BIG SHOT:4月の賞金首

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4月2日フライデーナイトマジック 1位 リーダー@HAMA研
ゴブリン召集(スタンダード)
オンスロートブロック構築以来、環境にのさばってもう長い「ゴブリン召集」。
特に弱くなるような理由がないにも関わらず県内では見かけない時期が続きました。
それも最早過去の話。
出てくれば安定して上位に食い込んでいます。
メインに入った《頭蓋骨絞め/Skullclamp》の強さはもう知らない人もいないと思うので割愛。
このデッキの面白いところはサイドの見慣れぬアーティファクト。
《ひずんだレンズ/Distorting Lens》は《赤の防御円/Circle of Protection: Red》を1回無効化、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》は《総帥の召集/Patriarch's Bidding》が腐りがちなゴブリン同キャラ戦でかなりの威力を発揮。
問題はどちらも《減衰のマトリックス/Damping Matrix》で無力化されるところなんですが、そこは《粉砕/Shatter》する方向で。
4月2日フライデーナイトマジック 2位 主任@HAMA研
WRサイクリング(スタンダード)
コチラも長らく見かけることのなかったデッキタイプの一つ「サイクリング」。
飽きられたってのがその理由だったと思われますが、速いクリーチャーデッキが《頭蓋骨絞め/Skullclamp》で簡単にアドバンテージを取れる昨今、メインから《減衰のマトリックス/Damping Matrix》を積んでも邪魔になりにくいコントロールデッキとして再浮上。
このデッキのポイントとしてはちょっと前の形と違い《邪神の寺院/Temple of the False God》と《正義の命令/Decree of Justice》の不採用があります。
各種親和や各種ゴブリンといった速いデッキ対策にシフトしてるということですね。
その分、そういう重いカードはサイドに落としてあります。
今になっての反省ですが、サイドの《粛清/Purge》は《粉砕/Shatter》のほうがよかったですかね。
4月3日FB長田ミニトーナメント 優勝 主任@HAMA研
GRビースト(スタンダード)
かなり香ばしい懐かしさが鼻につくGRビースト。
テーマとしては「《頭蓋骨絞め/Skullclamp》も《減衰のマトリックス/Damping Matrix》も使わないデッキ」。
豪華12枚の土地破壊で相手の足を止め、《極楽鳥/Birds of Paradise》や《ぶどう棚/Vine Trellis》のマナブーストで早いターンでボリッとデカブツを出して場を制圧、というのが勝利への方程式。
対コントロール戦はそれでいいんですが、問題は相手がかなり早いデッキの場合。
悠長に土地を壊してちゃ間に合わないのでサイドから除去をめいっぱい引き上げて土地破壊と入れ替えます。
緑赤というアーティファクト破壊に長けた色なのでサイドを駆使すれば親和系デッキとも結構渡り合えるんですが、問題はゴブリン相手にそれほど分がよくないところ。クレリック相手はもっと分が悪くなります。
このデッキも反省点として「サイドに《帰化/Naturalize》を取れ」ってのがありますね。
あとは「メインを60枚にしとけ」とか。
とはいえ使ってて面白いデッキではあります。
4月9日フライデーナイトマジック 1位 殴り屋@CORPS.CAP
ゴブリン召集(スタンダード)
非常にシンプルでわかりやすいメインとサイド。
このデッキが強いということに関していまさら言うことは何もないですね。
殴る、引く、一気にアドバンテージを稼ぐ。
昔のウィニーでは考えられないことですが、あっさりと達成できる世の中になっちゃいましたねえ。
4月9日フライデーナイトマジック 2位 総統閣下@よせあつめ
ダークスティール抹消(スタンダード)
《抹消/Obliterate》+《機械の行進/March of the Machines》と相性のいいダークスティール製アーティファクトがふんだんに投入されたコンボデッキ。
先月は青白赤の三色バージョンが頑張ってましたが、今月は赤青のシンプルな2色バージョンも頑張ってます。
