BIG SHOT:3月の賞金首

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いろいろと問題があったため、去年末からダラダラと休業していたこのコーナーですが、大体クリアできたので再開してみようかと思います。

2月29日A-ZERO COMPETITION 14th 優勝 けんつよ
URグレ神話
いわゆるグレ神話。
ダークスティールから《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》と《頭蓋骨絞め/Skullclamp》を得て、無色でアドバンテージを得ることが可能になりました。
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》も入ったため、以前よりは《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance》への耐性も向上しています。
その分、色マナが確保しにくいので色マナが必要なカードは極力メインから排除しているようです。
2月29日A-ZERO COMPETITION 15th 2位 裕@よせ。
WUコントロール
いつの世も必ず環境にいると言われたUWのパーミッションデッキの末裔。
とはいえ以前ほどは見かけなくなりました。
このデッキの特徴としては《忘却石/Oblivion Stone》をはずしてメインから《減衰のマトリックス/Damping Matrix》を採用し、各種のシステムクリーチャー及び《頭蓋骨絞め/Skullclamp》の無力化を計っている点でしょう。
2月29日A-ZERO COMPETITION 15th 3位 T@Anonymity
白単コントロール
ダークスティールがスタンダードに入ってくる以前、環境最強デッキの一角だった白単コントロール。
環境の変化で高速デッキが増えたためか、メインから《精神隷属器/Mindslaver》がはずれ、《翼の破片/Wing Shards》に変更されています。
《新たな信仰/Renewed Faith》に加えて《原野の脈動/Pulse of the Fields》まで採用してライフ負けを回避する構成になっているのも速いデッキに耐性をつけようということと推測されます。
地味なドロー向上手段《ダークスティールのペンダント/Darksteel Pendant》が採用されている点も注目。
3月7日CORPS CUPU 優勝 オナガ@Team ONAGA
BRグレ神話
青を完全に切ってアグレッシブな形にシフトした親和。
ドロー強化は《頭蓋骨絞め/Skullclamp》しかないため、素での「引き」にある程度依存せざるをえませんが、回ったときのスピードは段違い。
ただし、《頭蓋骨絞め/Skullclamp》以外ドロー強化はないため、《減衰のマトリックス/Damping Matrix》環境下では手札がそろっていないとかなり苦しいことになるかと。
そうでなくても《頭蓋骨絞め/Skullclamp》に頼りがちな展開になることは間違いないと思われるので、もう少し土地を増やしてみてもいいかも知れません。
3月7日CORPS CUPU 2位 1号@長北
RBドスコイ
昔からマジックをやっている人間にとってはちょっと懐かしい空気を漂わせる重クリーチャーデッキ「ドスコイ」
マナブーストからデカいクリーチャーを出したら後は殴るだけ。
コレで《ハルマゲドン/Armageddon》でもあれば完璧なんですが…。
一発が重いのでコントロールデッキには優位に立てると思いますが、尋常ではないスピードで数を展開されると多少辛いのも確か。
その辺を見越してか、メインから《粉砕/Shatter》を積んだ上でサイドにも極端なアーティファクトメタなカードが搭載されています。
3月7日CORPS CUPU 3位 照屋 博一
《死の雲/Death Cloud》クレリック
《悪疫/Pox》の再来と囁かれる《死の雲/Death Cloud》。
《悪疫/Pox》と言えば黒系のコントロールデッキのきめ技でしたが新しい《悪疫/Pox》はクリーチャーデッキのきめ技のようで。
クレリックを展開して《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》を出して《死の雲/Death Cloud》でリセット→こちらだけ儲かるという展開で場を制圧するのがセオリーのようです。
ここでも《頭蓋骨絞め/Skullclamp》が使われていますね。
3月12日フライデーナイトマジック 1位 や@CORPS見習い
《死の雲/Death Cloud》+《定員過剰の墓地/Oversold Cemetery》
こちらも《死の雲/Death Cloud》デッキですが、上のデッキとは違い黒緑。
もっと長期的にアドバンテージをとる仕掛けになっています。
《死の雲/Death Cloud》が黒を3つ使うので撃ちやすさでは黒単に及ばないでしょうが、緑を加えているために《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》といったライフゲイン手段、《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》といったアーティファクト破壊手段を投入できるというメリットも。
3月12日フライデーナイトマジック 2位 CCB@よせあつめ
ビースト
オンスロートブロック構築で一時期脚光を浴びたビースト。
設計思想自体は「ドスコイ」に近いものが。
ミラディンから《腐食ナメクジ/Molder Slug》を加え、長期戦での制圧能力は上がっているのでは。
しかし、やはり序盤の攻めの細さはいかんともしがたいところです。
楽に序盤を耐えられるようになればゴブリンや親和とも互角に渡り合えるようになるとは思うのですが。
3月14日A-ZERO COMPETITION 6位 池原 拓
ゴブリンランデス
白コン最盛期に対抗馬として浮上した土地破壊ゴブリン。
相手が少しでも出遅れようものなら、一方的な展開が期待できます。
しかし、この回は全体に速いデッキが多かったのと、《焦熱の火猫/Blistering Firecat》など一発屋なクリーチャーが多かったのとで多少分が悪かったようです。
コントロールデッキが中心にくるなら再びメタの中心としてマークする必要があるのでは。
3月14日A-ZERO COMPETITION 8位 心輝浪
マイア親和?
