BIG SHOT:神河以降まとめて(スタンダード)

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ここしばらく新しい方向性を探ってお休みしてたコーナーですが、出口が見つからないからといって休みっぱなしというわけにもいかず暫定的に再開してみました。
もう環境に「神河謀叛」が入ってきちゃうからその前に。
「暫定的」って今後はどうするのか?
知りませんよそんなこと。
常に行き当たりばったり。
ソレが俺たちHAMA研のスタイル。


2004年10月24日都道府県選手権沖縄 優勝 なべ
ポンザ
もう去年の秋の話になりますね。
県内で神河物語の参入後初の大規模な大会での優勝デッキ。
12枚の土地破壊スペルによる足止めと《炎歩スリス/Slith Firewalker》の組み合わせでカタにハメるのが必勝パターン。
この時期メタの筆頭だった親和とウルザトロンへの回答の一つ。
この手のデッキにしては珍しく《弧炎撒き/Arc-Slogger》が投入されていないのがこのデッキの特徴。
2004年10月29日FNM 1位 里
ウルザトロン
もはや環境に完全に定着した感じのウルザトロン。
とはいえ都道府県選手権前後が最盛期で最近はメタられたのと飽きられたのとで微妙に不人気。
神河からは《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》が入ってお手軽に儲かるシステムが構築できるようになった。
このデッキはマナブーストのスロットに当時のメタを反映して《ぶどう棚/Vine Trellis》が入っているが、最近では《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》が投入されていることが多い。
2004年11月5日FNM 1位 けんつよ
トリーヴァコントロール
いわゆるヤソコン。
白青パーミッションに緑の墓地再利用カードを加えて儲けようというデッキ。
親和等には非常に嫌がられる《減衰のマトリックス/Damping Matrix》をメインで積んでも自分は全く引っかからないってのがウリ。
勝つまでに時間がかかるのと、三色デッキのため色事故がついて回るのがネック。
《すき込み/Plow Under》を多く見かける昨今ではあまり使われなくなったようだ。
2004年10月24日都道府県選手権沖縄 7位 T@Anonymity
薬瓶親和
ミラディン登場から長く環境に居座り続ける親和の最終形の一つ。
色事故を減らしてくれつつ親和まで稼げる《霊気の薬瓶/AEther Vial》からインスタントタイミングでクリーチャーを展開できるのが強み。
このデッキはメインから《モリオックの装具工/Moriok Rigger》も投入されているあたり、当時の親和のメタられぶりが伺える。
ブン回ればどんなデッキにも勝てるものの、アーティファクトが目の敵にされている現状ではあまり選択する人がいないのも確か。
2004年10月24日都道府県選手権沖縄 もり@チームUK
キキジキアラーム
《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》を軸にした新しいコンボデッキ。
スポイラー発表当時から騒がれていたコンボをデッキにしたのがコレ。
《侵入警報/Intruder Alarm》と《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》を並べたらあとは適当に。
無限ダメージコース、無限ドローコース、無限マナコースと色々取り揃えております。
こっそりと《侵入警報/Intruder Alarm》+《活生の呪文爆弾/Lifespark Spellbomb》+《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》も内蔵されている。
ただ、どちらもクリーチャーを軸にしたコンボデッキなので対処されやすいのが欠点。
2004年10月24日都道府県選手権沖縄 3位わなげ@CORPS
URb親和
綿々と続く親和の系譜のもう一つの形。
こちらは割と正統派。
親和を稼いで並べて殴る。
薬瓶親和に比べると色事故の可能性が多少あがるものの、スロットに余裕があるので高性能なクリーチャーを詰め込むことができる。
薬瓶親和と比べるとアチラが器用で小回りが利くのに対してコチラは近距離パワー型ということになるか。
2004年10月29日FNM 3位 ムツ
白ウィニー
近年高性能なウィニークリーチャーは印刷されども復権の兆しのあまり見えない白ウィニー。
私、かなり久しぶりに白ウィニーを見かけたような気がします。
クリーチャーの性能は悪くないものの、昔の《ハルマゲドン/Armageddon》のような決め技の不在と、より速い親和が環境に存在しているためにワザワザ選択する理由が見えないというのが復権しない理由か。
このデッキ、基本はウィニーですが《空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisher》+《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》の一発芸が仕込まれています。
2004年11月12日FNM 1位 CAN
Buデスクラウド
マナブーストからの《死の雲/Death Cloud》でカタにハメにいくのが基本プラン。
サブカラーとして青が選択されてるこのデッキは《粗石の魔道士/Trinket Mage》から1マナアーティファクトをサーチしてアドヴァンテージを取りにきてます。
