土地破壊には多少耐性がある。
マナが溜まったあとは5色の便利カードでアドヴァンテージ稼ぎ出すというプラン。
ただ、エンペラータイムが来るまでの時間を稼ぎ出すための除去がちょっと足りない気もするのでその辺をどう改善するのかが今後の課題か。
2005年3月20日 神河謀叛アリーナリーグ 4位 大人(たーれん)@楚南流
緑黒ビートダウン
緑黒は強いけど、《死の雲/Death Cloud》が間に合わない。
そんなジレンマを『なら入れなければいい』というある意味男らしい方法論で解決しようというデッキ。
コントロール要素を187クリーチャーにゆだねる事で盤面上の支配力をあまり低下させることなくクリーチャーを増量しようという意図が窺える。
ついでに忍者でクリーチャーを再利用しようということか《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi》まで入ってるのがちょっとオシャレ。
2005年4月1日 フライデーナイトマジック 1位 てんちょ
赤単バーン
《星界の幼生/Cosmic Larva》型のバーン。
一応8体の生物が入っているものの、基本的に使いきりなので実質火力と変わらない。
基本火力はほぼ押さえているのに、あえて《火山の鎚/Volcanic Hammer》が《ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics》になっているのは《星界の幼生/Cosmic Larva》でアップキープにサクる土地を有効活用するためか。
《爆片破/Shrapnel Blast》が使いにくくなった穴は2種の3マナ4点火力で埋めることでそれなりのスピードを稼ぎ出すことに成功してるくさい。
2005年4月1日 フライデーナイトマジック 3位 マキシ
緑単ウルザトロン
かなりオーソドックスなスタイルのウルザトロン。
追加のマナブーストに《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》を使用してるのはサイドからの赤いカードの投入が理由だと思われますが、アーティファクトサーチは入ってないデッキなのでメインかサイドに1枚くらいは《山/Mountain》を入れてもいいかも。
もともとポテンシャルは高く、最近県内ではマークが薄いだけに忘れた頃にやってくる大惨事。
世間的には白ウィニー用に《忘却石/Oblivion Stone》が入ってるタイプが最近増えてきてるみたい。
2005年4月8日 フライデーナイトマジック 1位 CAN
青白コントロール
これまた古典的な青白パーミッションの末裔。
カウンター合戦においては腐りがちな《神の怒り/Wrath of God》もウィニー相手には本来の強さを発揮。
青単が勢力を伸ばしメタられている今、青単への対策カードを半分無効化できてウィニー等の速いデッキにも対応できるこのデッキはかなりのやり手かも。
ただ、本家カウンターデッキたる青単とウルザトロン相手にはその強みを発揮しにくいので周囲のデッキ分布によって浮き沈みは激しそう。
2005年4月8日 フライデーナイトマジック 2位 裕@よせ。
ビッグレッド
 
ミラディンブロック構築から連綿と続くビッグレッドの末裔。
バーンとスライの中間を走る中速設定のデッキではあるものの、昨今使いづらくなったと言われる《爆片破/Shrapnel Blast》を活用しつつ意外と短期決戦も出来るのが強み。
スライやバーンと違って多少長引いてしまっても《弧炎撒き/Arc-Slogger》のご加護である程度ゴリ押しが利くのも魅力。
とはいえ「親和殺し」としてデビューしたにも関わらず、環境から親和が大幅に減ってしまったのでお客さんがいないという話も。
2005年4月8日 フライデーナイトマジック 3位 ヒゲ
緑単放火砲
ただひたすらにライブラリから土地をブッコ抜いて《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》を回す漢のデッキ。
青がタッチされてるのが一般的な気もするんですが、このデッキは純正緑単色。
なんだかカジュアル臭漂う回してて楽しいデッキ。
でも正直な話もうちょっと別の勝ち手段を追加しておいても損はないのではと思いまふ。
2005年4月22日 フライデーナイトマジック 1位 マキシ
ウルザトロン
赤いカードでマナが出るデッキのお友達と言えば《火の玉/Fireball》。
ということでメインから《火の玉/Fireball》が4枚搭載されてるのが前回からの変更点。
それ以外はヤッパリウルザトロン。
2005年4月22日 フライデーナイトマジック 2位 Kacka@め
白単ウィニー
極端に1マナ圏にシフトした白ウィニー。
並べる、殴るただそれだけ。
速さと軽さだけが友達さ。
それゆえに序盤の猛攻を凌がれてしまうとなす術もなく息切れしたりするのも世の常、人の常。
《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》を見たらカンベンな的な話もよく聞かれるので、メインからアーティファクトが割れるようにしてもよいかも。
2005年4月29日 フライデーナイトマジック 1位 CCB@よせあつめ
Gb死の雲
《死の雲/Death Cloud》デッキの末裔なのは間違いないものの、肝心の《死の雲/Death Cloud》は1枚しか入ってないので看板に多少の誇張があるやも。
2種のネズミによる序盤からの手札破壊。
しかる後に忍者で再利用。
ネズミのネズミによるネズミのための手札破壊デッキwithネクラタル。
微妙に187クリーチャーを使いまわせる構成になってるのが面白いトコ。
2005年4月29日 フライデーナイトマジック 2位 マツケン@チームUK
ビッグレッド
構造自体は、ビッグレッド。
でも選択されてる赤いビッグメンが常軌を逸してる辺りが男前。
《煮えたぎる歌/Seething Song》から飛び出してくるのが《弧炎撒き/Arc-Slogger》と《山伏の長、熊野/Kumano, Master Yamabushi》だけだと思うなよ!と僕らに貴重な教訓を与えてくれるありがたいデッキ。
2005年5月21日 桃太郎長田店ミニゲーム 1位 主水@HAMA研
緑青アグロ
フランス選手権からパクってきたデッキ。
基本的に緑コントロールに近い動きをするものの、引けるカードの量は多め。
ついでにインスタントでパーマネントに対処できるようになったり、飛行クリーチャーが増えてたり、カウンターできたりするものの事故率が上昇してるのも事実。
メタ的にかみ合った時はスゴイ強そう。
普通に緑コン使うのは飽きたって人にはちょうどいいかも知れません。
以前に比べると青の使用率、勝率ともに下がってきてる感じ。
それと反比例して緑、赤系のデッキの株が高騰気味。
新しいエキスパンションの参入を受けて環境がどう変わるのかが楽しみデスね。

個人的には緑、赤がフィーバーして終わらないことを祈ってますが。