ダークスティール製アーティファクトとこれまた相性のいい《選別の秤/Culling Scales》もメインから採用されていて非常に面白い仕上がりになっているかと思われます。
タイミングのあわない《機械の行進/March of the Machines》は各種親和デッキにとって致命的。
それをコンボパーツとしてメインから採用できるこのデッキ、もっと勝ててもいいような気がせんでもないんですが、問題の親和が速すぎる、コントロールに関しては先に《抹消/Obliterate》が決まればどうにかなるもののキーカードである《機械の行進/March of the Machines》が割られると途端に何もできないデッキになってしまうなどの問題も抱えているためもう一つ勝ちきれてないということでしょうか。
4月10日FB長田ミニトーナメント 優勝 や@CORPS見習い
WRサイクリング
メインから《減衰のマトリックス/Damping Matrix》を採用している最近の型のサイクリングデッキ。
デッキリストが入手できなかったので細かいところはわかりませんが、大筋としては4月2日のフライデーで2位だったサイクリングと大差はないかと思われます。
や@CORPS氏。もしここを見てたら今度レシピを教えてください。
4月11日A-ZERO COMPETITION 17th 優勝 竹@よせあつめ
白緑ビートコントロール(ミラディンブロック構築)
プロツアー神戸の影響で赤と親和しかいないと読みきって歪みに歪んだデッキ。
対策カードと不燃物で構成されています。
細かい解説は上のリンクからも見れますし、コチラにもあるのであまり言えることはないですね。
4月11日A-ZERO COMPETITION 17th 2位 リーダー@HAMA研
RGコントロール(ミラディンブロック構築)
かの石田格氏製作、PT神戸で何人もの強豪が選択したという赤緑コントロール。
ほぼそのままコピーに近い構成です。
赤と緑から選択された各種アーティファクト破壊、そして親和系デッキへの最終兵器《炉のドラゴン/Furnace Dragon》もメインから採用。
問題はブロック構築環境に多色を支援してくれるマナソースがそう多くなく、大半が対策されやすいアーティファクトのため色事故の心配が付きまとう点でしょうか。
とはいえ見ためからして強そうなきれいなデッキだと思います。
4月11日A-ZERO COMPETITION 17th 3位 アカ@CORPS
緑単ビートダウン(ミラディンブロック構築)
これまたPT神戸で二日目に進出した緑単色ビートダウンデッキを元にしたと思われるデッキ。
本家との違いは多少クリーチャーが減って《刈り取りと種まき/Reap and Sow》や《忍び寄るカビ/Creeping Mold》といった土地破壊が追加されている点ですね。
土地を展開してナンボのコントロールデッキが多いと踏んでのシフトでしょう。
実際、土地を壊されて赤単が止まっている場面を多く見かけたのでこれはこれで非常に興味深い選択だったと思われますが、そのためにクリーチャーの実数が微妙に減っているのと《捕食者の一撃/Predator's Strike》がないため攻めが単調になりやすいという弊害も。
特に《捕食者の一撃/Predator's Strike》は特に回避能力に富むわけでもないこのデッキにとって貴重な決定力だったりもするはずなので採用してみるとまた違った結果になるのではないでしょうか。
4月17日FB長田ミニトーナメント 優勝 主任@HAMA研
緑白《歯と爪/Tooth and Nail》(スタンダード)

2004年東海地区予選で脚光を浴びた緑白の高速マナ展開デッキ。
ウルザトロン等との決定的な違いは土地サーチスペルで基本地形を展開する点。
これだと一気に莫大なマナとはいかないものの、《ドワーフの爆風掘り/Dwarven Blastminer》のようないやな生物で完封されたり土地破壊で1枚壊された途端にゲームが終わってしまったりという危険性は低いです。
そして《ウッド・エルフ/Wood Elves》や《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》は《頭蓋骨絞め/Skullclamp》で装備してやることでさらにドドローに変換できたりしてお得感ハミ出まくり。
決めカードが大ぶりなのでカウンターデッキ相手では苦戦が予想されますが、最近のようにカウンターを見かけることが少ない環境ならそんなに気にせずとも良いのでは。