デッキがシャッフルできるので《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》との相性もかなりいいですね。
リセット後は雑魚に《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》がついて豪傑に大変身。
友好色で組まれているので色マナは比較的容易に賄えるものの、色の性格的に手の出ないパーマネントが多いのも確か。
2004年1月28日FNM 1位 CAN
GBデスクラウド
こちらは緑と組んだ《死の雲/Death Cloud》デッキ。
青と違ってマナブーストには《極楽鳥/Birds of Paradise》からの《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》、《木霊の手の内/Kodama's Reach》といった土地を追加で置けるスペルを使用。
青に比べればエンチャントやアーティファクトに対策できる緑の力で親和等相手に多少戦いやすくなるかと。
その分直接手札を増やす方法がないのが微妙といえば微妙。
もっともこのデッキは親和がいないと踏んでアーティファクト破壊がサイドに落とされていますが。
2004年11月12日FNM 3位 CCB@よせあつめ
ワークス
こちらはフィフスドーン発売後から存在するコンボデッキ。
基本的に決めればほぼ瞬殺。
神河から《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》を得てドロー操作もしやすくなったり。
ただ構成パーツがアーティファクトなので親和対策に「ついでに」巻き込まれるのと、昨今緑系デッキで必須の《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》、《永遠の証人/Eternal Witness》対策の《魂の裏切りの夜/Night of Souls' Betrayal》にもひっかかったりと色々不遇。
2004年11月19日FNM 1位 壱@TeamOMEGA
ステロイド
スピリット&秘儀を前面に押し出したステロイド。
神河以前のビーストデッキから《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》が抜けた穴を《南の樹の木霊/Kodama of the South Tree》等で埋めたような感じか。
《南の樹の木霊/Kodama of the South Tree》の能力をフルに活用するために軽量のスピリットと、火力にも《マグマの噴流/Magma Jet》より優先して《氷河の光線/Glacial Ray》が採用されてたりします。
速度は基本的に中速。(最速パターンもありますが、そんなに決まらない)
環境的に中速でコントロール要素を含まないデッキというのが勝ちやすい状況にないので、スタンダードでは少々キツそうですが、ブロック構築なら結構イけるのではないでしょうか。
2004年12月5日HAMSAI3rd予選@ CAN
GUコン
神河発売直後はカウンター主体のUGコントロールデッキを数見かけましたが、最近はカウンターではなく《すき込み/Plow Under》から場をコントロールするタイプのデッキが人気が出てきてます。
このデッキもその一つ。
カウンターしない分は《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》も加えてコントロール力UP。
《粗石の魔道士/Trinket Mage》から《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》を持ってきてライブラリー操作。
探してきたカードは《永遠の証人/Eternal Witness》で再利用。
色が色だけに直接の除去力が低く、クリーチャーデッキよりはコントロールデッキの攻略を得意とするデッキ。
2005年1月8日桃太郎ミニゲーム1位 主水@HAMA研
緑単コントロール
2005年の年明けからこっち、県内はエクステンデッドの大会が続いてスタンダードはさっぱり。
おかげでファイナルズの影響がデッキに反映されることもないまま現在に至っているので自分で使ったデッキを引っ張り出してきました。
ファイナルズで浅原さんが使ったデッキのコピー(心持ちアレンジ)。
使った感想とかは日誌の方に書いてあるので割愛。
回してみると動きが非常に面白く、県内のプレイヤーの趣味にもマッチする感じなので今後人気が出てくる可能性は大きいのでは。
2005年1月15日桃太郎ミニゲーム1位 主水@HAMA研
青単コントロール
やっぱりスタンダードの大会がないのでミニゲームで使ったデッキを引っ張り出してきました。
これまたファイナルズからのコピーなんですが、何せ海人の島。
海の青さに魅せられたかどうかは知りませんが、どんな逆境にあってもカウンターには根強い人気があります。
そのうち絶対誰かが使いますから、こういうデッキ。
高速環境ならまだしも、県内の緑系コントロール人気を見るにつけ選択肢としてありだなという感じがヒシヒシとしてきますです。
このほかにもファイナルズでは白緑コントロールや、青赤《機械の行進/March of the Machines》デッキ等が出てましたから、県内にもなんらかの影響を及ぼすと思うんですが県内での使用者がいなかったので持って来れませんでした。
とりあえず、この二つを除いてスタンダードでの主要デッキは一通り浚ってきてみたので新環境に移る前のおさらいということで。