一見親和に見えんこともないですが、実はコンボデッキ。
マイアをポコポコプレイして《マナの残響/Mana Echoes》でマナを確保。
大量のマナを確保しつつ《起源室/Genesis Chamber》でトークンを生産して《頭蓋骨絞め/Skullclamp》でドローに変換。
最終的には大量のトークンで撲殺。
サイド後は勝ち手段も変更可能、増減も可能。
問題は親和デッキと同じ対策法で対処できる点か。
3月26日フライデーナイトマジック 3位 らいらーい
白単コントロール
白単コントロールとはいえ、《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》で土地をそろえる要素が投入されていて、より初期の形に近づいています。
コントロールデッキ同士なら土地をそろえたもの勝ちなので、同系デッキの潰しあいを想定するならかなりアリではないかと。
3月28日A-ZERO COMPETITION 16th 優勝 Can
UBグレ神話
数あるグレ神話のパターンの中では比較的新しい部類に入る青黒。
《爆片破/Shrapnel Blast》が外れて《残響する真実/Echoing Truth》が投入されています。
ダイレクトダメージは減ったものの、《減衰のマトリックス/Damping Matrix》や《墓穴までの契約/Grave Pact》といった厄介なパーマネントをメインから撤去できるのは親和メタが進んだ昨今便利なものだということで。
3月28日A-ZERO COMPETITION 16th 2位 リーダー@HAMA研
ゴブリン召集
ブロック構築の時から幅を利かせているゴブリン召集。
新しいパーツとして《頭蓋骨絞め/Skullclamp》を投入してドロー強化+墓地への埋めを図っています。
この手のデッキでは《落とし子の穴/Spawning Pit》が入ってるモノも見かけますが、このデッキには投入されていません。
その代わりメインから《粉砕/Shatter》を投入して親和への耐性を上げる方向にシフトしているようです。
3月28日A-ZERO COMPETITION 16th 3位 1号@長北
ゴブリン
あまり解説する余地もない赤単ゴブリン。
ベースのゴブリンに加えて《焦熱の火猫/Blistering Firecat》と《炎歩スリス/Slith Firewalker》、《金属モックス/Chrome Mox》で初速を上げ、《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》等親和対策が投入されています。
3月28日A-ZERO COMPETITION 16th 菊四@Anonymity
《抹消/Obliterate》+《機械の行進/March of the Machines》
「破壊されない」というテキストのついたカードが提供されると同時に話題になった《抹消/Obliterate》デッキのバリエーションの一つ。
このデッキも初期からバージョンチェンジを繰り返していますが、一番最近のこのバージョンでは《原野の脈動/Pulse of the Fields》を採用し生存性の向上を図っています。
タイミングを計った《機械の行進/March of the Machines》は親和系デッキにとって致命的なので、序盤さえ耐え切ってしまえばかなり有利に話を進めることができると思います。
問題は親和の初速が半端ではないので耐えるのが難しいことと、3色のため色事故の危険性が付きまとうということでしょうか。