カードドローといえば青だった時代も今は昔。
モリモリとカードを引いてプレイする楽しみが満喫できる良いデッキだと思います。
4月25日A-ZERO COMPETITION 18th 優勝
赤単バーン(ミラディンブロック構築)
PT神戸でその威力を見せつけた赤バーンに個人趣味を加味して作ったと思われるこのデッキ。
クリーチャーを燃やして生き延び、プレイヤーを燃やして勝利する、正真正銘のバーン。
さすがにそれだけだと息切れするので、頼もしいフィニッシャーにしてライブラリ10枚を《ショック/Shock》に変えてくれる《弧炎撒き/Arc-Slogger》が入ってますね。
で、環境で荒れ狂う親和系デッキを沈黙させる《減衰のマトリックス/Damping Matrix》。
自分ではアーティファクトがほとんど入っていないので、他のデッキに入っているアーティファクト破壊はほぼ無駄カード、そして親和によく効く火力もふんだんに。
現在のミラディンブロック環境で非常に有利に動けるデッキだと思われます。
4月25日A-ZERO COMPETITION 18th 2位 殴り屋@CORPS.CAP
赤緑土地破壊
前回の親和系デッキの負けっプリとコントロールデッキの数の多さから、コントロール系の同キャラ対決を中心に考えシフトした赤緑。
親和への対策カードのほとんどをサイドボードに落とし、土地破壊スペルを8枚装備で土地の並べあいを制そうということで。
対親和の最終兵器《炉のドラゴン/Furnace Dragon》が入ってますが、どちらかというと早いターンに出せる飛行のついたフィニッシャーですね(もちろん相手が親和であれば大活躍)。
4月25日A-ZERO COMPETITION 18th 3位 裕@よせ。
白赤コントロール
 
県内でのメタが親和から赤に変化した結果、数が急に増えた白。
その中でも赤では除去するのが困難な《清純な天使/Pristine Angel》をフル活用するために組まれているデッキがこれ。
火力にダメージ軽減にライフゲインとインスタントを豊富に採用し《天使》をいつでも起こせるようにバックアップ。
ついでに《急報/Raise the Alarm》でトークンもインスタントで出せたりします。
で、赤の主力《弧炎撒き/Arc-Slogger》を無効化する《拘引/Arrest》と、かなり赤を意識した造りになっています。
《爆破/Detonate》や《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》といった親和対策カードも積んでいるので完全に無視しているわけではないようですが。
新しいタイプのデッキなので未知数ですがこの先の展開次第だと面白いモノになるんじゃないでしょうか。
4月25日A-ZERO COMPETITION 18th 4位 てんちょ
4色《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》コントロール
《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》と《機械の行進/March of the Machines》を土地は全て0/0のアーティファクトクリーチャーになるのでマナを出すこともできなくなることを利用したロックデッキ。
とはいえこのロックが完成すると同時にコンボパーツの2枚は4/4と6/6のクリーチャーになるのでそのまま殴りにいくことも可能。
《機械の行進/March of the Machines》は親和系対策とも取れるので、コンボパーツの一端というだけではとはいえ便利ではありますが、コレだけでは親和の速度に追いつけるとは思えないのであくまでもおまけの効果でしょう。
この2枚が揃って何が起こるのかわからないまま通してしまって後から気づいて大惨事という風景をよく見たので、このコンボが強いというよりもネタが割れていないのが強いんじゃないでしょうか。
実際、対処を間違えて《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》を割ってる人もいたので。
この2枚は揃ってしまえば《機械の行進/March of the Machines》もアーティファクトになり、《酸化/Oxidize》で割ることが出来ますが気がつかない人が多いみたいなので。