BIG SHOT:6月の賞金首

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スカージお試しトーナメント優勝 なかむラさん組(NO.3)
サイカトグ(スカージ入りスタンダード)
基本パーツを順当に押さえた感じのサイカにスカージからは《致死の蒸気/Lethal Vapors(SCG)》を採用。
使用法としては《行き詰まり/Standstill(OD)》とあまり変わらないものの、こちらは相手側にクリーチャーが並んでしまって不利に追い込まれた後でも貼れるという意味で手札で腐りにくいみたいです。
貼った後からクリーチャー除去すればいいし。
ただ、手数の少ないデッキでは1ターン貰っても追加でカードが1枚引けただけで終わることも多く、コレ1枚でどれだけ儲けることができるか当たり外れは《行き詰まり/Standstill(OD)》より変動が激しいようなのでどちらがよいか結論するのは難しいようです。
スカージお試しトーナメント2位 長北1号
ゴブリンバーン(スカージ入りスタンダード)
《激発/Violent Eruption(TOR)》まで搭載され、火力で焼き殺すことに重点を置いたシフトになってるゴブリンズ。
スカージからは《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》が採用され、《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》などのライフ獲得手段や《神の怒り/Wrath of God(7E)》といった大量除去を駆使するデッキを相手にしても息切れしにくい構成を目指しているよう。
ただ、どうせならもっと大量に積んでも良かった気がせんでもしません。
スカージお試しトーナメント3位 ナカマツ@COPS
RB土地破壊(スカージ入りスタンダード)
黒赤という、エンチャントには全く手の出ない色で土地破壊を組むのは個人的にとても勇気のいることかと思います。
《聖なる場/Sacred Ground(ST)》が出ただけでゲームが終わってしまいかねないわけですから。
そこを「俺はそんなもんには遭遇しないぜ」と切って捨てデッキを尖がらせるという選択は決して無しではないって事をあらためて思い知らされたデッキ。
スカージからは《邪神の寺院/Temple of the False God(SCG)》が採用され、5ターン目に《燎原の火/Wildfire(UZ)》が撃てるようになってはいますが、枚数が少ないのであまり考慮しなくてもいいかも。
2色デッキなんで色の出ない土地を大量に加える余地は無いってことでしょうか。
6月20日フライデーナイトマジック1位 荷川取 佐
ステロイド
メインで《ナントゥーコ自警団/Nantuko Vigilante(LGN)》が入ってエンチャント等に対処できるようになっている点意外は極めてオーソドックスなステロイド。
6月20日フライデーナイトマジック2位 ヒロ@め
カンニングウェイク
微妙な調整のされた形跡のあるウェイク。
面白いのは《狡猾な願い/Cunning Wish(JUD)》に加えて《生ける願い/Living Wish(JUD)》も採用されている点。
クリーチャーデッキには強いものの、遅いデッキなので場で押していても時間切れになりやすいウェイク。
そこで一度場を掌握したあとは決戦兵器《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath(LGN)》を持ってきて短時間で勝負を決めるという選択ができるようになってます。
コントロール同士ならカウンターされない《ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery(JUD)》を持ってくることも可能です。
6月27日フライデーナイトマジック1位 ヒ
カンニングウェイク
こちらのウェイクはメインで《病みあがりの介護/Convalescent Care(ONS)》が採用されてます。
《ミラーリの目覚め/Mirari's Wake(JUD)》を貼った後は微妙に余るマナでちくちくライフが減ったりするこのデッキ。
その分を回収しつつ更にドローもしようという試みは面白いんじゃないでしょうか。
6月27日フライデーナイトマジック2位 Ito
黒単コントロール(タッチ赤)
黒単コントロールに《燃え立つ願い/Burning Wish(JUD)》を加え、ソーサリーを状況に合わせて持ってこようってデッキですね。
《魔性の教示者/Diabolic Tutor(OD)》でメインに1枚投入の決戦兵器を探してくるプランはどの黒コンでも普通にやっていることですがそれを更に推し進めてみようということでしょうか。
サイドに選択されているカードも非常に興味深く、《震央/Epicenter(OD)》まで入ってます。
撃たれて困るなら自分で撃ってやれってことですね。
《戦慄をなす者ヴィザラ/Visara the Dreadful(ONS)》が出た後で決めれば立ち直れるデッキもそうそう無いでしょうし。
スカージお試しトーナメント2 優勝 Ito@Anonymity
黒単コントロール(タッチ赤)(スカージ入りスタンダード)
上のデッキを更に推し進めて、《平穏/Tranquility(IN)》まで採用。
エンチャントにも対応できるようになってます。
エンドカードも《堕落/Corrupt(UZ)》だけでなく、《猛火/Blaze(6E)》まで用意されてるので《黒の防御円/Circle of Protection: Black(TE)》の前に立ち尽くすだけって事にはならずに済みそうです。
しかし、サイドボードで用途が被ってるカードが少々多いように思えるのでその辺をもう少し圧縮して幅の広いサイドができるようにしておけば全勝も可能だったかも。
スカージお試しトーナメント2 2位 主任@HAMA研
願望ストーム(スカージ入りスタンダード)
巷で最近話題に上がることも多くなってきた願望ストーム。
マナブーストから軽量の呪文を連発しストームの数を稼いで相手のライブラリを0にするのが戦略。
まだ日の浅いデッキなのでバージョンは複数有り、内容は固定されていないようです。
一応、このデッキの売りとしては《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が入って相手のパーマネントに対処できんこともないようになってる点があります。
8版で重要パーツの《早摘み/Early Harvest(MI)》が消えることが予定されているので寿命は短いかも知れませんがこの先しばらくは見かけることになるかも知れないデッキです。
スカージお試しトーナメント2 3位 リーダー山内
エルフ単(スカージ入りスタンダード)
ドイツからやってきたエルフ単に《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote(SCG)》を加え、よりクリーチャーをアンタップできるようになりタップで何かできるエルフを使いまわすギミックが強化されています。
《エルフの逸脱者/Elvish Aberration(SCG)》は安定して《森/Forest》を手に入れるのにも使え、場に出てしまえば《仕組まれた疫病/Engineered Plague(UL)》では死なない上に一気にマナを増やしてくれるので面白い選択肢のようです。
サイドの《最上位/Alpha Status(SCG)》もエルフが並んでしまえば軽い《旗印/Coat of Arms(EX)》として機能するのでクリーチャー除去能力の低いデッキにとっては結構な脅威になるようです。